「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<980>『チュノ』 閑話②

2010年02月21日 | チュノ
 テギルの仲間、チェ将軍&ワンソンの安否が気にかかる『チュノ』14話。

 制作陣は、こんなハラハラする展開の中で、洒落た遊びを仕掛けていたようだ。


 ぐるくんは、ドラマの中に出てくる書状や携帯メールの画面など、気にかける傾向があるのだが、この場面は人名だったのでスルーしてしまった。

 チョ・ソンビら文官は、ソッキョン世孫を押し、自分たちの権力確保を成し遂げようとしているが、テハはソヒョン世子亡き後、武官として純粋に世孫に忠誠を誓い守り抜こうとしている。

 

 彼らが準備している「反正」も、文官たちは、世孫を利用しての政権創出だけを考え、政治主導を握ってからの社会改革の事など気遣う素振りはない。

 一方、権力抗争に巻き込まれ「」とまでなったテハら武官は、亡きソヒョン世子を信奉し、大きな改革を望んでいる。


 この温度差が、今後の展開にどう影響していくのか?気になるところだ。

 そんな文vs武の不協和音がはっきりとしてきた大事なシーン。


 テハたちの前に、仲間に加える人名を記した書状と軍資金?が入った箱が並べられる。

 

 

 書状を広げるテハ。

 

 その書状には・・・

 

 ≫光山(クァンサン) 張 動権(チャン・ドンゴン)
  羅州(ナジュ)   李 憲(イ・ビョンホン)
  全州(チョンジュ) 栄 姜浩(ソン・ガンホ)
  平澤(ピョンテク) 韓 碩規(ハン・ソッキュ)≪

 ン~~、確かに強力な助っ人かもw

 これを見てテハが、「見慣れた名がありますが・・・」と言った何気ない台詞も、この事実を知ると思わず笑ってしまう。

 韓国で知らない人はいないほどの、名優揃いだもんw

 これを受けてソンビが「その中には、官職から退いた人もいる。」と答えている。

 きゃはw、ハン・ソッキュssiは、1995年以降テレビドラマ界から引退し、活躍の場を映画に移していると言う事実を踏まえての名回答w

 こんな遊びを仕掛けたシーンで、ドラマは深刻な雰囲気で進行。


 テハの部下たちは、ソンビの計画になんとも言えぬ不満顔・・・ 

 

 テハ自身の考えは、まだ明確にされていないが、反正を通しての社会変革も、世孫擁立で政権簒奪する事にも消極的な感じだ。

 屋敷から出てきた部下たちは、将軍であるテハを囲み、自分たちの憤懣を吐露するが・・・


 この時、塀の上からワンソンが、テハに向けて弓をいろうとしていた。


 テハは「私たちの間で内紛があってはならない。 合意点を見出さなければならない。」と嘆息しつつも協調して行こうと言うスタンスで部下たちを諭している。

 声高に「革命」を叫んではない。

 「制度を変える革命でなく、自己の思考を変える革命。」とか「真の革命は、刃物(武器)を置いた時になされる。」と言う台詞を聞いていると、「革命」と言うよりは、社会的通念の変革、意識を変えて行く事が必要だと思っているようだ。

 史実では、ソッキョン世孫は王位に就いていない。

 テハたちの思いは崇高だけれど、「反正」は失敗に終る事が明白なだけに、今後のテハたちの運命が気になる。

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