そんな御嶽全体を眺めるのに絶好の場所から、
いっぱい写真を撮りました。
この夏の思い出写真ですね。
ではここから開田高原
観光案内所を目指して進みます。
高原のヨーグルト、テニスコート、
いろんな案内がありますね。
そんな中に、木曽馬という言葉が出てきます。
乗馬もできるそうです。
doironはこれまで何か所かで
馬に乗ったことがあります。
あのハーベストの丘でも乗りましたねえ。
でも一人の人は、まだ生まれて
馬に乗ったことがないという人がいます。
乗ろう、乗ろうと大騒ぎです。
すぐに観光案内所に到着し、
色々と話を聞きました。
ここから木曽馬の牧場まで
歩いていけば開田高原がよくわかるようです。
では無料の駐車場に車を停めて、
夏の弱い日差しの中を歩いていきましょう。
大体2kmくらいかなあ。
昨日、山で使った足が
気持ちよくほぐれてゆきます。
高原の風がとても爽やかですね。
もちろん暑さもありますが、
いい雰囲気が漂っています。
道端には花もいっぱい咲いていますね。
オカトラノノオに
キキョウ。
なんか季節感がバラバラですね。
高原の夏は短い。
春の花と秋の花が咲いています。
キャンプ場を見ながら
木曽馬の方に歩いています。
途中で立派なブルーベリー畑。
実が山ほどなっていました。
そして木曽馬の牧場に到着です。
木曽馬はサラブレッドに比べて
脚は太くて短いですね。
そんな農耕馬なんですが、
まだ精悍さを残していますよ。
牧場の方に入ってゆきますと、
ヒヒヒ~ンと泣いています。
そこで、申し込んで乗馬します。
5分くらいの乗馬ができるそうです。
馬に乗ったことがない人が乗りました。
馬の名前はこなつちゃんですねえ。
近所の小山の周りを一周します。
いやあ、楽しそうですねえ。
初めての乗馬、よかったですねえ。
乗りこなしてはりましたよ。
でもパリオリンピックの
初老ジャパンは超えていますが・・・。
いい思い出ができましたね。
高原の記念にアイスクリームを食べて、
さあでは次の目的地をめざしましょう。
車で山越えして中山道の方を目指します。
奈良井の宿を見学です。
あ、宿というのは宿場町ですね。
この辺で中山道の宿といえば
妻籠、馬籠がありますが、
この奈良井宿も昔の風情が残るところです。
町はずれの駐車場に車を止めて
あるいてゆきましょう。
通りに入るとお店がいっぱい並んでいますよ。
昔だったら、山道を歩いて
こんなにぎやかな宿場に到着したら
うれしかったでしょうね。
我々はいろんなお店をのぞきながら
歩いてゆきます。
途中でそば以外も提供している
お店があったので昼食にはいりました。
いただいたのは天ぷらおろしそば。
おいしかったですねえ。
ここでは皆さんお土産に
「御嶽茶」とかも買ってましたねえ。
おいしいのかなあ。
doironはこの辺にきた時に
いつも買う野沢菜を、
今回もお土産に買いました。
さあ、これで、この夏の
御嶽登山の旅も終わりです。
山頂までいけなかったのは残念でしたが、
みんなでワイワイと楽しんだ
とてもいい旅でした。
またみんなでどこかに行こうねえ
と約束して、今年の山旅、
これで終わりです。
宿の天文館で色々と
反射望遠鏡の話を聞いて勉強になりました。
とりわけサイズと拡大率の
感覚がよくわかりました。
雨の中、御嶽で遊んで、
夜は勉強とまあ充実した一日でしたね。
美味しいお酒も呑んだしねえ。
二日目の夜も、こうしてワイワイと
過ぎてゆくのでありました。
そして旅も三日目。
今日で旅も終わります。
旅行の日々時間はあっという間に
終わってゆきますね。
帰宅してゆく途中で、
昨日の山の帰り道に相談した
観光地に立ち寄って帰ることになっています。
天候はすっかり晴れています。
楽しんで帰ることにしましょう。
とりあえずは朝飯です。
昨日は朝飯をキャンセルして
その分を山のお弁当にしてもらったので、
ここで食べる初めての朝食です。
豪華やねえ。
でも量が多すぎて食べきれません。
