先日、観光列車の情報が
テレビや本で流れた時に、
和歌山電鉄の貴志川線に
一日切符で乗り放題してきました。
これはブログで特集もしましたね。
その貴志川線で知ったのが、
「オカデン」という会社でした。
電車にねえそう書いてあって、
なんでオカデンという意味があるのかなあと、
不思議に思っていたのです。
その会社と電車を使い回ししたり、
電車の寄付があったのか、
あるいは同様のイベントを
したりしているのかと
いろいろと想像を働かせました。
そしたらなんと、和歌山電鉄の親会社が
「オカデン」だったのです。
ふーんと思い、オカデンを調べて見ますと、
これがなんと岡山市内を走る
路面電車の会社なんです。
岡山電気軌道株式会社。
路面電車とバスの運営をしている会社です。
電鐵会社が路面電車に支えられている
って少し不思議な感じがしますねえ。
さらに調べてみますと
岡山路面電車の終点に展示館もあるようです。
なんかとっても興味がわきますね。
岡山にはこれまで二回ほど行ってますね。
それに知り合い二人が
そこの大学出身ですから、
さらに興味がわくところですね。
となると、これはもう、
そこを尋ねて行かなくてはなりませんね。
岡山だったら新快速で姫路まで行き、
乗り継いで到着しますから、
のんきに日帰りでも可ですね。
時間がなくても最悪新幹線を使えば
その日のうちに帰ってこれるでしょう。
では、天候をみつつ祭りが終わり、
片付けも終わった後に
出かけていくことにしました。
その日まずは和泉府中へと向かいます。
関空快速に乗ると大阪駅まで一直線です。
休み明けのその日は、
みんな「あ~あ、仕事かあ」と
うんざりと電車に乗っていましたね。
こちらはのんきな格好で帽子をかぶり、
そうしてお気楽にdoironは
わくわくと電車に揺られていくのでありました。
時刻表に寄りますと大阪駅での
乗り換えはわずかな時間ですが、
まあトイレに行くには十分な時間です。
幸い、阪和線も目の前の一人座りの席が
鳳で開き、座ったまま順調に進んでいきます。
大阪駅で乗り換えの時に、
ビールでも買うかとも思ったのですが、
ちょっと快速電車は満員でしょうから
そこは避けておきましょう。
電車旅ですから、向うでいくらでも
飲めますしね、ここは自重しておきましょう。
ガタンゴトンと電車は走ってゆきます。
六甲山ろくから須磨を抜け、
明石海峡大橋を見ながら走り
景色はどんどんと田舎道へと
入ってゆきます。
そして神戸市を過ぎると
電車はがらんとしてきます。
仕事に向かう時間でもないし、
なんか電車はのどかな感じです。
窓から景色を撮影したりしてました。
今年は二週間くらい遅れた彼岸花が
まだ咲いていますね。
終点姫路に着いたら乗り換えです。
まだここから一時間半ほどかかります。
この辺りの景色を見てて思うのは、
意外に山が険しく、
岩がごろごろしていますね。
低山ですが結構登頂感はありそうですね。
そんな景色を眺めながら、
ようやく電車は岡山へと到着です。
大阪で家を出てから4時間くらいですね。
思ったよりも遠い感じがしました。
さあ、では観光案内所に
地図をもらいに行きましょう。
続く
伊太祈曽の駅から、田圃の中の
まっすぐの道を15分、
いや20分くらい歩いて
道の駅四季の郷公園にやってきました。
道は建物もほとんどなく
寂しげではありましたが、
たまに立ち止まって
周りの自然を眺めると
稲穂を渡る風もどこか
秋っぽい感じでしたね。
暑かった夏も楽しかったけど、
秋にはまたまつりやあちこち旅行、
友達との飲み会もまた一杯来ると
いいなあなんて思いながら、
散歩を楽しんでいました。
もらってきた資料を見ると、
伊太祈曽駅では4時間300円の
レンタサイクルもあるようなので、
ここはそれを使用するのもいい感じですね。
まあ、今日はぶらぶら歩きで、
ようやくたどり着いた道の駅は、
小さな山手になっています。
メインは地元野菜が食べれる
「火の食堂」とお土産品や
地元野菜が買える「水の市場」ですが、
なかにはこんなキャンプ場
なんかもありましたよ。
そうかあ、キャンプかあ。
山では経験あるけど街中のキャンプは
あまりないなあ。
昔のように一人キャンプはもう面白くないかなあ。
一緒に言ってワイワイ楽しもうという
友達がいるなら、出かけていくのも
いいかもしれないねえ。
この公園の山は明るくて、
小さな子供を連れた家族連れが
結構遊びに来ているようでした。
さあ、ではまず食事に行きましょう。
おなかもすいたし、歩いてきて
のども乾きました。
「火の食堂」に入って地元野菜の
注文時に、ここは道の駅ですから
アルコールはないかなと聞いてみますと
「クラフトビールならありますよ。」
とのこと。
これは間違いなく買いですね。
で、クラフトビールって何?
