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ハブ ア ナイス doi!その2

たまあに振り返ったことや、ちょっと考えたことを綴ってゆきます。

熊野古道大辺路 周参見へ4

2025-05-28 20:52:54 | ウォーキング

熊野古道大辺路を歩いています。

難所の一つ仏坂を越え、
山の中に突然現れる
アスファルト道に出てきました。



こんなところを車が通るのかなあ。
道の隅っこには小石も転がり、
草もはえています。
道をイノシシが横切って行きそうな、
そんな風情も感じさせます。

歩きながら、これが熊野古道なのかなあ
と疑いそうになるのですが、
案内の地図を見たら間違いなさそうです。

道の周りには何もなく、
一寸変わった黒い羽根の
トンボなんかを眺めながら、
黙々と歩いていると
なんとなくヒトの暮らしの
雰囲気が出てきました。

遠くに時折聞こえる自動車の音、
耕運機の音が聞こえてきたりします。



そして遠くに家々が見え、
道が突き当たったところに、
熊野古道大辺路の案内も
張り付けられています。

ぼちぼちお腹もすいてきたから
どこかでお弁当を食べるところは
ないかなあと捜しつつ歩いていると、
少し広場があって今はもう終わっているけど
一本の桜があるところに、
ベンチが二つ置かれています。

うわー最高の休憩場所です。
ここでお茶でも沸かすかとも思いましたが、
一般の公園でもないし個人の広場
みたいな感じです。
座っていいのかなあと思いつつ
周りを眺めていますと、
近くの家の人が笑いながら
頭を下げています。

ああ、なんか視線がどうぞ座って
くださいよといってるように
見えましたので、喜んで座ります。



芝も植えてあるので、
ちょっと火をたくのはやめときましょう。
あたたかい春の日差しの
気持ちいい場所でした。

桜が咲いていたら最高の場所やなあ。

きっと地元の人らは花見を
しているんでしょうねえ。
弁当も最高でした。

ここで自販機でビールも売ってたら
買うのになあ、なんて思いつつも、
そんなお店の様子など全くありません。
残念。

食事を終えてさあでは残りを
歩き始めましょう。

先ほど頭を下げた人の家には
芝桜がきれいでした。
見ていると人が来て、

「あそこは気持ちいいところでしょう。
熊野古道を歩いてきた
観光客の最高の休憩所みたいやねえ。」
と誇らしげです。

「ありがとうさんです」と
お礼を言っておきました。



ここからも熊野古道は、
広いアスファルト道の片隅を
進んでいきます。
また田舎道に入っていくのですが、
熊野古道と書かれたこんな大きな
標識もあります。



そしてその道から少し中にあったのが

「地主神社」です。



このあたりの地主さんを祀っている?
ってすこしへんですけど。
地主というのはこの辺の地面の
神様を神体としている神社です。
なのでやしろはないのですが、
森の中に盛り土があって
そこを地元の人たちは拝んでいるそうです。



なんか昔のこういう神社というのは、
とってもありがたいもので、
森の中に人々の祈りの声が
聞こえてきそうです。

中辺路だったら王子と
いわれていたんでしょうね。

「地主王子」ってなんかありがたそうです。

そしてこの辺りから熊野古道は
大間川と並んで続いてゆきます。

ポツンポツンと家があり、
こんな地蔵が並んでいる
ところもあります。



また川沿いなので、津波に備えて



こういう避難路もあったりします。



信心につつまれた人々の暮らしが
こういう静かな村の中にも



ちゃんと根付いているんですね。



続く


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