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かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

渡辺松男『泡宇宙の蛙』の一首鑑賞 24

2025-04-22 20:24:10 | 短歌の鑑賞

2025年度版 渡辺松男研究2の3(2017年8月実施)
   『泡宇宙の蛙』(1999年)【四葉鵯】P19~
   参加者:泉真帆、T・S、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
     レポーター:渡部慧子       司会と記録:鹿取未放   

 

24 夕立にびしょ濡れになりうれしいよしばらくわれも四葉鵯(よつばひよどり)


            (レポート)
 四葉鵯という菊科の花の存在がまずよい。風に吹かれ、雨に濡れるなりゆきを当然のこととする植物と作者の一体感。(慧子)

 
                               
            (当日発言)
★〈われ〉も花も両方濡れているのでしょう。四葉鵯は私も鳥の名前かと思っていました。花の時期は夏、1メートルぐらいの草丈でピンクの花を付けるそうです。夏だから夕立でずぶ濡れになっても寒くないし、爽快なんですね。子供の魂みたいにとっても素直な歌で、好きな世界です。(鹿取)


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