![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/48/cc3a6d78a74b8835bde1461372afb06e.jpg)
■メイン写真
お菊山稜線の展望地から望む関西国際空港
■今回のコース
東小学校前バス停→蓮信寺→七面大明神→高倉林道出合→お菊松(お菊山)→於菊松三角点
→展望地→新滝ノ池分岐→殿尾山→新滝ノ池分岐→滝ノ池→新滝ノ池→意賀美神社→
長滝駅
低山を歩ける季節になった。紀泉の山々が恋しくなる頃。
ということで、烈女の哀史を秘めたお菊山に出かけた。
お菊山の由来だが、豊臣秀次(秀吉の甥)に、お菊という娘がいた。
お菊は、大坂夏の陣で討死した夫・山口兵内の仇を討つため、
徳川方の浅野軍を攻める作戦を知らせに男装して大坂城に入った。
その途中、この山で髪を切り、髪と鏡を松の木の根元に埋めたという。
残念ながらお菊は、大坂城から和歌山への帰路、捕えられて処刑された。
JR阪和線・和泉砂川駅からコミュニティバス「山方面行き」に乗り、東小学校前へ。
少し手前の橋を渡って、まず蓮信寺をめざす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/20/4213ac8544b1eaf0a7485a3fab671456.jpg)
蓮信寺への石段が、本日最大の急登箇所といってもいいほどだ。
蓮信寺では、今回も大きな番犬にやたらに吠えられた。かわいいヤツなんだが。。。
三十番神の祠が並ぶ参道を登り、七面大明神の奥宮を経て山道に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/2c/80d3dc30f8aa3d0c2e49d723d29e2680.jpg)
巨大なヤマモモの木がある。
やはり、奈良より若干、暖地性の植生なのだ。
このほか、シダやウバメガシなど、やはり暖地性の植生。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/6d/f1b596b07565b46bfd0c072a61c5abf4.jpg)
モチツツジが狂い咲きしていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/8a/15ec675e8dfc378ff7cf7ec0fa8cd59c.jpg)
茂るウラジロ(シダ)を分けるように、細い道が続いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/e4/85c375d689b27702cb11e9c394a7de95.jpg)
コシダも多い。下草は、ほぼシダの楽園状態だ。
それにしてもイノシシが掘り返した痕が、まるで耕された畑のように
なっていて歩きにくい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/89/56a9f5619ac1b52c73a55075c47d098b.jpg)
高倉林道に出合い、渡った東側に見える、いかにも和泉層群っぽい地層が
露出した岩を少し登ると、四等三角点「於菊松」(285.9m)がある。
四石山や、関空方面の眺めが良い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/c5/dcc0da456c5afcd87add446d6bb389f6.jpg)
登山道に沿って、ビニール紐が張られている。
このあたりはマツタケ山で、11月いっぱいは登山道以外、立入禁止だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/73/69a4b5333abdc31f2cf87246a1a879f1.jpg)
順調なペースで、お菊山の山頂に到着。
もう何代目なのかわからないが、若いお菊松が1本、記念碑の横に立っている。
私が初めてここに来た時の松はすでに枯れ、その後、植えられたものだ。
山頂の周囲は広く切り開かれ、北側の眺めが良い。
淡路島、六甲山系も見えるが、今日はガスが出て、明石大橋を肉眼で見るのは厳しい。
広場には、ササユリの保護柵が設けられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/84/cf657dbc68088a6102ff7491072536cf.jpg)
ともちゃんが、落ちていたムベの実を発見。
このあたり、ムベが多いのだ。
アケビの近縁種だが、アケビのように熟して実が裂けるようなことはない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/30/63626846603fbceaf0cf1f00211ba246.jpg)
お菊松の前で記念写真!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/d8/0eba5299a6dd3a15a7b16afef121dafc.jpg)
先へ進む。頭上を見上げたら、ムベの実がたくさん実っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/3c/2a42c6fced79e0ab1bc2015bbdaf9238.jpg)