という人がいるかもしれませんので、
解説しておきますと、
大手のビール会社に比べて
小さな地元会社の手作りビールを
最近は「クラフトビール」というようです。
帰りの駅までの歩きが
しんどくなりそうですが、
ここはやはり飲まないとね。
おいしいビールでしたよ。
昔はねえ、クラフトビールというと
独特のクセがあったりしたけど、
今はどこもとってもおいしいです。
アルコールに対して何でもいいわ
とそんなええ加減な感想では
決してないと思います。
そんなおいしいビールをのみ、
地元野菜もしっかり食べていい昼食でした。
食事後はお土産屋さんで
ジャムなんかを買い、
道の駅を満喫してきました。
さあではまた歩いて貴志川線の
伊太祈曽駅に戻りましょう。
帰りは少しコースを変えて、
より田舎道のこんなコースを
たどってもどってゆきます。
最後に乗った電車は
チャギントン号です。
電車はどんどんと町中に入ってゆき
最終の和歌山に到着です。
えきでは、こんな清算済証を
もらったのでこれで
JR和歌山駅を出て
帰宅してゆくdoironでした。
でもねえ、このシステムには
落とし穴があるように思うなあ。
まあ具体的は書かないでおきましょう。
こうして、和歌山電鐵の観光列車を
堪能したプチ旅でした。
この経験を活かしつつ、
長良川鉄道や山陰本線あるいは
富山の寿司列車や四国の伊予灘ものがたり
なんかに乗りに行けたらいいなあ
なんて思ったいい経験を
させてもらいました。
ありがとうございました。
あ、途中で押しまくったスタンプは
こんな感じになりました。
はい、これにておしまいです。
貴志川線をいろんな電車で
行ったり来たりをしています。
ここまでイチゴ電車、タマミュージアム号、
チャギントン号、タマ電車に
一瞬ではあったけど乗り込みましたね。
そうしてタマミュージアム号で、
終点の貴志川を目指しています。
この電車に乗るとねえ、
外国人が多く乗っていますよ。
ちょっと派手な服装で、
スーツケースを持った中国系の人が多いですね。
やっぱりね。
朝はすいていたので不安になりましたが、
こういう時間になるとインバウンドブームも
押し寄せてくるんですね。
地域の電車がインバウンドに支えられているって
不思議な感じですね。
電車は和歌山の田舎をどんどんと進んでいきます。
伊太祈曽を過ぎて山東にかかると、
竹林も多くなり、こんなキャラクターも
設定されています。
たけのこまんってちょっと怪しいですねえ。
そうして小さな駅を超えていくと
終点の貴志駅に到着します。
すると、駅も外国人観光客でいっぱいです。
ハリーポッターの駅というには大袈裟ですが、
なんとまあ田舎の駅がすごい状態です。
かき分けて外に出てゆきます。
この猫の頭みたいな駅が貴志駅です。
なかにはこの駅を復活させた
救世主であるタマ駅長の写真が
貼られていますよ。
そしてこれが新しい駅長である「にたま」。
気合が入っていますね。
「そこのにいさん、切符持ってるかあ」
とにらみを利かせています。
まああまり人に触られない
いいところに入っていますね。
前のたまには手で触れたのを思い出します。
では駅前でシャッターを押してもらいました。
おっさんがうれしそうですね。
こういうおっさんも
どんどんきてあげてくださいね。
さあ次の電車に乗ろうかと
思いましたが、お土産屋さんにも
はいってドロップ飴を買いましたよ。
それから、軽食コーナーもあるので
入りましたが、ここではこんな
飲み物をいただきました。
猫みたいなおばさんが
「ありがとうニャア」とかいって
持ってきてくれるわけではありません。
ふつうのお店です。
ここではねえ、少しお腹も
すき始めたのですが、
