![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/32/b52b5b0e6a6dc65ce51e8d4bd5940f57.jpg)
■メイン写真
半凍り状態だった御船ノ滝。巨大クラゲのような氷塊ができていた
■今回のコース
井光鹿の里→井光鹿の井戸跡→古拝殿→御船ノ滝→林道出合→井光鹿の里
奈良県川上村の山奥に、冷え込むと凍りつく滝、御船ノ滝がある。
氷瀑ができると、毎年のようにテレビ中継されるが、だからといって観光地ズレ
しているわけではない。
本当は舗装林道から歩いて5分ほどの距離なのだが、この日は登山教室として、
山岳誌「山と溪谷」2016年1月号で紹介したルートを逆向けにたどってみた。
本来は、冬期は井光鹿の里までしかクルマは入れないが、この日は通行止めに
なっていなかったので、少し先までクルマで乗り入れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/23/b6c5b3fd60d0243bbe42eb6fcdfd3f27.jpg)
すぐ先の、井光鹿の井戸跡を示す標識から山道に入る。
わずかに雪が積もっており、トレースは皆無。分かりにくいが、すぐのところに
石碑が2つ立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/b9/d9bd5af023de644302a35f8b9a077265.jpg)
「神武天皇御旧蹟井光蹟」の石碑。奥に大きな窪地がある。
神武東征の折、井戸から上がってきたシッポが光った人に、大和までの道案内を
頼んだという神話が残る。この窪地が、その井戸跡だという。
確かに、何か陥没したような窪地で、仮にここに水が溜まったとしても、水が抜ける
場所がない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/55/d68d3b821c8352a798bb827fa3cae7ee.jpg)
右奥に「吉野首部祖加弥比加尼之墓」の碑。
「加弥比加尼(カミヒカネ/カヤヒカネ)」という、神武の時代の吉野地域の首長なの
だろうが、女性だったとみられ、その後、神武に大和まで連れられて別の名を与えられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/88/d9139e48af1a167d8da446bfccabd7ea.jpg)
このあたり、吉野杉の美林である。作業道が輻輳して、ちょっとややこしい。
まだ花粉の季節ではないが、帰宅してから鼻水がしばらく止まらなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/ba/32854516910ed618bba35f3ac20f1ae7.jpg)
ひとつ下の踏み跡に誘われて、崩壊した石垣に出てしまった。
仕方ないのでロープで補助しながら下った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/e8/44ed9405515ef69ca9d2c28cdf2d4e4b.jpg)
いる場所は分かっているので、広い尾根を直登し、本来の作業道に復帰した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/c2/c571edab4dc4303fa8b643ae550f1a76.jpg)
古拝殿跡の作業小屋を過ぎる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ba/7508289401dfec43a775f5d75ddd8c61.jpg)
小屋の前には、道中、たいへん数少ない標識が立つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/e9/01542070ed95929e12fd1e6ecacacd31.jpg)
雪が降り続ける寒い一日だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/c6/d333e67f0f32bf6009fae3db0fc803f3.jpg)
こうした桟橋の通過が、案外こわかったりする。
皇塔奥の院(大塔)への急登のルートは、この日は雪が深かったので断念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/4a/c100cec035867b2b17cea1c2674509ca.jpg)
支谷にかかる斜瀑。目的な滝はこれではない。黒い岩肌が印象的だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/e9/0ea22e8c8a79186eed2cec8172d460fe.jpg)
滝見台に到着。先客がお一人。大阪から、よくこの滝を見に来るという方だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/79/a44fce7812889d3b0ac40ff13c36adbd.jpg)
滝見台から滝壺(滝壺と言っても淵があるわけではない)前に立つ皆さんを撮る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/b8/b3dc546ef9d13cc32270f5beb7268461.jpg)
御船ノ滝は、半分凍っているかなといったところ。上半分は水流が落下し、
中段に出来立ての氷がつき、最下部は巨大クラゲのような氷になっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/6f/89f2dc0f563bf27c1c24c0adad30f4b2.jpg)
つららの氷は澄んでいて、いかにも時間をかけて出来上がった感じ。
テルモスの水を捨てて、折ったつららを持ち帰る方もおられた。
これでウイスキーを飲むとおっしゃる。いいなぁ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/53/9cfe71a288f04167fbe1756575c563d9.jpg)
林道まで5分ほど。新しい金属製の桟橋ができていた。
以前は木製の桟橋だったが、これはこれで別の意味で滑りやすくなった部分もある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/ce/40ab9beb44b1f9bcbbb551328e8bc8ce.jpg)
あっけなく林道に出た。この道で下山すると、あっという間に車に着く。
