日刊ゲンダイDIGITAL 6/24(土) 9:26配信
強靱なバネの持ち主(C)日刊ゲンダイ
成長株の若手力士は誰か――その問いに多くの角界関係者が真っ先に名前を挙げるのが、この阿武咲だ。
相撲の盛んな青森県出身で、弱冠20歳。三本木農業高校を1年で中退し、プロの道を選んだ。
相撲記者が言う。
「青森県は過去に横綱6人を輩出するなど、日本有数の相撲王国。アマチュア相撲も盛んで、各地に相撲道場もある。これは昔の話だが、寺社に奉納する宮相撲の横綱、大関ともなれば、それだけでタニマチが付き、家族を養うのも困らなかったほどです。阿武咲も幼少期から相撲に熱中。ただ、これほど才能のある青森出身力士が阿武松部屋に入門するのは珍しい。多くは伊勢ケ浜部屋に行くものですが……」
青森県出身の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は、地元で絶大な政治力を誇っている。
同郷の故・鳴戸親方(元横綱隆の里)でさえ、故郷の有望な若手には手を出せなかったほどだ。
それでも阿武松部屋に入門したのは、縁があったからだ。阿武咲は小学校6年時に全日本小学生相撲優勝大会に出場。この大会は国技館で行われ、その時の宿舎が阿武松部屋だった。
性格は謙虚で素直だが、そこは高校を中退してまで角界入りした筋金入りだ。相撲に対する姿勢、へこたれない根性は周囲からも一目置かれている。中でも阿武咲を気に入っているのが、白鵬と稀勢の里の両横綱。稀勢の里は名古屋場所前も3度、阿武松部屋に出稽古に赴き、「阿武咲は本当に強くなっているよ」と目を細めていた。
「白鵬も稀勢の里も15歳で入門した叩き上げ。阿武咲に当時の自分たちを重ね合わせているのかもしれない。もっとも、それだけで横綱2人に気に入られるとは思えない。才能を認められたからこそ、でしょう」(前出の記者)
雪国育ちだけにスキー、スノボーで鍛えられた強靱なバネの持ち主。まわしにこだわらず、突き押し一辺倒だが、親方衆の間では「将来的には四つ相撲も覚えなくてはいけないが、若い今はそれでもいい」と、理解の声が大半だ。順調に育てば、若の里(現西岩親方=元関脇)、豪栄道クラスはもちろん、ケガに泣かされなければ、さらに上を目指せるといわれている。
▽おうのしょう・ふみや
・本名は打越奎也
・1996年7月、青森県北津軽郡出身
・176センチ、155キロ
・最高位は東前頭14枚目
・5月場所で新入幕を果たし、10勝5敗で敢闘賞を受賞
(日刊ゲンダイDIGITAL 6/24(土) 9:26配信より抜粋) との内容っす。
東北地方の北端青森県は場所が開かれない割にはお相撲さんの出身地としては割と多いように思うっす。寒さに耐えながら稽古したというイメージがあるっすから辛抱強いんじゃないかと思うっす。名古屋場所で上位陣に対しいくつ金星が取れるかが期待されるところっす。5月場所では宇良と同じ2桁勝利っすが阿武咲が敢闘賞を貰ったということは宇良よりも評価が高いということっす。しかし宇良に恨まれてもしょうがないと思うっす。宇良は名古屋で借りを返すつもりだと思うっす。(^^ゞ