TAMAちゃんダッシュ

愛犬タマとマル民の私の毎日です

吉凶

2006-12-16 | 
 新しいものが導入されると古いものが廃れていく。これは普通にある話。
 新しいものと一緒に古いものの良さも再発見される。これはその物にとっては素晴らしい話。
 新しいものが出てきて取り敢えず、その新しさが行き渡るまで影響力はあるが古いものにも影響を及ぼしなら、一緒にダメになっていくことだってある。


 冬の花シクラメン。贈答用に豪華な鉢花が幾つも出まわっているが花型、色合いの違いは置いておいても幾つか新しい投げかけがなされてきた。

 ガーデンシクラメン…耐寒性、耐暑性、耐病性に優れるので花壇植えにすることが可能で長く楽しめる。製品そのものの栽培期間が短い。
 原種シクラメン…品種改良されてない品種で山野草の鮮やかでない風情が漂う。発芽、栽培が難しく冬の鉢花園芸品種と比べると地味。
 水耕栽培シクラメン…ヒヤシンスやクロッカスのように根茎部分が水の中。最近出まわり始めた。


 実のところ、ガーデンシクラメンの登場によって鉢花のシクラメンの価格は大暴落している。ガーデンシクラメンは栽培期間が短いのに、鉢花シクラメンは1月に播種(球根ではありません。)して冬が来て出荷までずっと栽培農家は自分のハウスで持ち続けなければなりません。その間には病気がつきハウス内のシクラメンが全滅という話も時々聞くことがあります。長く持ち続けたとしてもガーデンシクラメンの影響で高額な価格がつくことはありません。また、他のシクラメンの影響で贈答品としての価値すら薄れてきているのです。

 さて今シーズンは水耕栽培シクラメンが登場していますが、既にある鉢花のシクラメンに吉凶どちらの影響を与えるのでしょうか。