どすこい山根康民日記

道路交通に関する事を中心に紹介しています。

造幣局大阪本局へ原付バイクに乗って出かけました

2024-09-01 10:54:46 | 日記
8/26、今日は大阪市にある造幣局大阪本局へ相棒(原付バイク)と一緒に工場見学に出掛けました。
というのも2024年7月3日に新紙幣が発行され、
既に手にされた方もおられるのではないでしょうか?
新紙幣を動かすと肖像の表情が変わる
3Dホログラム等の印刷技術の高さに驚きました✨
スゴイ!スゴイ!(^^)/
https://www.npb.go.jp/ja/n_banknote/
⇧新しい日本銀行券特設サイト

もし、ここで「おやっ?」と思われた あなた
素晴らしい見識です(*´▽`*)

私は、勘違いしていましたが結論から述べますと
新紙幣(銀行券)は、造幣局ではなく
国立印刷局でつくられています。
一方、硬貨(貨幣)は造幣局でつくられています。
この事を今まで知りませんでした💦💦

さて造幣局大阪本局への原付旅の始まりです。
造幣局の工場見学は事前予約制になっているため、
申し込んだ日から当日の天気が気になっていました。
天気が良ければ原付で出掛けますが、
雨天の場合は、高速バスで行こう…と考えていましたが、
晴れてくれたので良かったです👍

この日の天気は、晴れ後雨で、夜遅くに雨が降る予報でした。
ただ帰り道は、紀の川市からパラパラっと雨が降ってきたので、
カッパを着用しましたが、5分ほどで止みました。
そのままカッパを着ていましたが、みなべ町まで来たとき
「これは、雨に打たれることなく白浜まで行けそうや!」と安堵したものの
田辺市へ入ると強い雨に打たれました((+_+))
天気の話が長くなりましたが、写真は田辺市新庄町にある田鶴(たづ)交差点
朝6時に白浜を出発、工場見学開始時刻は13時00分なので
余裕をもって出発しました。

印南町 切目大橋から紀伊水道を眺める
う~ん 良い天気(^^♪

由良町にある温度表示は24℃
走っていて気持ちが良いです。

紀の川市貴志川町井ノ口にある星子橋東交差点付近
前回の大阪府八尾市へのツーリングは、この交差点を直進しましたが、
今回は大阪市内という事で左折します。

井ノ口大橋付近
これから正面の和泉山脈を越え大阪府へ走ります。
このあと、ここから少し走った先にある岩出市船戸南交差点の道路交通調査を行いました。
当該交差点の渋滞緩和の可能性についてレーン運用及び、
信号運用変更を含めた改善要望をを行うため、
現況調査を行いましたが、資料を作成し後日、
JAF関西交通安全実行委員会 和歌山支部に提出予定です。

えっと…造幣局へ行くんじゃなかったのですか?
一人ツッコミしていますが大丈夫です。
その為に時間に余裕をもって出発しました(笑)

和歌山県岩出市と大阪府泉南市の府県境に来ました。

この道から大阪へ アプローチするのは久しぶりです(^^)/

関西空港口交差点
相棒(原付バイク)も順調に走ってくれています。
第二阪和(国道26号)は、渋滞がなければ道幅も広く走りやすいです。

大阪府高石市西取石交差点
ここまで来ると堺市はもう目前です。

少し早いですが、第二阪和沿いにある やよい軒高石店で昼食

早めの昼食を済ませ、堺市の安井町交差点
ここで左折してフェニックス通りを走ります。

堺市 海山町南交差点
ここで海山(みやま)の地名を見ると三重県の旧:海山町(現:紀北町)を思い出します。
もう少し先の右手には、大きなイオンが見えてきますが、
いよいよ大阪市が近くなってきました。

大和川を渡って大阪市に入りました

https://maps.app.goo.gl/FDW4CWZUk1znXDEW7
⇧大阪市住之江区 粉浜
この付近で歩道の左端から車道に向かって歩いてくる
メガネをかけた中年女性が少し離れたところから見えました。
「う~ん?」と思いましたが、次の瞬間
歩道と車道との境目で*グリコポーズ をするのです。
*大阪道頓堀にある両手を挙げて走るポーズのネオンサインで知られています。
イヤイヤ…ちょっと待って💦💦
左端を原付で走っている私には、軽く怖かったのですが…
そのまま車道へ飛び出して来たら私と接触していましたよ((+_+))
久しぶりに都会を感じました(*_*;

