でーさんのきまぐれ日記

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2011年 JR西日本株主総会

2011年07月01日 23時26分37秒 | 
先週の23日(木)、西日本旅客鉄道(JR西日本)の株主総会に行ってきました。例年通り阪急電車で梅田まで出て、隣接するJR大阪から大阪環状線に乗り会場最寄駅の福島で下車しました。改札を出ると案内を持った社員がいました。案内通り歩き、駅から約10分位で会場に到着しました。会場入口付近は報道陣が多数おり、例年通り市民団体がビラ配りをしていました。会場に到着したのは30分前という事もあり前方の中央の席を確保できました。出席株主数はざっと見た限り1000人は超えていたかと思います。



開催日時:6月23日(木) 午前10時より
総会会場:リーガロイヤルホテル(大阪・中之島)
総会の内容:10時開始   福知山線脱線事故のお詫び(佐々木社長)、黙祷
        10時05分頃 開会、議決権行使の個数及び株主数の報告
                  監査報告
                  事業報告、計算書類の説明(ナレーション)
                  決議事項の説明(株主提案含む)
        10時30分頃 事前質問の回答
        10時40分頃 質疑応答
        13時15分   議案採決
                  閉会

ここの株主総会は過去何回か出席しており最近は3年続けて出席しています。質疑応答について福知山線事故の関係が思ってたより少ないように思われたが多数質問者がいる中、3年続けて車イスの人を指名していたから議長は事故と関係なさそうな無難そうな人を選んでたような気もする。質疑内容ですが当然の事ながら福知山線の事故に関係し安全面が中心で鉄道事業や節電対策、決議事項について出ていました。
毎年の事ながら回答は歯切れが良くなく何か隠しているようにも思われた。また、社員による防護無線の予備電源のヒューズ抜取り問題や社員の自社線内での痴漢行為などにより経営陣の責任について出ていたがまともな回答がなかった。
質疑応答で福知山線事故の遺族の方も出てきたが、質疑応答を聞いている限りでは会社と被害者との溝は深く、和解までまだまだ時間がかかるのではないかと思った。


質疑応答の内容
※表現の違いや聞き間違いがあるかもしれませんがお許しください。

Q:大阪駅は中間駅であり着席できない。大阪始発の列車を新設してほしい。
A:ダイヤは利用状況、対抗線区などを考慮している。提案は参考にする。

Q:阪和線の普通列車が減便になり不便になった。また、くろしお号がよく揺れて歩くのに苦労する。
A:阪和線は快速利用が多いため快速列車を増発した。普通列車について今後の利用状況により判断していく。くろしお号については新型車両に置き換える。

Q:地方交通線の取扱いについて
A:利用の少ない路線はバスなどに転換しているが今のところ対象線区はない。今後について自治体と協議する。

Q:JR東日本は自前の発電所を持っているが当社はどうなのか?
A:当社では自社の発電所はない。使っている電力を節約したり省エネの車両をしていく。今後も自社の発電は導入予定はない。

Q:連結部分の照明について
A:1月に舞子駅で事故が起こった。8両編成と4両編成の連結部分が車掌から見難い事もあった。また、お客様にも注意してもらいそれなりの効果はある。

Q:昨年10月、事故現場カーブのATS作動・非常停止問題隠しについて
A:当該カーブにATSを設置しているがヒューマンエラーがあり停止した。エラーを社員から報告してもらう様にしている。遺族から指摘があり開示をした。

Q:防護無線の予備電源ヒューズ抜き取り問題について
A:初期の段階で警察に捜査を依頼した。再発防止として乗務員同士の連携をとったりチーム制を試みる。また保安装置に手を付けられないように対策をとっている。

Q:第2号議案の1単元100株にする件について
A:証券取引所で100株にする動きがある。売買単位がわかりにくいという事もあり証券取引所から要請があった。

Q:節電対策について(事前質問及び質疑応答で2名)
A:できる限り協力をしていく。お客さまの安全性、利便性を考慮し一部の駅で始めている。今後、関電から要請があれば検討する。

Q:山陽新幹線の運賃、料金について営業距離と実距離が違うため取り過ぎているのではないのか?
A:在来線と一体の施設として運用している。民営化の際、国鉄から継承しており運賃、料金は認可している。現時点では現状のままにする。

Q:ワンマン列車のICOCAの車載機導入について
A:費用対効果で対応していく。ICカードについて相互に利用促進をはかり利便性を高める。

Q:気動車の安全対策について(JR北海道の火災事故について)
A:JR北海道の件について詳しい事はわからないが、さまざまな要因により事故が起こったと思われる。車両の不具合は当社全車両について原因と思われる部位を点検した。一部、不具合があったが不具合部分について対策をとっている。HP掲載について節目に掲載するかは検討する。

Q:緊急列車停止装置(EB)のスピーカーに紙をはさみ音量を絞った件について
A:この様な行為自体許されないが音が完全に聞こえない様にはしていない。EB装置は音がなくても働いている。社員からの申告によりこのような事象が出てきた。装置に手を加えることは問題である。

Q:福知山線事故の裁判について
A:裁判自体は山崎前社長のものである。事故を起こした当事者として裁判所には協力していく。証言について個人の判断によるものであり会社は関与していない。

Q:可部線一部区間の復活について
A:まだ決まっていない。沿線の開発は進んでいるが費用対効果の面で検討している。

Q:福知山線事故の遺族の対策について
A:被害者には真摯に向き合っている。遺族の状況について努力をしている。(賠償の)進捗具合は開示できないが賠償の問題は進んでいる。賠償は法的の枠組みで水準を上まわっている。生活上の問題、心のケアー、奨学金など個別の事情を伺い対応をしている。これからも十分な努力をしていく。

Q:株価低迷について
A:株価は市場が決めるものである。株価についてコメントする立場ではない。今の状況から抜けだして企業価値を高めていく。



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