艦長日誌 補足(仮) 

タイトルは仮。そのときに思ったことを飲みながら書いたブログです。

なんてめぐまれている

2010年11月03日 22時43分26秒 | 個人日誌
 11月ってさ、いや、誕生日とかあるひとには悪いけど特にこれと言って「や~!11月か~!11月ったらさー…」ってほどのものがない。9月あたりは「もう夏も終わりなんだねー」だし、10月は「秋か~」だし。
 ぼちぼち年末の飛行機のこと考えないとな~とは思う。なんかついこのまえ札幌帰ったばかりのような気もします。

 去年の11月は何をしていたかな~。記憶違いでなければ、去年のこの日はshow先生とRomiyさんと「THIS IS ITを観に行こう!」と張り切って渋谷で待ち合わせたけど、映画館はどこも満員。昼間から「かるく飲むか」と言って飲んでいたような気がする。
 渋谷で待ち合わせたshowがどういう風の吹き回しか、おいしいどら焼きを買ってきていてくれて、それを食べながら歩いた。たしか浅草の、よね3も食べたどら焼きだったように思う。

 ビールを3杯ほど飲んで潤ってから都庁まで行って、展望台から都下を見下ろして、そのまま明治神宮まで歩いて。
 夕方まで参拝して、そのあとは恵比寿で駅を出て坂の上にある中華料理屋へ向かい、青島ビールを飲みながら、いろんな具材が入ったいろんな餃子を食べ、北京ダッグを食べ、ほろ酔い気分で湘南新宿ラインの乗って辻堂まで帰ってきた。

 一昨年は沖縄だったなー。やっぱshowとRomiyさんと。沖縄はいいよな~。
 半年待たずによね3ご夫妻にご一緒させていただいて、また沖縄行ったけれど、機会があればまた行きたい。

 今年の11月の連休はアレです。ジューシーとAkiちゃんとshow先生と栃木に行きますぞい。楽しみ~♪もうずっと喋っていたいね。

 栃木には去年の4月にも行っていて、今回の行程はほぼそれをなぞるかのようなカンジなのですが(成長がない)、僕が見てきたものをみんながどういう表情で見るのかと考えるだけでぞくぞくします。「ほら、言ったでしょ!すごいでしょ!ここ」って。

 ジューシーくんは「いつの間にか出発までもう1ヶ月切ってるなんて月日が経つのは早いもんですね(-∀-) 」とのことでしたが、けっこう俺はここまで長かった。あと何週間もけっこう長い予感がする。

 ようやく仕事も一段落して「これでしばらくは…二、三日はゆっくり仕事できるかな」と思っていたら、まぁ、そうはいかないね。それでも気持ちは落ち着いています。なんというか会社まで朝、歩いていても全然苦じゃあないです。少し先の信号が点滅しだしたら走っても渡ってしまえ~くらいに気力が充実しています。

 会社に着いてあれやこれやと電話を受けたり書類を裁いたりしながら、僕の最初の仕事は「お弁当とるひといます?」とそこにいる女性のかたがたに声をかけることです。

 会社の周りには食事を摂れるようなお店がほとんどなくて。駅近くなのに。開発されている途中であちこち空き地だらけで、お店も少ないんです。
 お昼ごはんを食べるために歩く時間を割いて、食べて戻ってきたら昼休み終了ってことはあずましくないので、僕はいつもデリバリーのお弁当を注文する。
 一人でお弁当を注文するのは、そのお店に悪いかな~って気持ちがするので声をかけるのだけど、「今日はなにしようかな~?」「このまえのお弁当おいしかったから、また同じのおねがい~」なんていう女のコたちの声を聴いていると「なんて恵まれた職場で、僕はなんて恵まれた仕事をしているんだろう」と思います。

 そりゃあもちろん、仕事でやらないといけないことも覚えないといけないことも、やってるそばから新しい仕事も舞い込むけれど、気にならない。軽口叩きながら。

 今は直接の上司ではないけれど、その上司(同じ歳)のひとがいて。
 以前僕が営業だったとき、このひと苦手で。なんつーか正反対のタイプっつーか、僕のやること為すことにイチイチ「そうじゃあないんですよね~」と言ってくるようなひとだったのですが。
 仕事が変われば見方も変わるのか、この上司とも最近はうまくやっています。うまくやっているどころか。面白い。
 遠くのほうからチラチラと見てくるので「なんですか?なんか用ですか?w」と問うと、 「最近家計が苦しくて…」
 「で?」
 「ドッピオさんお金持ってそうだし、貸してくれたり」
 「しません」

