食・飲・読の日記

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居酒屋ぼったくり10@秋川滝美

2019-06-27 17:32:20 | 本(あ)
  居酒屋ぼったくり10@秋川滝美 

あらすじ(「BOOK」データベースより)
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情があるー旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第10巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!




前作第9巻の読書感想文はこちら
1話目から3話目まで一気読み! 居酒屋ぼったくりの店主・美音の妹・馨の活躍(?)により、美音と要の結婚が現実のものとなりそうなところまで話は進みます。進むって言ったってねぇ、美音の律儀すぎるところ、お堅すぎるところ、こだわりすぎるところがいちいち障害になるんだけど、それを解決する要の頭の良さと頭の回転の速さとそれを実現するパワーがすごいっ! 美音ったらもうちょっと要を頼ればいいのに、と文句を言いたくなるほど。でもそんな美音が要の愛する人なんだかよねぇ。はぁ、要、かっこいいっ! それから美音と馨、ご近所さんやぼったくりのご常連さんたちからの愛されっぷりがすごい。もう家族。いや家族を超えているかも。一生懸命生きてきたふたりを知ってるからこその思いが、ほんと、すんばらしい。こんな人たちのいる町に住みたいな。4話目は居酒屋ぼったくりらしい人情があふれててほんわか温かな気持ちに。5話目は美音と馨のお話。両親を亡くしてからずーっと一緒だったふたりがいよいよ離れ離れになる、その心中にはそれぞれ思うところがあり、それはいつも相手の幸せを願っているってこと。姉妹だけでなく、町中の人がそれぞれみんなの幸せを願ってるんだよね。すごい町だよ、ここは。今回は馨の活躍が光っていたような気がします。妹気質の馨だけど、大人になってるんだなぁ。美音と全然違う性格だけど、きっちりしたところがそっくりだったりして、ちょっとおもしろかったです。

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