
■メイン写真
林道ナメラ線の脇にある巨大な芦生杉
■今回のコース
・菅原からダンノ峠越えでの廃村八丁は断念。
・急遽変更したルート:
峰定寺駐車場→三本杉分岐→(ナメラ谷沿い)→小ナメラ谷分岐→野鳥の森分岐→
俵坂峠→(林道ナメラ線)→小ナメラ谷上部→小ナメラ谷分岐→三本杉分岐→
峰定寺駐車場
「遊山の会」の力試しとして設定している水曜登山教室。
今回は京都北山の廃村八丁を予定していたが、行ってみてびっくり。
残雪が非常に多いのだ。しかも、足を踏み入れると一気に踏み抜いてしまう腐り雪。
最奥の民家からすぐ先の林道で、腿までずぶずぶ潜る始末。
これでは、ダンノ峠から先は絶望的だろう。
さっさと諦め、峰定寺から峰床山にトライしてみた。
こちらの山も、ガイド本の取材で土地鑑はあるから問題ない。
それでも、すぐ横の山で雪がなくなるはずはない。やはり腐った雪に
苦しめられることになる。結果、なんとか俵坂峠までたどり着けた。

峰定寺の駐車場から歩き始める。高級料理旅館・美山荘の横を通る。
一泊45,000円の宿だ。白いポルシェが停まっていたが、確かにそういう人しか
来れないだろう、あこがれの宿。

峰定寺の山門前を通る。この先で橋を渡り、寺谷川に沿って林道を歩く。
山の斜面にところどころ、残雪が見られたが、林道のほうは、雪はほとんどなかった。

雪解け水で、水量はたいへん豊か。きれいな流れが続き、嬉しくなる。

シカがこっちを伺っていたが、やがて悠然と立ち去った。

三本杉分岐を過ぎたあたりから、林道にも残雪が増えてくる。
一歩一歩、ずぶずぶと沈む。スノーシューでもほしいくらいだ。

野鳥の森分岐で右の橋を渡る。谷筋に別れを告げ、ものすごい急坂で
支尾根をめざす。雪が着いておらず、これは行けるのではと期待感がふくらんだ。

しかし、上部のトラバース箇所でいよいよ雪が出てきた。
しばらくはステップを刻んで進んだが、滑落の危険が出てきたので、
急斜面ではあったが、登山道を外れ、右の尾根に直登し、林道ナメラ線に
直接、取り付くことに成功した。
この日、参加されたM原さん、T内さんも懸命の登高!

昼過ぎに、俵坂峠に到着した。峰床山まではあと1.1㎞。
しかし、皆さんの体力消耗を考慮し、ここまでと決める。
往路に使った強引なルートは下山には向かないので、林道ナメラ線を
緑風の森方面にとり、小ナメラ谷沿いの林道から、元の道に戻ることにした。

この林道の魅力は、巨大な芦生杉を見られること。
人工林に紛れて、時折、こんなのに出くわすから、北山ってすごい。
ところで、京都北山の人工林の歴史は室町時代(1330年から1390年)、
中河村で始まったとされている。
奈良県に現存する最古の人工林でも樹齢380年だから、かなり古いことになる。
もっとも、京都北山の人工林で5~600年を超える古株がいまだ存在するかは
確認できていないが、あればぜひ見てみたいものだ。

ともちゃんが、木のサイズと対比するため、根本まで急斜面を下りてくれた。

林道も、北側に向いているところは雪が多く残っていた。
向こうに見える峰床山を残念そうに眺める。
小ナメラ谷添いの林道は、幅も広く、滑落等の危険はない代わりに、
北向きの谷筋と会って、予想通り、雪がべったり残っていたが、
ここまで来たらがんばるのみ。
皆さん、腿上げ歩行は疲れただろうが、よくがんばっていただいた。
廃村八丁、峰床山ともに、いずれリベンジだ!
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
林道ナメラ線の脇にある巨大な芦生杉
■今回のコース
・菅原からダンノ峠越えでの廃村八丁は断念。
・急遽変更したルート:
峰定寺駐車場→三本杉分岐→(ナメラ谷沿い)→小ナメラ谷分岐→野鳥の森分岐→
俵坂峠→(林道ナメラ線)→小ナメラ谷上部→小ナメラ谷分岐→三本杉分岐→
峰定寺駐車場
「遊山の会」の力試しとして設定している水曜登山教室。
今回は京都北山の廃村八丁を予定していたが、行ってみてびっくり。
残雪が非常に多いのだ。しかも、足を踏み入れると一気に踏み抜いてしまう腐り雪。
最奥の民家からすぐ先の林道で、腿までずぶずぶ潜る始末。
これでは、ダンノ峠から先は絶望的だろう。
さっさと諦め、峰定寺から峰床山にトライしてみた。
こちらの山も、ガイド本の取材で土地鑑はあるから問題ない。
それでも、すぐ横の山で雪がなくなるはずはない。やはり腐った雪に
苦しめられることになる。結果、なんとか俵坂峠までたどり着けた。

峰定寺の駐車場から歩き始める。高級料理旅館・美山荘の横を通る。
一泊45,000円の宿だ。白いポルシェが停まっていたが、確かにそういう人しか
来れないだろう、あこがれの宿。

峰定寺の山門前を通る。この先で橋を渡り、寺谷川に沿って林道を歩く。
山の斜面にところどころ、残雪が見られたが、林道のほうは、雪はほとんどなかった。

雪解け水で、水量はたいへん豊か。きれいな流れが続き、嬉しくなる。

シカがこっちを伺っていたが、やがて悠然と立ち去った。

三本杉分岐を過ぎたあたりから、林道にも残雪が増えてくる。
一歩一歩、ずぶずぶと沈む。スノーシューでもほしいくらいだ。

野鳥の森分岐で右の橋を渡る。谷筋に別れを告げ、ものすごい急坂で
支尾根をめざす。雪が着いておらず、これは行けるのではと期待感がふくらんだ。

しかし、上部のトラバース箇所でいよいよ雪が出てきた。
しばらくはステップを刻んで進んだが、滑落の危険が出てきたので、
急斜面ではあったが、登山道を外れ、右の尾根に直登し、林道ナメラ線に
直接、取り付くことに成功した。
この日、参加されたM原さん、T内さんも懸命の登高!

昼過ぎに、俵坂峠に到着した。峰床山まではあと1.1㎞。
しかし、皆さんの体力消耗を考慮し、ここまでと決める。
往路に使った強引なルートは下山には向かないので、林道ナメラ線を
緑風の森方面にとり、小ナメラ谷沿いの林道から、元の道に戻ることにした。

この林道の魅力は、巨大な芦生杉を見られること。
人工林に紛れて、時折、こんなのに出くわすから、北山ってすごい。
ところで、京都北山の人工林の歴史は室町時代(1330年から1390年)、
中河村で始まったとされている。
奈良県に現存する最古の人工林でも樹齢380年だから、かなり古いことになる。
もっとも、京都北山の人工林で5~600年を超える古株がいまだ存在するかは
確認できていないが、あればぜひ見てみたいものだ。

ともちゃんが、木のサイズと対比するため、根本まで急斜面を下りてくれた。

林道も、北側に向いているところは雪が多く残っていた。
向こうに見える峰床山を残念そうに眺める。
小ナメラ谷添いの林道は、幅も広く、滑落等の危険はない代わりに、
北向きの谷筋と会って、予想通り、雪がべったり残っていたが、
ここまで来たらがんばるのみ。
皆さん、腿上げ歩行は疲れただろうが、よくがんばっていただいた。
廃村八丁、峰床山ともに、いずれリベンジだ!
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