簡単にテレビのロケ隊が来るわけだ。
滝、週末の冷え込みで完全に凍るかな。
半凍り状態だった御船ノ滝。巨大クラゲのような氷塊ができていた
■今回のコース
井光鹿の里→井光鹿の井戸跡→古拝殿→御船ノ滝→林道出合→井光鹿の里
奈良県川上村の山奥に、冷え込むと凍りつく滝、御船ノ滝がある。
氷瀑ができると、毎年のようにテレビ中継されるが、だからといって観光地ズレ
しているわけではない。
本当は舗装林道から歩いて5分ほどの距離なのだが、この日は登山教室として、
山岳誌「山と溪谷」2016年1月号で紹介したルートを逆向けにたどってみた。
本来は、冬期は井光鹿の里までしかクルマは入れないが、この日は通行止めに
なっていなかったので、少し先までクルマで乗り入れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/23/b6c5b3fd60d0243bbe42eb6fcdfd3f27.jpg)
すぐ先の、井光鹿の井戸跡を示す標識から山道に入る。
わずかに雪が積もっており、トレースは皆無。分かりにくいが、すぐのところに
石碑が2つ立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/b9/d9bd5af023de644302a35f8b9a077265.jpg)
「神武天皇御旧蹟井光蹟」の石碑。奥に大きな窪地がある。
神武東征の折、井戸から上がってきたシッポが光った人に、大和までの道案内を
頼んだという神話が残る。この窪地が、その井戸跡だという。
確かに、何か陥没したような窪地で、仮にここに水が溜まったとしても、水が抜ける
場所がない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/55/d68d3b821c8352a798bb827fa3cae7ee.jpg)
右奥に「吉野首部祖加弥比加尼之墓」の碑。
「加弥比加尼(カミヒカネ/カヤヒカネ)」という、神武の時代の吉野地域の首長なの
だろうが、女性だったとみられ、その後、神武に大和まで連れられて別の名を与えられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/88/d9139e48af1a167d8da446bfccabd7ea.jpg)
このあたり、吉野杉の美林である。作業道が輻輳して、ちょっとややこしい。
まだ花粉の季節ではないが、帰宅してから鼻水がしばらく止まらなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/ba/32854516910ed618bba35f3ac20f1ae7.jpg)
ひとつ下の踏み跡に誘われて、崩壊した石垣に出てしまった。
仕方ないのでロープで補助しながら下った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/e8/44ed9405515ef69ca9d2c28cdf2d4e4b.jpg)
いる場所は分かっているので、広い尾根を直登し、本来の作業道に復帰した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/c2/c571edab4dc4303fa8b643ae550f1a76.jpg)
古拝殿跡の作業小屋を過ぎる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ba/7508289401dfec43a775f5d75ddd8c61.jpg)
小屋の前には、道中、たいへん数少ない標識が立つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/e9/01542070ed95929e12fd1e6ecacacd31.jpg)
雪が降り続ける寒い一日だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/c6/d333e67f0f32bf6009fae3db0fc803f3.jpg)
こうした桟橋の通過が、案外こわかったりする。
皇塔奥の院(大塔)への急登のルートは、この日は雪が深かったので断念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/4a/c100cec035867b2b17cea1c2674509ca.jpg)
支谷にかかる斜瀑。目的な滝はこれではない。黒い岩肌が印象的だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/e9/0ea22e8c8a79186eed2cec8172d460fe.jpg)
滝見台に到着。先客がお一人。大阪から、よくこの滝を見に来るという方だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/79/a44fce7812889d3b0ac40ff13c36adbd.jpg)
滝見台から滝壺(滝壺と言っても淵があるわけではない)前に立つ皆さんを撮る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/b8/b3dc546ef9d13cc32270f5beb7268461.jpg)
御船ノ滝は、半分凍っているかなといったところ。上半分は水流が落下し、
中段に出来立ての氷がつき、最下部は巨大クラゲのような氷になっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/6f/89f2dc0f563bf27c1c24c0adad30f4b2.jpg)
つららの氷は澄んでいて、いかにも時間をかけて出来上がった感じ。
テルモスの水を捨てて、折ったつららを持ち帰る方もおられた。
これでウイスキーを飲むとおっしゃる。いいなぁ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/53/9cfe71a288f04167fbe1756575c563d9.jpg)
林道まで5分ほど。新しい金属製の桟橋ができていた。
以前は木製の桟橋だったが、これはこれで別の意味で滑りやすくなった部分もある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/ce/40ab9beb44b1f9bcbbb551328e8bc8ce.jpg)
あっけなく林道に出た。この道で下山すると、あっという間に車に着く。
簡単にテレビのロケ隊が来るわけだ。
滝、週末の冷え込みで完全に凍るかな。