アノニム@原田マハ
あらすじ(「BOOK」データベースより)
ジャクソン・ポロック幻の傑作「ナンバー・ゼロ」のオークション開催が迫る香港。建築家である真矢美里は七人の仲間とともにオークション会場へ潜入していた。一方、アーティストを夢見る高校生・張英才に“アノニム”と名乗る謎の窃盗団からメッセージが届く。「本物のポロック、見てみたくないか?」という言葉に誘われ、英才はある取引に応じるが…!?ポロックと英才、ふたつの才能の出会いが“世界を変える”一枚の絵を生み出した。痛快華麗なアート・エンタテインメント開幕!!
かっこよすぎる8人の仲間たち、アノニム。彼らは美術品を救うために窃盗を働きます。今回の現場はオークション会場。ジャクソン・ポロックって実在なの? と自分の無知をネット検索で解消しつつ、オークションの裏側、現場のリアルを感じてとても興奮しました。香港の学生運動が絡み、さらにリアルさを増していたように思います。オークション後、絵は偽物とすり替えられますが、一晩で素人が傑作をコピーできるわけ? とか、誰もすり替えに気づかないの? とかちょっと疑問に思いつつ、ジャクソン・ポロックを知ってからの張英才の変化、そして最後のスピーチのすばらしさにはゾクゾクしました。最後は納得の一行でした。
余談ですが、香港が舞台だったので名前の読み方に戸惑ったり(張英才はチョンインチョイ)、最初のうちはアノニムのメンバーの名前と通称が誰がどれだかいちいち確認しなきゃだったり、自分の頭の悪さにうんざりしたのでした‥ とほほ‥‥ 巻頭にアノニムのメンバー紹介があったのは助かりました!
あらすじ(「BOOK」データベースより)
ジャクソン・ポロック幻の傑作「ナンバー・ゼロ」のオークション開催が迫る香港。建築家である真矢美里は七人の仲間とともにオークション会場へ潜入していた。一方、アーティストを夢見る高校生・張英才に“アノニム”と名乗る謎の窃盗団からメッセージが届く。「本物のポロック、見てみたくないか?」という言葉に誘われ、英才はある取引に応じるが…!?ポロックと英才、ふたつの才能の出会いが“世界を変える”一枚の絵を生み出した。痛快華麗なアート・エンタテインメント開幕!!
かっこよすぎる8人の仲間たち、アノニム。彼らは美術品を救うために窃盗を働きます。今回の現場はオークション会場。ジャクソン・ポロックって実在なの? と自分の無知をネット検索で解消しつつ、オークションの裏側、現場のリアルを感じてとても興奮しました。香港の学生運動が絡み、さらにリアルさを増していたように思います。オークション後、絵は偽物とすり替えられますが、一晩で素人が傑作をコピーできるわけ? とか、誰もすり替えに気づかないの? とかちょっと疑問に思いつつ、ジャクソン・ポロックを知ってからの張英才の変化、そして最後のスピーチのすばらしさにはゾクゾクしました。最後は納得の一行でした。
余談ですが、香港が舞台だったので名前の読み方に戸惑ったり(張英才はチョンインチョイ)、最初のうちはアノニムのメンバーの名前と通称が誰がどれだかいちいち確認しなきゃだったり、自分の頭の悪さにうんざりしたのでした‥ とほほ‥‥ 巻頭にアノニムのメンバー紹介があったのは助かりました!