goo blog サービス終了のお知らせ 

Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2017年6月1日(木) 沢沿いの岩場が続く上級コース、[鈴鹿]御在所岳・本谷コースを歩く!

2017年06月02日 | 山登りの記録
■メイン写真
大黒岩から伊勢湾(四日市方面)の大パノラマを楽しむ


■今回のコース
ロープウェイ湯の山温泉駅→御在所山の家→不動滝→大黒滝→大黒岩→
アゼリア前→御在所岳(三角点)→ロープウェイ山上公園駅


ウチの登山教室の中でも、特に岩場歩きがお好きなお二人を、Mr.Dashお気に入りの
御在所岳・本谷コースにお連れした。
ここは、標高差800m、沢沿いの岩場が連続する上級者向けルートとして知られる。
慎重に登ればザイル等は不要だが、この日は万全の準備で臨んだ。
天気にも恵まれ、迫力のビューに圧倒されながらの快適な山旅となった。



廃墟が目立つ温泉街からスタート。コアジサイが咲いている。



ヤマオダマキも発見。今日もいろんな花に出合える予感。



本谷コースへは、御在所山の家の右手から入る。
左へ進むと一ノ谷新道なので注意。



岩に、薄いペンキの表示がある。



すぐに堰堤の上に出て、そこから沢筋を詰め上がっていく。
最初は大きな岩がゴロゴロ重なっている。



ナメ滝が幾つか連続する。鈴鹿山系特有の白い花崗岩で、足場はしっかりしている。



それにしても5月は記録的に少ない降水量だったためか、水が少ない。



不動滝。「うわー」と歓声があがる。高さは30mほどはあろうか。
巨大なチョックストーンと、黒々とした半空洞が印象的だ。



不動滝はさすがに直登できないので、少し手前から右岸(向かって左)を高巻く。



このあたりには、巨岩を抱いた古杉が多く、そのたくましい生命力に感動させられる。



再び沢筋に舞い戻る。ロープが頼りの難所。ここでは念のためザイルで確保。



この上にある岩場は、ちょっとトリッキーな箇所だったが、鎖つきのボルトが3本も
埋め込まれて味気なくなっていた。



足元にかわいいハルリンドウを発見。このあとも断続的に咲いており、
山頂部では群落もあった。



この日は水がかろうじて滴っているだけの大黒滝。
この滝も、右岸をトラバースして越える。



固定ロープがかかるトラバース箇所。ちょっと微妙なスタンスだが、ここも
足の置き場所を間違えずに、注意深くいけば大丈夫。



イワカガミがまだ咲いている!
沢を駆け上がってくる風が涼しい。



U字型になりながら懸命に生きている杉を発見。
真下の岩が滑り落ちてしまったのかな。



雲母峰(888m)が見える。いつの間にか、だいぶ登ってきた。
頭上にロープウェイの軌道が見える。



足元に、ロープウェイの錆びた部品が転がっている。
この先にも幾つか散乱しているのだが、その昔、いったい、何が起きたんだろう。



俗称シャーク岩。右にかかる鉄鎖を頼りに直登もできるが、この日は岩の下を
くぐり、左から攀じ登ってみた。



狭い竪穴だ。ここもお助け紐が活躍。



なかばクライミングのような急傾斜が続く。
振り返ると、御在所ロープウェイ名物の白い「6号支柱」と、建設中の新名神が見える。
「6号支柱」は、標高約940m地点にある、高さは61mの鉄塔で、現在もロープウェイ用
鉄塔で日本一の規模だという。



シロヤシオの花がまだ少し残ってくれていた。
今年は花が非常に少ないらしい。去年がんばりすぎたか。



ともちゃんが目ざとく、珍しいモウセンゴケをみつけた。
よくこんな小さいものが目に入るものだ。
そのつもりで見ると、けっこうたくさんあることに気づく。



左に垂壁が現れる。このてっぺんが、大黒岩だ。
沢を詰め上がるのも、ぼちぼち最後ということだ。



左に固定ロープが張られている。ここを登る。意外にホールド、スタンスとも豊富。



サラサドウダンがちょうど旬を迎えている。
難所に限って、いい花がある。



ちょうど大黒岩に出る。感動的だ。しばらくここで、大展望を堪能する。



ここまでの充実感をひしひし感じながら、鎌ヶ岳を見ながら背に、記念写真。



すぐ一ノ谷新道に合流する。
これまでたどってきた道は「上級者以上」向けとのこと。



アゼリア(山頂のレストラン)の横に出てきた。到着!! 喜びがバクハツする瞬間だ。
お見事、グッジョブ!!



山頂部はまったく観光地になっているので、われわれの集中力もすっかり切れて
しまったが、シロヤシオやドウダンツツジを見ながら、のらりくらりと御在所岳の
三角点へ。

アゼリアに戻って、ソフトクリームのごほうびに舌鼓を打つ。



下山はロープウェイを使い、時間省略だ。
ゴンドラから、さっきまでいた大黒岩を眺める。
右下にみえるのが、本谷の上部だ。上から見ると、その傾斜に驚かされる。
がんばって登ったルートが、すべてロープウェイから確認できるのも嬉しい。

「今日はおもしろかったねぇ」。
解散時、岩場が大好きなSさんから、最高の言葉をいただいた。


※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2017年5月28日(日) [曽爾]屏... | トップ | 2017年6月4日(日) 新緑の金... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事