Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2015年7月29日(水) 暑さで参った、生駒越え(千光寺から鳴川峠、小滝が続く六万寺谷へ)

2015年07月29日 | 山登りの記録
■メイン写真
六万寺谷で最大の6m滝。この谷は、生駒山系には珍しく、小滝が連続する。


■今回のコース
近鉄東山駅⇒(平群町コミュニティバス)⇒鳴川バス停→千光寺→奥の院→鳴川峠→
六万寺谷口→(小滝が続く)→六万寺谷コース入口→らくらくセンターハウス→
近鉄瓢箪山駅


生駒山系も奥が深い。
今日は、千光寺から鳴川峠を越え、小滝が連続する六万寺谷を歩いた。
暑さで倒れそうになった。本来、この暑さで行くべきではないルート。



近鉄東山駅からコミュニティバスで鳴川へ。運賃100円!
少しでも舗装道歩きを減らそうという狙い。



しばらく解体されていた「ゆるぎ地蔵」。新しい屋根が完成間近だ。



千光寺の山門も、リニューアル直前。



トイレの前には、新しい水車が誕生。



千光寺には、役行者が分身の術を使っている。
お暇な人、または事実を厳密に追求したい方、何体あるか数えてください(笑)。



裏行場へ向かう。
鎖場は、今ではお寺の許可なく登ってはいけない。
確かにここは、クライミングの心得が少しないと、本当に難しいのだ。



なので、この巻き道を登るが、これもなかなか急峻。



奥の院。さらに鎖場が続くが、先ほどの行場ほどの難所はもう出てこない。



西の覗への分岐。今日は尾根筋へ直行。
クモの巣が多いので、小枝を拾って振り回しながら進む。
それにしても暑い。既にフェイスタオルは絞れそう。



いつもぬかるんでいる道をたどり、鳴川峠へ。

今日は大阪側へ直進。直下の水場でタオルを浸し、顔と首筋を冷やす。



らくらく登山道に出て左へ。
しばらく進むと、六万寺谷コースに入る。



六万寺谷は小滝のオンパレード。
滝の規模は確かに小さいが、生駒山系では貴重な存在だ。



六万寺谷コースの入口には、「ハイキングコースとしては未整備」として
歩行は注意するよう掲示されていたが、Mr.Dash的には、十分整備されている道といえる。



斜瀑。水量は少ないが、ツラ構えがいい。



4m斜瀑。ここまで下りてくると、水量も少し増えてくる。
虫がやたら多いので、タオルで払いながら下山する。



なにやら由緒ありげな釣鐘がかかる廃墟。

舗装道に出て、熱波をまともに受ける。
ここまでに、結構、暑さにやられてしまっており、なんとか引っ張ってきたが、
これがダメ押しに。すっかり暑さに参ってしまった。
こんな時期に暑いルートは歩くべきではないなぁ。



らくらくセンターハウス手前の展望スポット。
大阪側が一望のもと。



らくらくセンターハウスに駆け込んで、熱中症をさます。
脈拍を自分で計ると132~144。
異常な量の汗が止まらず、背中を滝のように汗が流れる。
頭がぼーっとして、うっすらとした吐き気が続く。

扇風機の前に座り込み、スポーツドリンクをとにかく飲む。
冷やしたペットボトルをおでこ、首筋、脇、股に代わる代わる当てて、
とにかく体を冷やす。背中に扇風機の風を集中的に当てると効果的だった。

こういうときは、自分しか頼れないので、とにかく冷静に、安静を保つ。
対処法を頭で知っていることと、実際に対処できることは違う。
自分がガイドをする場合は、お客さまには完璧な応急処置をしたいし、
所属する山岳部でメンバーが窮地に追い込まれたら、適切な応急処置をしようとするだろう。
当たり前の行動がとれるかどうかが、本当の実力だ。

45分ほど冷やし続け、脈拍は72にまで落ち着いてきた。汗が止まった。
昼はとうに回っているが、食欲はまだ全くない。しかし、600ccほど
スポーツドリンクを飲んだおかけで、発汗による体内水分の欠乏も防げた様子。
「成り行き」ではなく、このように数値を具体的に追いかけることで、冷静さを保てる。

身体を冷やすこと1時間。よし、歩けるぞと思い、瓢箪山駅まで慎重に歩いた。
駅でようやく遅い昼食をとることができ、冷房の効いた近鉄車内で爆睡し、
やっと体調回復。やれやれ。

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