宿泊料も質素な食事コースがあって、
安くなればいいのにねえ。
でもまあここは一泊ほぼ1万円で
最近のほかの宿の宿泊料と比べても
お得なんですけどね。
おなかもいっぱいになったので、
宿をチェックアウトしましょう。
宿の周りにある鳥獣館や木材の加工場、
ハーブ園なんかにも行けなかったのは
残念でしたが、またいつかそんな機会も
あるかもしれませんね。
ありがとう。御嶽休暇村。
二日間お世話になりました。
では、今日の最初の目的地
開田高原を目指しましょう。
昔、水泳を覚え始めたころに
通っていたジムの友達が
退職後に恵那山に別荘を持ちはりました。
とてもいいところらしくて、
僕も遊びに行こうと思っていたのですが、
最近売却しはったそうです。
その人が、その別荘からよく
行ったりしたのが、この開田高原でした。
御嶽がよく見える素敵な
観光地だったと話していました。
その観光地の名前が宿から
御嶽ロープウェイに向かう途中で、
道路案内によく書かれておりました。
先輩のそんな話をすると、
じゃ、明日はそこに行こう
ということになったのです。
話は早いですね。
ロープウェイへ向かってゆく道を
途中から外れて右折して向かってゆきます。
どんなところかなあと、
宿でもらった地図を見ながら、
かなり登ったぞと思った頃に、
何と御嶽の絶景が見えてきました。
これです。
この山は日本百名山のひとつです。
単独の火山としては、
富士山に続いて、日本で2番目に
大きい山だそうで、
左の方が頂上方面ですね。
かろうじて見えるロープウェイの駅や
山小屋の雰囲気から、
昨日はあそこを登ったんやなあ
とかよくわかります。
昨日もこんな天気だったらなあ
なんてため息が出ますね。
そんな山頂方向から右方向には
稜線がつづいています。
摩利支天山などの山が見えています。
摩利支天は仏教の関連の軍神です。
御嶽は神や仏が入り混じる山ですねえ。
そしてさらに左は継子岳。
女人堂の歩荷が言ってました。
「ライチョウはねえ、継子岳の方に良くいる」
んだそうです。
今なら子供のライチョウを
育てているんやろなあ。
もう少し天候も荒れておらず、
晴天でもなくガスっぽいくらいだったら
よく出てくる鳥なのにねえ。
標高が足りなかったということも
あるのですが、残念ながら
全く見ることもできませんでした。
残念。
続く
御嶽登山から宿に帰ってきました。
早速、その状況を前日に
色々とアドバイスをくれた宿の
スタッフに報告しましたよ。
「八合目まで行った後、元気なものは
九合目の少し手前まで行ったけど、
結局悪天候で引き返した」
と説明すると、
「残念でしたね、またチャレンジしてください」
とのことでした。
そのあとはお風呂に突入ですね。
早い時間ですので、
また貸し切りの状態です。
雨でぼとぼとになったのは嫌でしたが、
お風呂でお湯にまみれたのは
最高でした。
雨もお湯の様に暖かかったら
こんな気持ちになるんでしょうか。
全身洗ってのんびりと
湯につかりました。
そのあとは、部屋に戻って
ワイワイ言いながらもうビールで酒盛りです。
今夜は天文館を予約しているから
楽しみやねと話していたら、
なんとまた雨が降り始めたようです。
これはどうしようと思っていたのですが、
宿の人に聞けば、望遠鏡の説明とか
そういうのをしてくれるというので、
お任せしました。
無料ですしね(^^)
まずはまあとりあえず、
時間が来たので食事です。
きょうはこんな料理。
山の中なので海産物はありませんでしたが、
おいしい料理が並びました。
まあでもとりあえず生ビールがいいですねえ。
と喜んでいたらあんたは酒飲みやあと
メちゃんこ言われました。
いいですよねえ。
こんな楽しいお酒なら毎日飲みたいです。
この日はさすがに御嶽の白装束は
来なかったので、我々のグループが
一番賑やかでした。
飯を終えて、部屋でなおも
ワイワイ話していたら
天文館に行く時間になってきました。
外はあいにく雨ですねえ。
