「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<439> 韓国のチョイ悪オヤジ?・・・DD族

2007年05月31日 | 韓国・韓国語
 40~50代の男性で自分のスタイルに気を使い、若々しく生きようとする「DD(Dandy Daddy)族」と呼ばれる人たちがが増えているそうだ。

 「DD族」って言葉が、韓国でどれほど浸透しているかは、ちと不確かなところだが・・・w

 年齢的に見ても社会的に自立し、家庭での父親としての役割もきちんと果たしながら、余暇を自分の為に使う。

 「自分作り」「自分磨き」の為にお金も時間を惜しまず、ファッションや美容に気を配るおしゃれなアジョシの出現だそうだ。


DD族のファッションは、派手なシャツにジーパン、ベルベットのジャケットetc・・・らしいw

 おしゃれと言うか単なる若作り?

 韓国の色彩の鮮やかさを思うと、「派手なシャツ」ってのが気になって仕方ないw ←お願いだから、ショッキングピンクやら蛍光グリーンなんて言うド派手さでない事を心から願う次第

 外見至上主義の韓国らしいのは、メンズの基礎化粧品シリーズのオールセット一括ご購入で、磨きをかけw、更に見栄え、着映えがするようにフィットネス・ジムで肩や背中、腕を集中的にトレーニングするとか。



「DD族」を構成する40~50代の男性は、朝鮮戦争後のベビーブームに生まれた世代だ。

 日本で言う「団塊の世代」に近いかもしれない。

 韓国でも似たような時代経験を共有する人々のくくりを「○○世代(セデ)」と呼ぶ。

 50代の人の青春時代は、厳しく統制された社会に反発して民主主義闘争など学生運動などが盛んだった頃にあたる。

 時の朴正熙(パク・チョンヒ)政権から弾圧を受けた「民青学連(ミンチョンハニョン)世代」と呼ばれるそうだ。

 軍事政権の元、自由な行動が規制されていた彼らが、中年となった今ここで自分のしたいようにゆとりを謳歌しようと言うのが「DD族」なのかも・・・と思いきや・・・

 社会学的に分析される「DD族」は、「職場や家庭でいじめられる『親父の危機』を脱出し現れた姿」だとか「儒教中心の序列主義と集団主義が弱まり『自分』と言う主体を見つけた」とか「企業でリストラの主要ターゲットになる為、生き残りをかけて少しでも若く見せようしている」とか、少々痛い内容。

 韓国でも、中年男性を取り巻く世間は厳しいようだ。


 「脳トレ」シリーズで、今までゲーム業界未介入だったシニア世代の市場が開けたように、韓国では「DD族」世代を新しいマーケットとして、企業が逆にスタイルを作り出しているのかも知れない。


 商業ベースにのるんじゃなくて、ミドル・エイジを存分に満喫してもらいたい。

 魅力ってのは、外見だけじゃない。

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