駅の周りにさほど入りたいなあ
という店はなく、もうこの時点で
伊太祈曽の駅にあった地図で見つけた、
歩いて15分のところにある
道の駅四季の郷公園にある地元野菜を
食べさせてくれるという「火の食堂」へ
行こうと決めていました。
しばらく貴志駅で遊んだ後は
またまたチャギントン号に乗って
伊太祈曽に向かいました。
電車を降りて、さあそれでは
向かってゆこうと歩き始めます。
看板に示された方に歩いてゆくと、
町中から田んぼの中を
まっすぐ続く田舎道にはいってゆきます。
道はまっすぐなんですが、
周りには何もありません。
遠くに小さな山が見えている
だけなんですがほんとに
道の駅なんてあるんでしょうか。
稲が育ち、何となく沖の草花が
道端に咲いています。
もうなんか秋に向かって
汗だくで進んでいるって感じですね。
ようやく前方にでっかい建物とか
見えてきましたが、
あのうちのどれかだろうかと
不安になってきました。
タヌキに騙されているんじゃないか
と思いながら、汗だらけで
ようやくその公園に到着しました。
続く
和歌山電鐵貴志川線に乗りに来て、
まず最初にイチゴ電車に乗って、
途中の駅「伊太祈曽」駅に着きました。
ここはねえ、昔、熊野に向かって
歩き旅をしていたころに
何度か来ましたね。
この神社は熊野詣の本にも
記載されたりもしていますし、
日本書紀にも表れる神社でとても古いのです。
この貴志川線途中の日前宮と
竈山神社を合わせてお詣りすることで、
三社めぐりと言われています。
あとねえ、この路線には古墳巡りや
熊野古道歩きなどもできるとあって、
いろんな形での電車旅ができるそうです。
伊太祈曽の駅で電車を降りて、
少し駅周りを見てみましょう。
といいつつ改札を出ていくと、
もう全くの田舎駅。
食堂があって賑わっているなどもなく、
住宅と田んぼがあるだけです。
まあ駅が事務所などもあって
一番賑やかですね。
いろんな張り紙をしていますが、
ここにも猫の駅長がいて
「ヨンタマ」という名の猫です。
でも残念ながら訪れた日はお休みでした。
勤務表が張られてあって、
今日はその「ヨンタマ」は休みでも
貴志で駅長をしている
「ニタマ」はその駅にいるようです。
それにしても面白い名前ですねえ。
多分初代駅長の「タマ」から
つけられているんでしょうねえ。
そしたら「サンタマ」もいたのかなあと
気にはなります。
まあ猫に会うのはあとの
楽しみにしておきましょう。
そしてここには、様々なお土産品も
売られています。
猫の絵が描かれた様々なグッズが
売られていますねえ。
そして、ここにも記念スタンプが
ありましたから、押しておきましょう。
これで二色になりましたね。
ちなみにこのスタンプの横にいる
猫は人形ですからね。
さあ、では次の電車が和歌山方面に戻る
「タマミュージアム電車」です。
駅に止まっている「タマ電車」も
眺め貴志に向かうチャギントン号も
少し車内を撮影しながら待っていますと、
そのタマミュージアムが
やってきましたので乗り込みましょう。
この電車は少し豪華ですね。
ガチャガチャが並んでいたり、
子どものステージのようなものが
あったりしますね。
内装も豪華です。
猫を中心とした絵が張られていたり、
こんな豪華なソファがあったりします。
え~一日券でこの電車で
昼寝すればいいかもしれませんね。
まあ、とりあえずビールを飲んだり
するのもいいかもしれません。
夢が広がりますねえ。
まだまだいろんな電車とすれ違います。
この時は「おかでん」のチャギントン号が
走っていましたねえ。
「おかでん」というのは、
和歌山電鐵の親会社で、
岡山市内で路面電車やバス事業を
運営している岡山電気軌道