三等三角点「於菊山」(354.3m)。尾根道から右に少し入ったところに
あるので、少し分かりにくいかも。
関電の鉄塔整備用の赤い矢印標識に手書きで「行ってみろ」と書いてあるのが
ユーモラス。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/f7/0ae61c0dc2bb6c1fdafca312225689b9.jpg)
周囲は展望もなにもない場所だが、記念にパチリ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/cb/2966a718eef1b38329ecd094e2c2a20f.jpg)
元の尾根道に復帰してしばらく行ったところで、左の脇道にそれること5m、
こんな大展望が広がる。こういう場所にはすべて寄り道するのが主義。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/c4/264e5f0078e11d0850ae32ae1698c05a.jpg)
切株に、コケとキノコが見事な装飾。これは、もはやアートだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/b9/e1c3eba6ec753a1fc39b60309faad75d.jpg)
新滝ノ池分岐の少し先まで足を延ばしてみた。
殿尾山のピークである。ここも狭いピークで、5人立てばスペースが埋まる。
三角点はなく、展望もない不遇のピークだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/88/946152dfc60e4a8a53ccf85362321787.jpg)
新滝ノ池分岐に戻り、北への尾根をひたすら下る。
マツが姿を消し、ウバメガシの純林になる。
細い尾根はザレており、滑らないように入念に足を運ぶ。
立入禁止のテープが張られたマツタケ山のエリアは過ぎたが、
途中の斜面に、マツタケとおぼしきキノコが生えていた。
しかし、採って軽率に食うほどの勇気はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/83/e0dec075048edc4abcc919aa4f65149e.jpg)
新滝ノ池のほとりに出た。あとは長い、仕方ないが、舗装道歩きが待っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/21/0f2f8dd3b854d47991da12172c2191e4.jpg)
意賀美神社の前を通り、長滝駅へてくてく。
夜から雨になる予報だったので、ちょっと心配していたが、天気はなんとか
持ちこたえてくれた。
お菊山稜線の展望地から望む関西国際空港
■今回のコース
東小学校前バス停→蓮信寺→七面大明神→高倉林道出合→お菊松(お菊山)→於菊松三角点
→展望地→新滝ノ池分岐→殿尾山→新滝ノ池分岐→滝ノ池→新滝ノ池→意賀美神社→
長滝駅
低山を歩ける季節になった。紀泉の山々が恋しくなる頃。
ということで、烈女の哀史を秘めたお菊山に出かけた。
お菊山の由来だが、豊臣秀次(秀吉の甥)に、お菊という娘がいた。
お菊は、大坂夏の陣で討死した夫・山口兵内の仇を討つため、
徳川方の浅野軍を攻める作戦を知らせに男装して大坂城に入った。
その途中、この山で髪を切り、髪と鏡を松の木の根元に埋めたという。
残念ながらお菊は、大坂城から和歌山への帰路、捕えられて処刑された。
JR阪和線・和泉砂川駅からコミュニティバス「山方面行き」に乗り、東小学校前へ。
少し手前の橋を渡って、まず蓮信寺をめざす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/20/4213ac8544b1eaf0a7485a3fab671456.jpg)
蓮信寺への石段が、本日最大の急登箇所といってもいいほどだ。
蓮信寺では、今回も大きな番犬にやたらに吠えられた。かわいいヤツなんだが。。。
三十番神の祠が並ぶ参道を登り、七面大明神の奥宮を経て山道に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/2c/80d3dc30f8aa3d0c2e49d723d29e2680.jpg)
巨大なヤマモモの木がある。
やはり、奈良より若干、暖地性の植生なのだ。
このほか、シダやウバメガシなど、やはり暖地性の植生。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/6d/f1b596b07565b46bfd0c072a61c5abf4.jpg)
モチツツジが狂い咲きしていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/8a/15ec675e8dfc378ff7cf7ec0fa8cd59c.jpg)
茂るウラジロ(シダ)を分けるように、細い道が続いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/e4/85c375d689b27702cb11e9c394a7de95.jpg)
コシダも多い。下草は、ほぼシダの楽園状態だ。
それにしてもイノシシが掘り返した痕が、まるで耕された畑のように
