どすこい山根康民日記

道路交通に関する事を中心に紹介しています。

三重県御浜町(みはまちょう)神木(こうのぎ)地区と新宮市神倉(かみくら)神社参拝

2021-05-11 19:37:18 | 日記
5/11、三重県御浜町(みはまちょう)神木(こうのぎ)地区と新宮市の神倉神社へ行って来ました。
御浜町の神木地区は、先月(4/20)、三重県と滋賀県の県境にある鈴鹿峠へ行く際、
鹿が飛び出して来て、あわや接触事故を起しそうになった地区です。
これまでも景色の素敵な所という印象はあったのですが、
神木地区を目的地にして訪ねたのは、初めてでした。

また新宮市の神倉(かみくら)神社は、御燈(おとう)祭りという火祭りでも有名ですが、
この近くの国道42号は、何度か通っていますが、神倉神社を訪れたのは、
今回が初めてでしたが、訪れた2ヶ所とも偶然ですが、神の名前が付きます。ありがたいです(^^ゞ

主な走行ルートは、国道311号→三重県御浜町神木→国道311号→熊野市→
国道42号→新宮市神倉神社→国道42号→串本町→国道42号→白浜町
走行距離 約248㎞





三重県熊野市紀和町の小川口交差点になります。
ここは、和歌山県と三重県の県境を流れる北山川に掛かる
瀞大橋を渡って三重県側の最初の交差点になります。
ここを日中に通るのは、久しぶりです。普段は、深夜や早朝に通っています。



同交差点から北山川上流部を写す

信号を真っ直ぐ、北山川沿いに進むと湯ノ口温泉へ行きます。
湯ノ口温泉へは、車でも行けますが、トロッコ電車に乗って行く事も出来ます。

瀞大橋 この橋を渡ると和歌山県になります。

北山川の対岸は、和歌山県新宮市熊野川町嶋津地区になります。
小川口交差点からは、熊野市方面に国道311号を走ります。


三重県御浜町神木(こうのぎ)地区
後ろの高い山を背景に田畑が広がる風景が、とても良い感じに思っていました。
この山を越えると和歌山県北山村になります。

私が神木地区について気になったのは、この案内板にあるイヌマキです。
イヌマキって初めて知る名前でした。

神木地区の観光案内

案内板の近くには、ミカンも販売されていました。

観光案内の拡大

イヌマキについて
本州一のイヌマキの巨木
本州最大の巨木で、胸高周囲は約5.7mと
鹿児島県鹿屋市のイヌマキに次いで全国第2位となっています。
樹勢は良好で樹幹に空洞等もなく、
樹高は約20mの巨木ならではの雰囲気を放っています。
推定樹齢約800年。
狩かけの宮、狩りの神様として祀られています。

本州一というのも、なかなかスゴイですね(^^ゞ

本州一のイヌマキの巨木
全体がうまく撮れませんでした(;^ω^)

西地のイヌマキ 御浜町の文化財(天然記念物)

イヌマキは、マキ科マキ属で暖地の林野に生える常緑高木である。
本州では、主として関東から南の太平洋岸に分布し、特に紀伊半島に多い。
分布の北限は、鳥取県である。
雌雄異株で五月頃開花し、その年の十月頃 種子は成熟する。
樹冠は垂直で水に腐りにくいところから、風呂桶、土木器具等に用いられる。
このイヌマキは、胸高周り5.65m 高さ約20mあり
イヌマキでは全国第二位の大木である。
古老の話しでは、ここの屋敷跡は寺院跡ではないかといわれている。

環境省自然環境局生物多様性センターのデータによる
御浜町教育委員会

この時に初めて、イヌマキという木は、水に腐りにくいという事を知りました。

三重県指定天然記念物「神木のイヌマキ」

イヌマキの巨木には、しめ縄が飾られています。

あれっ?この白い石 熊野市の産田神社と同じような感じだ…と思いました。

イヌマキの巨木周辺の様子
この時は、田植えを控えて、水が引き込まれていました。









御浜町神木(こうのぎ)
国道の地名表示だと「かみき」という地名かなぁ?と思っていましたが、
こうのぎ と読むんですね。
三重県御浜町神木地区
道路管理者の方には、予算の都合もありますが、
地名標記に関しては、ローマ字併記して頂けると地域の観光面からも良いかと思います。

