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Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2016年8月16日(火) 八ヶ岳・編笠山の深い森は、まるでナウシカか、もののけ姫の世界!

2016年08月20日 | 山登りの記録
■メイン写真
ようやく晴れ間が見え、富士山が姿を見せた!


■今回のコース
観音平駐車場→雲海展望台→押手川分岐→編笠山→青年小屋→(巻き道)→
押手川分岐→雲海展望台→屏風山展望台→観音平駐車場


本来は赤岳から下山する予定のこの日。
赤岳登山のキャンセルにより、この日1日がまるまる浮いてしまった。
そこで、地図を広げて日帰りで下りてこられるルートを探していたら、
Y井氏とよっしーから、「編笠山はどうか」とナイスな提案があり、即、これに乗った。



観音平駐車場kの登山口からスタート。



まだ青いが、ヤマブドウがあった。



陽の光がカエデを透かす。こういうのに出合える山はいい。



人の横顔にも見える岩。イマジネーションを研ぎ澄ますと、山の楽しみが増える。



コケがびっしり登山道脇に生えているのは、それだけ湿気が濃いということ。
なので、キノコも多い。



トウヒやコメツガの森の中を登り続ける。



カエデやミズナラやの広葉樹帯にも入ったりする。



ベニテングタケを発見。毒キノコの代表選手だ。



大きな矢印が描かれた岩の横を抜ける。
だだっ広い尾根筋なので、霧が濃かったら迷いやすいのだと思われる。



こんなキノコも発見。



美しいコケ群落に、思わず足を止める。



押手川。
川が流れているわけではないが、昔、水を求めた登山者が苔を押し探したら、
水がこんこんと湧き出てきたことという言い伝えがあるそうだ。



ホシガラスが、トウヒかカラマツの実を岩の上でついばんでいるのに遭遇。
食べるのに夢中で、しばらく写真も撮り放題だった。



山頂が近づいてくると、かなりの急登が続くようになる。
振り向くと、富士山、南アルプス方面が見える。



さらに急坂の一本道を登る。
今回のメンバーなら、少々の坂でもへっちゃら。



コケモモの実も、これから熟していくのだろう。



オトギリソウがささやかに咲いていた。



ウメバチソウ? ちょっとピントが甘かった。



そうこうしているうちに、編笠山の山頂に着く。
岩がごろごろしている、広い山頂だ。
隣にそびえる権現岳は、ずっと雲がかかっており、頂上が垣間見えたのは
ほんの一瞬だった。



青年小屋の方に下る途中に、ヒカリゴケの自生ポイントがあった。
目立たないので、知らないうちに通り過ぎてしまいそう。

向こうから登ってきた女性2人組にも教えてあげると歓声があがった。



やがて、大きな岩がゴロゴロ重なる道を下りる。



青年小屋に着いたが、台風に備えて窓にいたが打ち付けられ、
休憩ベンチは裏返されて重石が載せられていた。
名物のコーヒーを頼みたかったのだが、これでは仕方ない。



ちなみに青年小屋は、「遠い飲み屋」として、おいしい酒が呑める山小屋として
有名だ。いずれここにも泊ってみたい。

巻き道ルートで下山する。
この日泊ったペンション「ゴリー」のオーナーにあとで聞いた話だが、
巻き道ルートの歩行者は極端に少ないそうだ。



確かに、人ずれしていないワイルドなルートで、一面のコケは、
風の谷のナウシカか、もののけ姫の世界を思い起こさせるものだった。

押手川に戻り、もとの道を雲海展望台まで下る。



ここから右の富士見平への道に入ると、ほどなく美しいカラマツ林になる。
年間を通じて湿度が高いのか、サルオガセがかかっていた。

屏風山の展望ベンチの分岐で左折し、スパッと割れたような大岩群を抜ける。



マルバダケフキが綺麗に咲いていた。



観音平駐車場に戻り、すぐ先のヒカリゴケ自生地に行ってみた。
標高が低いこの場所は、柵で保護されてはいたが、残念ながら
ヒカリゴケはわずかしかなかった。やはり、がんばって山頂まで行かないと
だめということで。

パノラマの湯の露天風呂にゆっくり浸かっていたら、
昨日登った飯盛山の方に虹が出ていた。

地酒と焼酎の宿・ゴリーでオーナーと呑みながら、
この日の夜は楽しく更けていった。

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