Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2016年12月29日(木) 兵庫県北部、美方高原から高丸山へ、今シーズンの初ラッセル

2016年12月30日 | 山登りの記録
■メイン写真
ブナ林の中を、稜線を目指す


■今回のコース
美方高原自然の家「とちのき村」→(直登ルート)→展望コース出合→休憩舎→
稜線出合→高丸山→休憩舎→(往路を戻る)→「とちのき村」⇒村岡温泉


美方高原は、ハチ北高原がある鉢伏山の稜線を越えた向こう側にある。
美方高原自然の家「とちのき村」という、たいへん魅力的な設備があるので、
ここを起点に、高丸山へ登り、あわよくば鉢伏山に足を延ばそうと考えた。



登山届を「とちのき村」に提出して、まずはキャンプ場の方へ。



キャンプ場入口で左に進み、「直登ルート(健脚コース)」に入る。
新雪で、ルートはすっかり白い斜面と化している。トレースはない。

遥か上部で、数頭の鹿が沢筋をゆっくり横切っていくのが見えた。

直登コースに入ってすぐ、正規のコースを見失ったため、沢筋からあまり離れない
ようにコースを取ったため、ちょっと厳しいラッセルと登高を強いられた。

積雪量は30センチ程度なので、たいしたことはないが、スノーシューは向かない
くらいの急坂。ツボ足が一番だ。
ただ、新雪はまだ安定しておらず、一歩一歩の沈み込みが激しい。



金網で補強された氷瀑のあたりで登山道を見つけ、そこからは比較的、楽になった。



やがてブナの巨樹が目立つようになってきた。
朝は青空だったのに、いつの間にか空は灰色の雲に覆われている。



すばらしいブナ林に思わず感嘆。これで天気が良かったらなぁ。



支尾根に出ると、高丸山が見通せたが、やがてガスの彼方に消えてしまう。
傾斜は緩くなったが、雪が明らかに深くなってきたので、スノーシューを装着する。



支尾根の途中にある休憩舎を通る。
風が筒抜けなので、休憩しない。

ほどなく現れた2.5万地形図上の分岐は、まず直進し、P1114に向かいジグザグに
登っていく。ルートは灌木の中にススキが茂り、ススキが薄いところを選って
雪を分けて進む。無雪期は、通れそうにないな。



P1114の直下で、鉢伏山から高丸山に続く主尾根に飛び出した。
この時にはガスが出てきて、鉢伏山は全く見えない。
ハチ北高原スキー場は、まだ積雪量が十分ではないようだ。

風も出てきたので、鉢伏山への登頂は断念し、高丸山への登頂のみに絞る。



スキー場のリフト終着点でもある鞍部を経て、少し登り返せば、
高丸山1070mのピークに着いた。山名表示などが見当たらないが、
地形的にはピークだ。周りは何も見えなくなっていたが、一応、記念撮影。

ルート的には、この先の小代越から支尾根に入り、林道コースに抜けられるが、
ちょっとだけ距離が長い。
ずっとトレースがない状態にも疲れたので、下山は、険しいが、往路を戻ることにした。

先ほどの鞍部から、左への破線道に入ると、行きに通った休憩舎の手前で
合流する。



そのあたりから、ガスが途切れたP1114が顔を見せたので、一応パチリ。



行きの急登部で見つけた氷瀑の下部を改めて丹念にサーチしたら、
登山道らしきものを発見できたので、下りはそれを使用。
全体を通してトレースは皆無だったので、冒険心もくすぐられる山行になった。

帰る途中に寄った村岡温泉は素朴ながら、湯の質がよく、身体が奥の方から
よく温まった。

周辺をペタペタとスノーシューで歩くのもよい美方高原。
これは面白い場所をみつけたもんだ!

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