どんな説明があるのかなと、
棟続きの天文館に行きました。
昔、淡路でいい天気の時に
旅館の案内で行った天文館は
面白かったですねえ。
今日はどんなだろうと
わくわくしましたね。
そこに行くと、高齢のカップルが
一組いました。
あとは我々5人だけです。
説明してくれるのは若いお兄さんです。
案内されてはいっていくと、
ドーム型の屋根の下に反射望遠鏡が
一台置かれています。
レンズで光を集める屈折望遠鏡
ではなく鏡の反射を使って
光を集める装置です。
大きければ大きいほど、
拡大率がいいそうです。
ここの反射望遠鏡は、
直径60cmのものなんだそうです。
宿そのものが、名古屋市の公的施設なので、
この望遠鏡も名古屋のお金で
作られたそうで
数億円するそうです。
これは学問的に使われたりするんですか
と聞くと、いいえ宿泊者に見てもらうために
設置していますという返事。
思わず参加者からは
「もったいな」
という声が聞こえていましたね。
でもまあ大都市名古屋ですから
余裕の支出なんでしょう。
ここからは惑星とかもよく見えるそうです。
土星もワッカを付けて見えるそうです。
見たいなあと思うのですが、
反射望遠鏡なんで、鏡が濡れるような
雨降りの日は使用出来ません
とのことでした。
そんな話を聞いていると、
大阪にもこんな反射望遠鏡が
ある施設がいくつかあるようです。
そのうちの一つが、
貝塚市にある「善兵衛ランド」だそうです。
確かに水間の方に行くときには
必ず目にしますね。
帰ったら行ってみようと思いながら
説明員の話を聞いてます。
続く
話は、雨と風に襲われた御嶽登山にもどります。
残念ながら悪天候で登頂はできませんでしたが、
皆さんそれぞれの体力に合わせて、
安全に行けるところまで頑張って登ってきました。
天気予報ではこのあと雨も
少なくなって来るようで、我々はなんと
一番たくさんの荒天と戯れてきたわけですね。
でもねえ今回の御嶽との触れ合いもまあ、
いろんな形はあるだろうけど、
ちゃんと向き合えた登山だったと思います。
苦しさは色々あるけど、
よかったんじゃないかと、
御嶽の神様もきっと言ってくれるでしょう。
全員でそれぞれに下山してゆきます。
そして山道の下りも
ほぼ終わりかけた頃に
7合目に到着します。
朝は締まってましたが、
今は開いています。
中をのぞくと広い土間に
休憩できる場所もあって
入っていきたくもあるのですが、
もうここまできたら、
宿でのんびりしたいですね。
頑張って帰ろうと
ロープウェイの飯森高原駅へと
進んでいきました。
そうして、雨も小降りになった中、
全員無事に駅に下山です。
ああ、事故、怪我もなく何よりです。
ついた駅もほとんど人もおらず
ガラガラでしたね。
そんな中で、外で泥だらけの靴を
履いたままブラシで洗い、
来ていたカッパ類もリュック内に片付けて、
ロープウェイに乗車です。
天気も回復傾向で、
遠くの景色も見えていますね。
メンバーの中には、このあと5日以内に
出かけるという八ヶ岳も
見えてとっても喜んでました。
また他のメンバーも3日後に
北海道に行くという人もいるというほど、
もう皆さん驚くほど元気です。
下の駅について、しばらくは
お土産屋さんも眺めていましたよ。
今年の夏のイベントも
メインがすんだって感じですね。
さあ、では車で連泊している宿に帰りましょう。
帰り道には、明日の観光についても相談です。
道路案内とか地図を見ながら、
御嶽は今日も雲の合間に
しっかりと見てきたのですが、
全体がよく見える高原に
「開田高原」というところがあるよ、
とか中山道の宿の一つである
奈良井宿もあるねえと意見が
どんどんまとまってきます。
皆さん旅慣れているから、
この辺は素早い決断です。
そして帰り道に王滝が近づくにつれ、
看板が目立つようになってきた、
地元の薬が気になってきました。
「百草丸」と言います。
宿にも販売がありましたねえ。
どんな薬なんだろうと、
道沿いにある薬屋さんに寄りました。