なっていて歩きにくい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/89/56a9f5619ac1b52c73a55075c47d098b.jpg)
高倉林道に出合い、渡った東側に見える、いかにも和泉層群っぽい地層が
露出した岩を少し登ると、四等三角点「於菊松」(285.9m)がある。
四石山や、関空方面の眺めが良い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/c5/dcc0da456c5afcd87add446d6bb389f6.jpg)
登山道に沿って、ビニール紐が張られている。
このあたりはマツタケ山で、11月いっぱいは登山道以外、立入禁止だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/73/69a4b5333abdc31f2cf87246a1a879f1.jpg)
順調なペースで、お菊山の山頂に到着。
もう何代目なのかわからないが、若いお菊松が1本、記念碑の横に立っている。
私が初めてここに来た時の松はすでに枯れ、その後、植えられたものだ。
山頂の周囲は広く切り開かれ、北側の眺めが良い。
淡路島、六甲山系も見えるが、今日はガスが出て、明石大橋を肉眼で見るのは厳しい。
広場には、ササユリの保護柵が設けられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/84/cf657dbc68088a6102ff7491072536cf.jpg)
ともちゃんが、落ちていたムベの実を発見。
このあたり、ムベが多いのだ。
アケビの近縁種だが、アケビのように熟して実が裂けるようなことはない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/30/63626846603fbceaf0cf1f00211ba246.jpg)
お菊松の前で記念写真!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/d8/0eba5299a6dd3a15a7b16afef121dafc.jpg)
先へ進む。頭上を見上げたら、ムベの実がたくさん実っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/3c/2a42c6fced79e0ab1bc2015bbdaf9238.jpg)
三等三角点「於菊山」(354.3m)。尾根道から右に少し入ったところに
あるので、少し分かりにくいかも。
関電の鉄塔整備用の赤い矢印標識に手書きで「行ってみろ」と書いてあるのが
ユーモラス。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/f7/0ae61c0dc2bb6c1fdafca312225689b9.jpg)
周囲は展望もなにもない場所だが、記念にパチリ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/cb/2966a718eef1b38329ecd094e2c2a20f.jpg)
元の尾根道に復帰してしばらく行ったところで、左の脇道にそれること5m、
こんな大展望が広がる。こういう場所にはすべて寄り道するのが主義。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/c4/264e5f0078e11d0850ae32ae1698c05a.jpg)
切株に、コケとキノコが見事な装飾。これは、もはやアートだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/b9/e1c3eba6ec753a1fc39b60309faad75d.jpg)
新滝ノ池分岐の少し先まで足を延ばしてみた。
殿尾山のピークである。ここも狭いピークで、5人立てばスペースが埋まる。
三角点はなく、展望もない不遇のピークだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/88/946152dfc60e4a8a53ccf85362321787.jpg)
新滝ノ池分岐に戻り、北への尾根をひたすら下る。
マツが姿を消し、ウバメガシの純林になる。
細い尾根はザレており、滑らないように入念に足を運ぶ。
立入禁止のテープが張られたマツタケ山のエリアは過ぎたが、
途中の斜面に、マツタケとおぼしきキノコが生えていた。
しかし、採って軽率に食うほどの勇気はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/83/e0dec075048edc4abcc919aa4f65149e.jpg)
新滝ノ池のほとりに出た。あとは長い、仕方ないが、舗装道歩きが待っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/21/0f2f8dd3b854d47991da12172c2191e4.jpg)
意賀美神社の前を通り、長滝駅へてくてく。
夜から雨になる予報だったので、ちょっと心配していたが、天気はなんとか
持ちこたえてくれた。