「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<721>『風の絵師』の手タレさん?!

2008年11月10日 | 韓国ドラマ
SBSドラマ『風の絵師』では、ドラマの主人公である実在した韓国画家、申潤福(シン・ユンボク)繊細な『美人図』や豪放な画風の金弘道(キム・ホンド)の『群仙図』などが紹介されている。

 
 ↑きれいな宣伝用ポスター!! 男装のグニョンちゃん、水面には本当の姿が・・・


 金弘道役のパク・シニャンと申潤福役のムン・グニョンの演技もさることながら、ドラマのシーンの中に登場するすべるような筆使いが話題になっているそうだ。

 実は、この絵を描いているシーンは、俳優さんたちではないそうだ。

 見事な筆使いを見せる「手タレ?さん」は、梨花(イファ)女子大学造形芸術学部教授のイ・ジョンモク先生を含む、アン・ククジュssi、ペク・チヘssi、ク・セジンssiら本職の東洋画家の先生。

ドラマの中での絵の監修及び総括はイ・ジョンモク先生が行い、演技上の筆使いのシーンは、主に3人の女性画家たちが担っているそうだ。

 絵を描いているシーンの約90%以上を演じていると言う。

 

 特に正祖(チョンジョ/李氏王朝第22代国王)の御真画師や超大型『群仙図』などを描くシーンでは、4人の画家の手が総出演となったそうだ。

 アン・ククジュssiは風俗人物画担当、絹画と御真はペク・チヘssi、儀軌と山水画はク・セジンssiが、それぞれ担当されたそうだ。


イ・ジョンモク先生は、今年2月にドラマのオファーを受け、原作小説を読んで決意したと言う。

 その後、出演者たちに3ヶ月間、東洋画の理論と実技を指導したそうだ。

 俳優さんたちの集中力は見事で、まるで本物の如く実力をあげたと先生は感心していると言う。


イ・ジョンモク先生らは、ドラマで300枚以上もの絵を描いたそうだ。

 また、模写ばかりではなく、正祖の御真画師など現存している作品がない場合、正祖役のペ・スペンssiをモデルに、朝鮮時代の材料と絵の様式を再現し創作したそうだ。


 放送後、「韓国画」を学ぼうと言う人も増えて、「画仙紙に墨汁が広がるように東洋画人気が広まり、やりがいを感じる」と、イ・ジョンモク先生はご満悦だそう。


 隠れた演技者を見てみようw → You Tube 『風の絵師』予告MV

 関連過去記事:<690>

最新の画像もっと見る

コメントを投稿