さて御浜町神木地区を後にして、熊野市まで走りました。
というのもガソリンを給油したかったので、そのまま国道311号を走っていたのですが、
ふっ何か気配を感じたので、後ろを振り返ると



案山子(かかし)ですか?何だか案山子さんの表情ちょっと怖いなぁ((+_+))
熊野市内でガソリン給油後、今度は、国道42号を新宮市方面に走りました。

今日最後の目的地、新宮市の神倉(かみくら)神社
御燈(おとう)祭り(動画) でも有名ですが、ここへ来たのは、初めてでした。

神倉(かみくら)神社について

石段を上がられる方へのご注意
この時は、まだ石段の凄さを知りませんでした。

橋を渡って右手に社務所



神倉神社
御祭神 高倉下命(たかくらじのみこと)天照大神(あまてらすおおみかみ)
例祭 二月六日夜
御灯祭りという古儀の特殊神事として名高い。
白装束に身を固めた祈願者が神火を松明にうけて
急坂(源頼朝公御寄進の鎌倉式石段)を馳下る壮観な火祭りである。
御由緒
熊野権現として有名な熊野速玉大社の摂社である。
熊野三山(速玉・那智・本宮)の主神降臨の霊地、
熊野信仰の根本とも申すべき霊所である。
御祭神高倉下命は、建国の功臣、熊野三党(宇井・鈴木・榎本)の祖として知られ、
農業漁業の守護神として御神徳が高い。

境内には、このような川の流れがあります。











石段が見えてきました。

鳥居をくぐると急な階段が続きます。

写真では、分かりにくいかと思いますが、かなりの急勾配です。
私は、前の階段に手をつかないと登れませんでした。
階段をあがる?というより崖を登る?という感じです。









階段の途中にあった御社
まだまだ階段は、続きますが、ここからは勾配が緩くなり
手をつかなくても、上がれました。

階段下を見下ろすと こんな感じです。





鳥居が見えてきました。
あと少しです。

鳥居を抜けると手水鉢(ちょうずばち)が右側にあります。



この手水鉢は、寛永8年(1631年)2月に寄進されたとの事。
400年近く間の手水鉢が現役とは…恐れ入りました(;^ω^)





大きな岩(ゴトビキ岩)がご神体となります。








眼下には、新宮市内の町並みが広がります。
素晴らしい眺望でした。
今回、初めて神倉神社を訪れましたが、大変勾配のきつい階段(石段)をあがりましたが、
来て良かった!と思いました。
将来、足腰が弱ってくると、とてもではありませんが、上がる事は出来ないと思います。
またこの急な石段を松明片手に駆け下りる!というのも凄いなぁ(;^ω^)と思います。

さて帰りは、国道42号を海を見ながら走ります。
特に写真は、撮っていませんが、浜松から300㎞地点という事で、
串本町津荷(つが)にあった標識で記念撮影

いつの日にか、静岡県浜松市の国道42号の起点を訪ねたいと思います。
国道42号沿いに住む和歌山県民にとって、静岡県の自治体名で
最も目にするのが、この浜松かと思います。







ちょっと分かりにくいですが、この辺りに浜松から300㎞の標識があります。

ちなみに350㎞は、すさみ町周参見と旧日置川町(現:白浜町塩野)の境界付近が、
350.1㎞になるそうです。トンネル内なので、350㎞の表示は見当たりませんでした。

時々、このブログでも紹介させて頂いていますが、
原付バイクでのツーリングだと、細い道や狭い所でも止めやすいという利点と
違和感なく?その地域に溶け込める?点も良いですね。
これからも、様々な事情が許す限り、原付バイクでの旅を続けたいと思います。