この辺りでとても親しまれているような
地元の薬「百草丸」の工場&販売のお店です。
中にはいって見るといろんな案内もありました。
これは「おうばくエキス」を主成分とした
生薬で胃腸の不調によく聞く
と言われている生薬です。
とまあ、そう聞くと大峰でよく売られる
「陀羅尼助丸」みたいなものですね。
成分的に見てみると、
ほぼ同じ生薬で、百草丸は長野県で、
陀羅尼助丸は奈良県で作られた
という違いしかないそうです。
ああ、なんか宗教的に似たお山には、
同じような風習が生まれたりするんですね。
皆さんお土産に買っておられました。
クスリがいるほど飲んでやる
なんて思っているんじゃないでしょうね。
そして夕方、我々5人は無事に
宿に戻ってきたのでありました。
続く
女人堂で雨の中休憩しながら、
場所代替わりに注文した
コーヒーを飲んでいます。
飲みながら、今日はすいてるねえと歩荷に聞くと、
「こんな天気ですしねえ」と
とても愛そうよく反応してくれます。
で、宗教的なことをひとつ質問すると、
説明はとても詳しく
御嶽の過去の話に戻ってゆきました。
いっぱいいろんなことを説明いただいたのですが、
すみません低酸素のせいでしょうか、
頭の中の記憶部分には
ほとんど残らずでした。
で、そのフロントの上のメニューの案内を見ると、
コーヒーや、その時一人飲んでた甘酒なんかも
掲げられていましたが、
どこを探しても「ビール」の文字がありません。
これはこんなありがたい施設なんやから、
ビールなんてもってのほか
ということでしょうか。
こっそり「あの~ビールなんかはないですよねえ」
と聞くと「あるよ~」と答えてくれました。
あの寝覚の床の田中要次さんみたいです。
まあ、宗教的なお祈り所なんかもあるので、
大きくは上げていないようですね。
まあここから、大汗かいて
二時間かけて帰るので今のうちなら
飲めるかなと思い一本購入しました。
ほかにも運転手いるしね
雨が小降りになったので、
外で御嶽の山々を眺めながら
「うまいなあ」とかいいつついただきましたよ。
「今回は上まで登れなかったけど、
時々雄姿を見せてくれたお山に乾杯」
としておきました。
飲んでいる姿は、その時に小屋の周りを
色々と撮影している人のカメラに
くっきり写っていたのには、
あとでみんなで大笑いしました。
とまあそうしているうちに、
徐々に雨風が強くなってきました、
空も真っ暗です。
これは荒れ始めるぞと思いつつ、
一足お先に帰ることにしました。
小屋にありがとうと言って
出るときに連絡があり、
九合目の小屋まであと300m
くらいのところが岩場で、
そこで雨風がきつい状態に
なってきたので帰ることにします
とのこと。賢明ですね。
まあ歩いているうちに
追いついてくるでしょう。
木が生えている中を、それでも風がきついなあ
と降りてゆきます。
上部は大変でしょう。
ここは道の段差が大きいので、
足が滑ります。
同行者は3回ほど滑って転びましたが、
まあ軽い転倒なんで大丈夫でした。
中間点の橋を超え、しばらく歩いていると
下から登ってくる女性二人と出会いました。
「天気悪いから気を付けて」というと
「今日は女人堂までです」と言い残して
元気に登ってゆきはりました。
でっかい荷物だったから、
縦走するのかもしれませんね。
そんな彼女らの姿を見ながら、
「そうやねえ。大阪からここへきて
リベンジで御嶽に登るなら、
まず最初の一泊は女人堂がいいかもねえ」
なんて考えたりしましたねえ。
またそれはその時に考えることにしましょう。
とりあえずは今は下山です。
一歩ずつ、足元に注意しながら降りてゆきます。
そうしているうちに、先行していた二人も
追いついてきましたよ。
「岩場が大変そうやったんで
引き返してきました」とのこと。
うんうんただしい決断です。
またリベンジがあるよといいながら
下ってゆきます。
さあ、今夜も宿でたのしい宴会だあ
なんて思いながら下ってゆく我々でした。
続く