 お菓子を食べていると(僕が勤務中にこんな有意義な時間が持てるなんて!)、なぜか後ろに立っている。
 「あげませんよ」
 「欲しいなんて言ってません」
 「(もぐもぐ)」
 「おいしいんですか?それ」

 新しいシステムが導入されて、使い方はほとんどの人間が知らない。僕を除いて。誰もが尋ねてくる。「この場合の入力ってどうすればいいんですか?」「あーこれだとね~まずは~」。少しだけ優越感を覚えたりもする。

 しかし、

 こういうときにこそ慎まねばならん。驕ってはならん。

 ある日、気がついていなくても良いことは続くものだが、ある日、気をつけていても悪いことは更に悪いことへと続く。
 特に僕あたりは一旦転げ始めるとやばいんだろーなってタイプの人間だろうということは、なんとなく自覚できてきたので、こういうときにこそ気をつけなければいけない。

 お昼に注文するお弁当屋は、いろんな企画モノを用意してくれるので(激辛カレーとか、びっくりチキンカツ弁当とか。びっくりチキンカツ弁当は、普通のお弁当はご飯がここに入っていて、メインのおかずはここで、副菜はここで、って仕切りがあるじゃん。その仕切りを無視して、全てに白いご飯。その上に全部チキンカツという暴力的なお弁当)、ほぼ毎日注文する。

 ただ、このまえ注文した「日替わりメニュー」(550円)が、「焼肉塩ダレ弁当」だったにも関わらず、おそらく塩ダレをかけ忘れたのか全く味のないお肉がやってきたので、悔しくて悔しくて「あ~うまい肉が食いたい!」、仕事終わりにスーパーに行って肉コーナーを物色しました。

 国産牛モモ肉が半額になって300円という値段に惹かれ、早速フライパンで焼くととても柔らかいお肉でおいしかったです。うむ~これはしばらく毎日でも肉だけ食べたいな。
 なので、翌日もまたスーパーで牛肉を買い、もさもさ食べています。

 肉だけでは健康に良くないだろうから、ブロッコリーを茹でて、白菜の浅漬け的なものを大量に買い込んで、ガーっと酢をかけて。焼いた牛肉は山わさびを大量に載せて食べます。白いご飯はナシ。

 仕事量は新しいシステムの導入と、その運用で、本来そのシステムで作業が効率化されるどころか余計にやることが増えたので、普段会社いるときに持たされる携帯電話も、僕だけ免除されている。
 何ヶ月か前にやってきた女性が、代わりに携帯を持っている。
 ただ、充電器は僕の机の上にあるので、その女性はいつも帰り際に「携帯置いておきますねー」と電源を切って電話をそこに置きにくる。
 「けっこう電話鳴って大変じゃあない?」
 「でもおかげで仕事もだいぶ覚えました」
 「そっか。それならいいか」
 「ウソですけどw」

 この「ウソですけど」って、セリフ。じゅさんを思い出しました。
 ガー飲んでいるときとかに新しい一年生の女のコあたりに「うるさいわー!ボケーハゲー」って言ったあとに「ウソだけど」って言うんだけど、「いや、ウソとかあとで言っても全然フォローにならないwもう言っちゃってるし」って話を、していたな~。

 あんまり最近は以前ほど弱々しく「札幌に帰りたいな~」と言わなくなったのですが、まぁ、こっちに住んでたかだか9年ちょいだけど、だんだんこっちの生活が長くなってきて、それが日常の当たり前のことになってきたな~って実感は、ここにきてようやく出てきました。遅すぎ。

 とは言いながら、それでもふとしたときに「なんでこんなとこで暮らしてるのかな?」と思うときはあるし、傘を忘れて会社からの帰り道でぐわー雨に打たれていても「ふむー。札幌ならこの季節の夜なら雪になるだろうな~」と考える。
 なんかリアルじゃあないんだよね。
 ある日突然にくめとか唯からメールが来て「飲みにいくか」「じゃあすすきので」って僕も答えるみたいなことが、今も普通にあるような気がしている。
 朝、目が覚めて「あ、そっか札幌じゃあないんだ、ここ」とか。

 酔っ払って部屋で飲んでいても、窓を開けて、もし風がそれほど吹いていなかったら。タクシー呼んで「海まで行ってください」と告げて、浜まで行って、真っ暗な海の前で全然ムードの欠片もないけれど、そこで座っていたい。

 さて、肉でも焼きますか。がっつりレアで。