大阪市 大国交差点 都会やなぁ~
「大国町、大国町。四つ橋線はお乗り換えです」の地下鉄のアナウンスが思い出されます。

四つ橋筋を北上します。
写真は、新町1南交差点付近
こんな大都会でも相棒(原付バイク)は、いつも通りに元気よく走ってくれます。
この先の肥後橋交差点を右折して、土佐堀通を走り堺筋へ向かいます。
いよいよゴールが近くなってきました。

エコステーション21なにわ橋に到着
前回、大阪地裁へ裁判員裁判の傍聴時に利用した以来です。

この駐輪場は、交通のアクセスも良く料金もお手頃なので有難いです。

料金表 原付バイク(50㏄以下)8時間以内200円、
自動二輪(50㏄超)8時間以内300円
https://www.keihan.co.jp/traffic/safety/parking.html
⇧詳しくは、京阪電車 駐輪場サイト

地下駐輪場から地上に出て北浜駅まで歩きます。
天気が良くて本当に良かった(^^)/

振り返ると大阪市中央公会堂が見えます

難波(なにわ)橋を渡っていると水上バスが見えました。

堺筋線 北浜駅

北浜駅から南森町駅まで1区間だけ乗車します。
2018年に大阪市営地下鉄から大阪メトロに変わりましたが、
もしかしたら大阪メトロに変わってから
初めて乗車したかも知れません((+_+))
接近(メロディ)音のパパパパーン…は変わっていませんでしたが、
ホームドアの設置や列車接近の電光表示板が多言語になっていました。
https://www.youtube.com/watch?v=SqVY8CZCz7M
⇧Osaka Metro メロディ全集 (大阪メトロ) NMBCさん

南森町駅から歩いて造幣局大阪本局に到着しましたが、外観に歴史を感じます。
13時00分からの工場見学の予約ですが、15分前には着いたので受付をします。

造幣局

JAPAN MINT
造幣局ってミントなんですね。

造幣博物館等の案内掲示があります

造幣博物館 案内拡大

造幣局150周年

造幣博物館の案内

コインの世界につれてって!
何だか造幣局らしからぬアニメチックなポスターが良い感じです。
9/16迄ですが、多くの人に訪れて頂けたらと思います。

造幣局構内に入り入門手続きを済ませました

開始時刻までミントショップ2階で待ちます

見学者であることが分かるようにバッチを付けます。
この時の工場見学参加者は、合計13名
内訳は、小学生7名と付き添いのお母さん5名と私
夏休み期間ということもあり子供さんが多いですね。

時間になるとガイドさんから工場見学に関する説明後、DVD上映が始まりました













本日出来立ての?500円玉✨✨

無人のフォークリフトが向かったのは…

たくさん載った500円玉の入った袋を運びます。
この時、クイズが出されました。
「あの500円は全部でいくらでしょうか?」
「答えは5,000万円です!」一同えっ!Σ( ̄□ ̄|||)ビックリ

あっという間に五千万円が運ばれて行きました。

造幣局コインキャラクター

キャラクター全員集合

何だかカワイイなぁ

小さな子供もお金に関心を持ってくれそうです。
また途中、男の子がギザ10(じゅう)についてガイドさんに質問していました。
えっ!ギザ10を知っているなんてスゴイ!

