Mr.Dashのぶろぐ館

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2020年3月1日(日) 「最強の城」高取城址の春を歩く。「町家の雛めぐり」は順延!

2020年03月02日 | 山登りの記録
■メイン写真
クマさんと天守のチェーンソーアートが、本丸の手前でお出迎え。


■今回のコース
壺阪山駅→(土佐街道)→植村家長屋門→阿波野青畝生家→砂防公園→猿石→国見櫓→
高取城跡→五百羅漢→壷阪寺→(土佐街道)→壺阪山駅


かねてより、一度テントの設営の体験会をやりたかったのだが、高取城址は
広々とした平坦地があるのでちょうどいい。
3月1日から、麓の土佐町では住民の皆さんが各家の自慢のお雛様を展示する
「町家の雛めぐり」が行われるので、時期もちょうどいい、と考えていた。
ところがコロナウイルス対策で、「町家の雛めぐり」の開始日は16日からに順延となってしまった。
まあ仕方ないな、この日のメインはテント設営だからいいか、ということで予定通り出発。



延期が決まったのが直前のため、「町家の雛めぐり」の準備は万端。



土佐町の歴史ある街並みを歩く。
大和朝廷の使役のため、四国の土佐から集められた役夫が故郷に帰れなくなり、
そのまま住みついたのが土佐町の由来。また、高取町は「くすりの町」でもある。



こんな大きなお雛さまもスタンバイ。



ひときわ目立つ、植村家の長屋門。
高取城は江戸時代以降、明治に時代まで、植村氏の居城だった。
現在の高取町の町長さんも、植村氏である。



しだいに人家が少なくなる。畑の畦にカタツムリ。冬眠から目覚めたか。



タマゴケも綺麗。



黒門跡を過ぎる。そうか、ここから「ご城下」だったのか。



聖天さん。ここが生駒聖天の元となったとの説もあるという。



しだいに傾斜が強くなる。
七曲りをこなすと、次は一升坂。
一升坂の途中に分岐があり、120mほど寄り道すると岩屋不動がある。

一升坂は、高取城の城普請の際、この坂があまりきついため、石材・木材の運ぶ
役夫に米一升を加給したというエピソードがある。



猿石。栢森への分岐にたたずむ。
築城の際に、石垣に使う石材とともに飛鳥から運ばれてきたらしい。



山城には珍しい水堀がある。水が涸れないのがすごい。



国見櫓にて。絶景ポイントだ。金剛山系、大和三山等が見える。



いよいよ石垣ゾーンへ。
さすがNHK番組で「最強の城」に選ばれただけあって、すごい迫力だ。



城址でいちばん大きな杉。いつからここの歴史をみつめてきたのだろう。



もともと中世に越智氏が築城したのば始まり。立派な石垣が築かれたのは、
郡山城主・豊臣秀長の重臣本多氏が城主になってから。



本丸の石垣は高さ15mくらいありそうだ。



本丸のてっぺんに到着。高取山のピークでもある。さっき見上げた石垣の上に出る。



金剛山をバックに記念撮影。



風をよけてランチ。



広い城跡の東側に立つと、はるか先に高見山の鋭峰が見える。



食後、テント設営の体験会を実施。
適地の選び方、テントの入口の向き、ペグダウンの方法、そして快適な室内の
レイアウトなどをレクチャー。



実際にテントの中に入って頂いた。
いずれウチの登山教室でテント泊山行ができたらいいな。

城址をあとにして、下山にとりかかる。



五百羅漢。
16世紀、高取城主の本多氏が石工に命じて作らせたとも伝わる。



よく見ると羅漢さんだけでなく、いろいろなデザインの石仏がある。



羅漢さんが刻まれた岩は風化が進む。



壷阪寺に下りてきた。



壷阪寺の旧参道を歩く。
倒れたスギの丸太から、次の世代のスギの苗が育ちつつある。



土佐の街並みに戻る途中、ツクシを見つけた。



土佐町を歩いていると、地元のおじさんが「人面石」を教えてくれた。



駐車場所近くに咲いていたシロバナタンポポ。高取はもうすっかり春だった。


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