どすこい山根康民日記

道路交通に関する事を中心に紹介しています。

由良洞隧道(旧由良トンネル)まで寄り道しながら走る

2024-01-21 21:15:03 | 日記
1/21、お昼から由良洞隧道パトロールに出掛けましたが、
風が少し強かったけど比較的暖かったので、
相棒(原付バイク)と走るのには良かったです。

梅の花が咲いていました。

早いなぁ~まだまだ寒くなると思うけど…
暖かくなったので、梅も勘違いしたかも知れないですね。

印南町切目崎から紀伊水道を眺める

うっすらと徳島の山なみが見えます

御坊市名田町にある仏井戸
国道42号からも見えますが、これまで素通りしていましたが、
今回、何となく気になり初めて立ち寄りました。

仏井戸・上野王子旧地(熊野参詣道 紀伊路)の紹介
階段を降りて正面、北側の壁面の石材に石仏三体
(中央ー阿弥陀如来坐像、左ー地蔵菩薩立像、右ー観音菩薩立像)が彫られています。
像高は、約25㎝で室町時代末期頃の作と推測され、
普段は井戸の水の中にあり見ることはできません。
仏井戸のように仏像を井戸の中に祀ることは、
全国的にも珍しいと思われます。

上野の地は、『中右記』や『後鳥羽院熊野御幸記』にも記され、
熊野参詣の際の祭祀の場であったとともに、
上皇や貴族の休憩所や宿舎とされるなど、
中世相当重きをなしていたと思われます。
江戸時代に書かれた『紀伊国名所図会』には、
仏井戸が上野王子の旧地であると記され、
老人が仏井戸を拝んでいる絵図とともに紹介されています。
参詣道の移動した江戸時代初めの頃に
上野王子の位置も移ったと考えられています。

室町時代?あまりにも遠い時代なのでピンときません((+_+))
参考:室町時代(1336〜1568年)

古くからある事がわかりました。
動は消えても静は遺る?
なぜか頭にこのような言葉が浮かびました。

仏井戸の外観

仏井戸について

この井戸の中に仏さまが祀られているんですね

御坊市名田町
冬晴れの良い天気ですが風が強いです。
吹き流しが真横になっています。

気になって少し寄り道
過去にこの道は走っていますが、今回は更に脇道に入ります。

小さな案内板を発見

清姫の草履塚

清姫の草履塚 全景

清姫の草履塚
案内が書かれていますが、一部文字が消えています。

祓井戸にある。
清姫が安珍を追うて来たとき、
そこにあったまつのまつの大木に
登って安珍の行方を見ると、
もう日高川を渡っていた。
そこで清姫は草履を脱ぎ捨てて
(草履を松の枝に掛けたともいう)
はだしで安珍を追ったという。
一説に安珍がこの松に袈裟を掛けて
逃げたので袈裟掛けの松ともいい、
また袈裟掛の松は別だともいう。
今はない。

十三塚 ここは国道42号沿いにあります

十三塚

宝筐印塔を中央にして、
左右に十二基の五輪塔が祀られています。
里伝によれば、昔、出羽国羽黒山の山伏一行が熊野参詣の折、
この海で阿波国の海賊に殺されたのを、
里人が哀れんで葬り供養したと伝えられています。
元々は祓井戸の畑地にあったが、
国道改修のため現位置に移されました。

十三塚の紹介碑

十三塚左側

十三塚右側

この境界杭に少し興奮?しました

最近、見る機会が減りましたが建設省という名称
建設省と聞いてもピンと来られない方もおられるかと思いますが、
現在の国土交通省になります。

祓井戸会館前交差点にて

パンダの左右確認の表示があります。

何年か前に白浜の交通安全協会様に設置を提案しましたが、
まだ白浜では見た事がありません(私が見落としているだけなのかなぁ?)
「パンダのまち白浜」と謳っている白浜町に、
このようなパンダの表示が無い事を少し残念に思います。

地域の遺跡等についてまとめられています

二階俊太郎翁頌徳碑

石碑の説明書き

拡大

まさか?私は滋賀県に来てしまったのか(笑)

こんな所で、とび太くん?にお会い出来るとは(ノД`)・゜・。
映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて」で登場した人気キャラクターの
とび太くんに、和歌山でもお目にかかるとは(^^ゞ
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/dailynewsonline/entertainment/dailynewsonline-2912289?redirect=1
⇧『翔んで埼玉』続編に出演する杏、滋賀のプリンスに変身した写真を公開。「とび太くんと一緒」にポーズ

映画では“日本埼玉化計画”が進めらている?との事ですが、
和歌山では、“和歌山滋賀化計画”(笑)が進められているのか((+_+))
滋賀県…恐るべし
こういう発見が出来るのが、寄り道のたのしさです(^^♪