造幣局が発行したギザ10(ギザ付きの10円硬貨)は、
昭和26年(1951年)から昭和33年(1958年)の間に発行された貨幣です。
当時の最高額面である10円貨を象徴するために縁にギザギザがつけられていました。
★引用:造幣局Q&Aより

私が工場見学の際、ガイドさんの解説で気付かされたのは5円玉です。

5 円のデザインは、昭和24年(1949年)当時の日本の主な産業
(稲穂が農業、水が水産業、歯車が工業)を表し
裏面の双葉は、戦争が終わって
新しく民主国家になった日本を象徴していると初めて知りました。
反対側に小さく双葉がある事に、今まで全く気が付きませんでした。
さて工場見学を終えて造幣博物館に入ります。

https://www.youtube.com/watch?v=1PbRPVVseJ8&t=12s
⇧コインくんと造幣局工場見学「お金ってどうやって作るの?」
造幣局 / Japan Mint チャンネル
工場見学について、こちらのYouTubeでもご覧頂けます。


貨幣の基本的役割

貨幣には、3つの大きな役割があります。
それは、①交換の仲立ち、②価値の共通尺度、③富の貯蓄という役割です。
それでは、それぞれの役割について説明します。

①交換の仲立ち
昔は貨幣というものが存在していなかった時代では、
私たちは「物々交換」によって欲しい物を手に入れていましたが、
欲しい物と相手が交換したい物が合わなければ、交換は成立しません。
これでは経済活動は円滑に進みません。
そこで、経済活動を円滑に進めるための手段として、貨幣が登場します。
貨幣とは、社会を構成する人々が認める交換の仲立ちをするもので、
貨幣を持っていれば、誰でもが自分の欲しい物が「手に入れられる」ということです。
このことが最も重要な貨幣の役割なのです。

②価値の共通尺度
美味しい肉には高い値段(価値)がついているといった価値の共通尺度を表すために、
商品に〇〇円という値段をつけて経済活動を行っています。
このように「値段(価値)」という貨幣の共通尺度によって、
すべてのものがスムーズに市場で売買されることが可能なわけです。

③富(ふ)の貯蓄
貨幣を使わず手元に溜め込んでおくことを預貯金といいますが、
これは価値を貯蓄するということです。
貨幣を貯蓄手段として使えば、
いつでも必要に応じて貯金を引き出して欲しい物を手に入れることができます。
つまり、貨幣を貯えることは購買力を高めることであり、
価値を貯めこむことになり、老後のために備えるという役割もあります。

1円、5円、10円、50円、100円、500円のコイン

造幣局は、令和3年に創業150周年を迎えました

明治4年(1871年)、造幣局はここ大阪の地で創業しました。
また、同年には近代的な通貨制度が定められ、
わが国の通貨単位「円」が誕生しました。
造幣局は、創業当時においては、わが国近代工業の先駆的役割を果たし、
その後においても、経済や産業の発展とともに、
幾多の変遷を経ながらも着実な歩みを遂げて参りました。
造幣局及び貨幣の歴史が詰まった当館の展示をご覧になれば、
皆さまの中にも日本の近現代史に対する驚きや発見があるかもしれません。
皆さまが造幣局に興味を持っていただける機会になれば幸いです。

造幣局博物館

造幣博物館ご来館記念 2024年8月26日

同縦版

何と造幣局では、本物の金塊に触れる事が出来ます。

おおっ 古代から多くの人を虜にする金✨✨

金塊に、さわっちゃいました(*´▽`*)
ちなみに8月26日現在
金塊2億426万円 重さ約15.9119㎏、銀塊 時価522万円 重さ約33.4885㎏
ヒエェ…2億ですよ Σ( ̄□ ̄|||)
これで私の金運は、メチャメチャUPしたかも(笑)
造幣局すご過ぎます(^^♪

時代劇に出てくる千両箱

千両箱を実際に持つ事も出来ますが、何と約20㎏も重さがあります。
お主も悪よのを…お代官様こそ…ワハハは

造幣博物館ホールには、大きな時計があります

大時計 1876(明治9)年製

工作方技師大野規周が、1876(明治9)年6月に製作したものです。
当時の金銀貨幣工場の正面に取り付けられていたもので、
局内に時刻を知らせていました。
1998(平成10)年1月に修理を行い、
明治の音そのままに刻を告げる鐘の音を響かせるようにしました。

造幣博物館を出て少し歩くと造幣局旧正門があります。

明治の趣を今に伝えています

造幣局旧正門
昔は道路が発達していなかったので、川を使った水運で物を運んだことから
川沿いに正門があったとの事です。
この付近、桜の通り抜けの時期になると大勢の見物客で賑わいますが、
今はとても静かです。

