食・飲・読の日記

日々の食べたり読んだりを綴ります♪

かすていらのきれはし 読売屋お吉甘味帖@五十嵐佳子

2021-10-14 16:15:36 | 本(あ)
  かすていらのきれはし 読売屋お吉甘味帖@五十嵐佳子 

あらすじ(「BOOK」データベースより)
読売書きお吉は、新米絵師のおすみに頭を悩ませていた。時間に遅れ、言い訳ばかりで絵はいまいち、失態の責をなすりつけるーまさに当世風の問題児。お吉は、人気の娘義太夫若駒への聞き取りの際、異国の物と思しき美しい器と出会う。その直後、若駒宅へ泥棒が!さらに火付けも起こり、若駒は姿を消す。その身を案じたお吉は、おすみと共に行方を捜すが…。




第二弾 わすれ落雁 読売屋お吉甘味帖の読書感想文はこちら

新米絵師のおすみ、よくしゃべり絵は描けず、人の嫌がることをずけずけ言う、こんな新人いる?って感じ。おすみと組まされたお吉のイライラがよくわかる! しかも絵描きの真二郎とは全然別行動。悲しすぎる。それでもお吉はおすみの面倒を見るのよね、いい人すぎるわ。しかも事件に巻き込まれ、またもや危ない目に。読売屋だけあって、事件が寄ってくるのか、事件の気配を感じ取ってしまうのか、まだまだ新人のお吉だけれど、肝が据わってきてる感じがしました。お吉の仕事に対する姿勢がしっかりしてきて、真二郎の手助けなしでよく頑張りました。お菓子の描写は相変わらずおいしそう。馬琴先生との会話は楽しいアクセント。米問屋の運び屋で力持ちのおたつさんが気持ちのいい人で、ホッとしました。先輩読売書きのお絹は相変わらずだけど、おすみにピシャッと正論を言うところはスカッとしたわ。そしてほんのちょっぴりしか登場しなかった真二郎、いつもお吉に寄り添っていてくれているようで、キュン。このふたりがどうなるのか楽しみです。


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