ここにある狼の像はネットで見るとこんな感じ。
階段を上りながら探していきましょう。
父親が犯罪を犯したというのは嘘で、
願掛けをしていた娘の前に狼が現れて、
それ以降父親が無実になった
という昔話があるそうです。
そこから設置された像です。
でもねえ、見当たりませんよ。
本堂の所とかお墓の所なんかを
見ましたが見つけられません。
う~ん、ここまで来て
からぶりかと思いながら、
寺の周辺も合わせて探しましたが見つかりません。
犯罪の話と清廉潔白なdoironとじゃ
相性が悪いんですかね。
結局見つからないまま、
そこを後にすることにしました。
でもねえこのままだったらつまらないので、
最後に野間の大けやきを見に行くことにしましたよ。
ではまたナビを入れましょう。
え~っと「のまのおおけやき」と
入れるのですが、出てきません。
ネットで住所を調べて入れても
なんかはっきりとしません。
結局「けやきしりょうかん」といれたら
出てきましたので、
その案内に沿って進んでいきましょう。
もうここには4回くらい
来ているはずなんですが、
やはりこういう大きな命に
会いに行くというのは
こころはずみますねえ。
あんな大きなけやきですから、
近づいていったらわかるはずだ
と思うのですが、周りがもう
山の緑がいっぱいなんで、
何となく見落としてしまいがちです。
とそうしているうちに、
ようやくその姿が見えてきました。
近づいてゆくと大きな木です。
けやきとしては大阪府で最大です。
樹齢は約1000年で
昭和23年に国の天然記念物になりました。
生育地はかつてこの場所にあった
蟻無宮(ありなしのみや)の
境内跡地であり、このケヤキは
同社のご神木であったそうです。
蟻無宮なので、この木の生えている
下の土を持って帰って巻くと、
蟻がいなくなるそうです。
クスノキだったら防虫剤の役目を
持っているから、1000年も経た
木の下の土なら蟻もいやがるかも
しれんけどねえ。
まあそんな言い伝えがあるそうです。
ちなみに日本最大のけやきは
山形県の東根小学校の
校庭の西北隅にある、
東根の大ケヤキで、樹齢は1500年を
超えるといわれています。
ちょっと見に行くには遠いかなあ。
ではその野間の大けやきには
駐車場もあるのでそこに
車をとめてじっくりと見に行きましょう。
まずはけやき資料館に入って
勉強してゆきましょう。
そこには、このけやきに住む
フクロウ科のアオバズクのことが
たくさん展示されていました。
まあこれだけ大きいと
鳥にはいい木ですよねえ。
そうそうここは大阪みどりの百選
の一つでもあります。
では外に出て、クスノキの周りを
歩きましょう。
まわりにはぐるっと一周回れるように
なっており、蟻無宮のほこらあたりは
かなり近づけるようになっています。
木をじっくり眺めながら、
時折みられるアオバズクの姿も
探したのですが、見つけられませんでした。
では横にならんで写真撮影です。
木の周りも整備されていて、
たくさんの花々が植えられ、
あの槇尾川にあった
センニンソウによく似たボタンずるも
生えています。
けやきは樹形が幅広く大きいので、
木の下は広大な野原になっていますねえ。
しばらくそこでのんびり過ごし、
けやきの命のかけらを
いただいてきたような感じでした。
さあこれで能勢の旅も終わりです。
大阪で最北端の町で、
秋をいっぱい感じて帰った
そんな一日でした。
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