日高町萩原交差点近くにある温度表示は13℃
今日は、暖かく感じます。
これから由良洞隧道へ向かいます

迂回を推奨する案内板

由良洞隧道までの道は、道幅も狭く落石もあるので、
決して無理な走行をされないようにお願い致します。

今日も普通に落石があります(笑)
原付きなので問題ありませんが、危ないので落石を移動させます。

いつもの由良洞隧道

排水路に異状は見当たらず

坑口付近も問題なし

排水路に大きな落石もありませんでした。

同じく西側の排水路も異状なく
このあと由良洞隧道を抜けて日高町から由良町に入ります。

由良洞隧道を由良町側から写します

由良洞隧道手前(右側)の道は、以前からどこへ繋がっているのかなぁ?と
思っていたので今日は、走る事にしました(^^♪

由良洞隧道から見ると左側の道です

この道を下ります。
この時に思ったのは「多分、この道は由良町阿戸地区へ下りていく道なんやろうなぁ~」と
思っていましたが、結論から述べますと、全く予想に反した行き止まりの道でした。
結局、集落へ下りる事も出来ず、同じ道を往復する事になりました((+_+))

引用:国土地理院地図

おやっ?左の斜面に階段が見えます

何の階段だろう?このあと上ります。

階段を上った先には、ドコモの電波鉄塔がありました。
現在、設備の更新作業?を行っているようです。

ここは由良基地局のようです。

木々の隙間から上空を見ると電波鉄塔の上部が見えます

電柱が見えてきました

NTTの表示がドコモ53というのもオモシロイ

ドコモの鉄塔からほど近い所にも また鉄塔が見えます

こちらはauの鉄塔になります。
KDDI株式会社 紀伊由良基地局

先程のドコモ鉄塔への資材を運搬するモノラックがあります

こんな山の中でも携帯会社各社さんの努力で、携帯を当たり前に使えている事に感謝します。

凸凹の山道を走ります。一部急な坂道はコンクリートで舗装されていますが、
他の区間は、車1台分の幅しかなくデコボコのぬかるんだ道です。
写真の場所は、ちょうど山の尾根になります。
携帯の鉄塔があるので、きっと麓(ふもと)の集落まで、
道は繋がっている…と思っていました。

しかし、まさかの行き止まり(T_T)
えっ💦💦また来た道を帰らないといけないの…
何とも言えない気持ちになりました。

結局、由良洞隧道までは23分かかりました。
路面状態が悪く、さらにガードレールも無いので、
万一、転落でもしたら…と考えると怖かったです。
そのため速度は10㎞も出ない位の ゆっくりでしか走れませんでした。
オフロードのバイクなら、もう少しスピードが出せるかも知れませんが💦

原付きでツーリングされている方のなかには、もしかしたら私と同じように、
気になる道を見つけたら走りたくなる!?という方もおられるかも知れないですね。
大きなバイクだと、このような凸凹道は危なくて入って行かないと思いますが、
原付きだと身軽なので、私の場合、好奇心の赴(おもむ)くままに走る時もあるので、
気になる道を見つけたら入ってしまいます。

今回は、通り抜ける事が出来ず残念でしたが、好奇心というか
少し不安を感じながらも冒険するワクワクする気持ちが楽しかったです。
結果的には、良い探検?が出来ました(笑)

由良洞隧道から高家王子へ
社務所にあった伊勢神宮のポスター
またお伊勢さんにお詣りに行きたくなりました。

高家王子の鳥居

高家王子社殿の背後には大きな木があります

高家王子の紹介

拡大

今日は、清姫の草履塚を見た事もあり道成寺へ向かいました。
道成寺参道の石段

長い階段が続いています

①石段の不思議
階段を下から見るのと上から見下ろすのでは、
目の錯覚を利用した遠近法が用いられているとの事です。
初めて知りましたが、大昔の人々にそのような知恵があった事に驚きました。

階段を上ります

階段を登り切って階段下を見ます。

こうして見ると階段下が遠くに見えます。

仁王様

仁王様

②仁王門の不思議

正面に道成寺本堂が見えます

この木の下に安珍と釣鐘が埋められている?そうです

木の根元には説明書きがあります

三重塔

③三重塔の不思議

本堂ですが、私が訪れた時は、もう扉を閉めようとしていました。

係員さんが本堂の扉を閉めていました

重要文化財 道成寺本堂
室町時代天授4年(1378年)

⑤御開帳の不思議

⑥娘道成寺の人気

⑦無き鐘ひびく道成寺

④鐘楼(しょうろう)の位置

木(二代目入相桜)について説明書き

拡大

桜の全体写真

重要文化財 道成寺仁王門 江戸時代

二代目鐘楼跡


今回は、由良洞隧道パトロールだけでなく
気の向くままに寄り道を楽しみました。
よく利用する国道42号の近くにも、
知らなかった史跡があったりして楽しかったです。

しかし室町時代からの史跡には驚きました。
室町時代と言えば、足利義満、足利尊氏、金閣寺、一休さん…
歴史で習ったなぁ…程度しか浮かびませんが、
最近、地域の歴史にも少し興味が出てきました。
また相棒(原付バイク)と一緒に、小さな旅を楽しめたらと思います( *´艸`)
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。