という会社です。
でも一般の電車を走らせて
いるわけではないので、
このチャギントン号は
わざわざおかでんの電車を
ここに持ってきて走らせている
わけでもなさそうです。
ここんところ岡山市内には
少し興味があって、新幹線を使って
プチ歩き旅もしてみたいなあ
と考えてたので、
またひとつお出かけのきっかけを
いただいたような気がします。
さあ、ではこのタマミュージアムから
途中駅で「うめ電車」に乗り、
ふたたび貴志方面へ
向かってゆくことにしましょう。
続く
和歌山電鐵貴志川線を探索しようと、
JRの和歌山駅に来ています。
南海電車の和歌山市駅に比べて
開発が少し遅れているかなあ
ていう感じがします。
駅の周りをぐるっと回って西口の方にきました。
ここから貴志川線に入ってゆきましょう。
今回は、貴志川線の一日乗車券を購入し、
それでこの線を堪能するつもりです。
え~っと、切符はどこで買うのかな
と改札口を色々眺めてみます。
自販機を見ても乗り放題券はありません。
うん、これは困ったぞといきなりつまづいています。
ふと改札の横を見ると
貴志川線の問い合わせ電話がありましたので、
思わずスイッチ入れて声をかけてみました。
「一日券はどこで買えばいいですか?」
と聞くと、
「そのまま改札を開けますので
中にはいって貴志川線乗り場まで来てください」
とのこと。
え~、JR和歌山のメインの駅が
こんなことを繰り返しているのかなあ。
なんかちょっぴり不安な感じがするのですが、
そんなことを考えながら
入っていくことにしましょう。
その中の改札に行き、
一日券をというと出てきましたのがこんな券。
降りたり乗ったりするときには
日付ランをよく見えるように
提示してくださいとのことです。
一枚が800円です。
さあ、ではこれで一日遊ぶぞと
ホームに行くと、さっそく変わった
電車が止まっています。
「イチゴ電車」です。
白い電車で前面にはイチゴが描かれています。
和歌山県はイチゴの生産量が、
全国的にも見て全く上位じゃないのに、
なぜいちご電車なんかわかりませんね。
でもまあそういう電車なんで
乗り込んでみましょう。
和歌山発で伊太祈曽折り返しだそうです。
なかには観光客がいっぱいというわけではなく、
普通の一般客で多かったですね。
まず運転席をのぞいてみましょう。
う~ん、レバーがイチゴ風になっているとか、
ねじの頭がイチゴというわけでもありません。
残念ですねえ。
運転手がイチゴの着ぐるみを来ているかというと、
まあそんなことはありません。
でもねえ車内の飾りはいちごまみれですよ。
客席にイチゴが印刷された
座布団が置かれているとか、
イチゴ模様の暖簾がついている
というのはそれっぽいですね。
あと壁についている絵が
全部イチゴイチゴしています。
そしてこれはスタンプを押せる場所です。
同じスペースに何回かに分けて押すと、
最終的に一枚の絵になるというスタンプです。
チャレンジしてゆきましょう。
電車は街中を走ってゆきますが、
日前宮を過ぎるとどんどんと
田舎風の景色になってゆきます。
単線ですが、途中の駅ですれ違ったりします。
あ、前からくる電車はチャギントン号ですねえ。
一日切符だから乗り換えて
元に戻ってもいいのですが、
とりあえずはもう少し先まで行くことにしましょう。
電車の中の乗客はどんどん減ってゆき、
最終の区間では二両編成に
乗客はdoironだけでした。
そこで切符の検札があり、
一日乗車券を見せましたよ。
それにしても、こんな乗客が少なくて
大丈夫かなあ。
また昔のようにお客さんが少なくなって、
また経営が危ないんじゃないか
なんて思ってしまいました。
続く