さて帰りましょうか…造幣局に行く時は気が付きませんでしたが、
国道1号の歩道を歩いていると

大塩の乱 槐(えんじゅ)跡

ここに天保八年(一八三七)二月
大塩平八郎の砲弾で裂けた樹齢二百年の槐があったが枯死した。
よって新たに若木を植え歴史の証人の生命を伝える

昭和五十九年三月三十日 建設省大阪国道工事事務所

えええっ!大塩平八郎って歴史で習ったけど名前しか覚えていませんでした。
何をした人なのか?ウィキペディア(Wikipedia)で調べて読みました。

読み終えて経世済民(けいせいさいみん)を思い出しました。
意味は、国や世の中を治め、人々を救うことを意味する四字熟語ですが、
この頃すでに一部の人間だけが潤い、
多くの民が日々の暮らしに困窮していた様子、
黒船来航による江戸幕府の混乱、
世の中が大きく大きく変わろうとしていた背景を知ることが出来ました。
あまりにもポツンと碑が立っているだけで、
殆どの人が気付かないのでは?そう思ってしまいました。

今回、新紙幣を造幣局でつくっている…という勘違いをしたまま工場見学をしましたが、
そのおかげで造幣局やお金について学ぶことが出来ました。
また私と同じように勘違いをされている方もいるようで造幣博物館の一角には、
トリビア番外編 ご存じでした?造幣局では「お札」は作っていないんです!
というコーナーが設けられていました。

宮崎駿監督によるアニメ映画「ルパン三世カリオストロの城」をご覧になった方は、
精巧な「偽札」を印刷している地下工場のシーンで、
「まるで造幣局ではないか!」という銭形警部のセリフを覚えている方もいると思います。

https://www.youtube.com/watch?v=HKeMOGZXyLQ
⇧[本編プレビュー] ルパン三世 カリオストロの城 |"LUPIN THE 3RD: THE CASTLE OF CAGLIOSTRO"(1979)
TMSアニメ公式チャンネル【アニメ制作60周年】
銭形警部のセリフは、この動画では視聴出来ませんが雰囲気だけでも伝わればと思います。

実際、造幣博物館を見学される方から、
「造幣局ではお札を作っているんですよね」や、
お札に関する質問をよくたずねられます。
しかしながら、銭形警部と同じく誤解されている方が多いのですが、
造幣局では「お札」は製造してはいません。
造幣局で製造しているのは、コイン(貨幣、硬貨)やメダル(賞牌)、勲章(くんしょう)や
褒章(ほうしょう)など、金属製品です。
それでは、「お札」、つまり「紙幣=日本銀行券」を製造しているのはどこでしょう?

答えは「国立印刷局」です!

国立印刷局は、造幣局と同じく明治4年(1871年)に
大蔵省紙幣司(おおくらしょう しへいし)として創設されました
(同年8月に紙幣寮(しへいりょう)と改称)。
現在は、造幣局と同様、財務省が所管する独立行政法人という組織として、
お札である日本銀行券の製造のほか、
法律などの政府の情報を公的に伝える官報(かんぽう)の編集、
印刷及びインターネット配信、パスポートや印紙・証紙、切手などを製造しています。

国立印刷局が製造し、今年の7月3日から発行が開始されている新しいお札については、
すでに手にしている方もいると思いますが、これらの新しいお札には、
従来からの偽造防止技術である「潜像模様」や「特殊発光インキ」などのほか、
「深凹版印刷」「高精細すき入れ」「3Dホログラム」といった最新の偽造防止技術が施されています。
また、識別マークの形状及び配置を変更したり、額面数字の大型化により、
ユニバーサルデザインを追求し、今まで以上に、誰もが使いやすい「お札」になっています。

なお、お札のことや国立印刷局についてもっと知りたい方は、
同局ホームページのほか、同局が運営する「お札と切手の博物館」(東京都北区)を訪ねてみましょう!


アハハ!勘違いとはいえ楽しい原付旅でした。
今度は、国立印刷局へ原付で行こうかなぁ~( *´艸`)
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。