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Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2020年11月21日(土) 古代の“合コン”の山・歌垣山から、能勢妙見山へ!

2020年11月24日 | 山登りの記録
■メイン写真
妙見山・ふれあい広場へ向かう道中からの錦秋


■今回のコース
歌垣山登山口バス停→歌垣山→堀越峠→妙見奥ノ院→石鳥居(車道出合)→本滝寺→
妙見山→妙見ケーブル山上駅⇒(妙見ケーブル)⇒黒川駅→妙見口駅


能勢の歌垣山は、古代、若い男女が集まり和歌を交わし合った歌垣(かがい)の山として
知られる。
日本三大歌垣の山としては、他に佐賀の杵島山、茨城の筑波山が挙げられる。



歌垣山登山口バス停から、古きよき雰囲気の民家脇の道をとる。



沢筋の道を登っていく。小滝もあって楽しい。朴葉がいっぱい落ちていた。



尾根の舗装林道にたどり着くと、左にすぐで歌垣山公園だ。歌垣山の男山にあたる。



六甲山や北摂の山々が手に取るよう。あずま屋もあるので休憩にいい。



もとの林道を南に少し進むと、三角点と展望台がある女山だ。
ここの三角点は、周りに磨かれた岩で装飾されていて豪華だ。
展望台のほうは、樹木が生長して、肝心の展望はイマイチだ。



そのまま山道を下っていくと、堀越峠に出る。車道を渡って林道に入る。
タカノツメの落葉が甘い香りを発している。
Y路分岐を右にとり、急坂の参道を登りきると、峠にバイク侵入止めの柵がある。
ここを右に進む。



ダンコウバイの葉も、いい感じに黄葉していた。



妙見奥ノ院。
奥ノ院と言っても、妙見山から4キロも北にあり、しかも途中に幹線道路や集落がある。
標高も妙見山のほうが高い。不思議だなと思うが、妙見山の本来の寺は地黄にある眞如寺
なので、それを思うと違和感がなくなる。



能勢妙見山を手厚く保護した地元の殿様・能勢家の家紋である「矢筈」がいっぱい。



奥ノ院のすぐ裏手のピークには、鐘、石碑、あずま屋などがあるが、
この日は何より、カエデの紅葉が綺麗だった。



妙見山には神馬が祀ってあるのだが、ここ奥ノ院にもいるのだ。



境内でランチを楽しんだ後、南へ「おおさか自然歩道」をたどる。
今谷池を過ぎ、アニマルトラスト施設の横を抜けると、剣尾山がちらっと見えた。



野間峠へと続く車道を横断するところには、石鳥居が立つ。
こっちの道が、古くからの参道であったことを示す。



しばらくクルマに気を付けながらその車道を進み、食堂があるヘアピンカーブの
ところで未舗装林道に入る。
ほどなく、本滝寺へ続く長い石段が出てくる。段の幅が狭いのに急で、ちょっと歩きにくい。



本滝寺に到着。山号は能勢妙見山。妙見宗総本山である。
もともとは行基が拓いた1200年以上の歴史を誇り、滝行などが行われていた。
天台宗で修行した日照上人が、日蓮宗色の濃いこの地で周囲の猛反対に遭いながらも、
妙見宗を立ち上げた。



行程も後半に差しかかるが、最後に妙見山に登り返す。
これがなかなかしんどいのだが、大きなブナやカエデに癒されながら、一歩一歩登る。



まだまだ紅葉も楽しめた。



妙見山の山頂部にある開運殿(本殿)。
この寺、能勢町地黄の眞如寺の飛び地境内であり、正式には「無漏山眞如寺境外
仏堂能勢妙見山」という。一般には誰もそう呼ばず、「能勢の妙見さん」「妙見宮」
として親しまれている。なお、先ほどの本滝寺とは「一切関係がない」と仰っている。



星嶺会館の前からは六甲山系が展望できる。



三角点は、妙見山の最高点でもあるのだが、じつに目立たないところにある。



紅葉を楽しみながら、ふれあい広場へ続く道を下る。
下山はケーブルカーで。そうか60周年なのか。



小腹が減ったので、妙見口駅前にある「かめたに」さんで、名物の「猪フルト」をゲット。
猪肉であるという実感はあまりないが、とにかく美味しく、あっという間にペロリ。
理想的なしめくくりだ。

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