Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年4月4日(水) [鈴鹿]霊仙山で、春の花を楽しみつくす!

2018年04月08日 | 山登りの記録
■メイン写真
道中の某所で見つけた、"超"めずらしい白いフクジュソウ


■今回のコース
今畑登山口→笹峠→近江展望台→霊仙山最高点→霊仙山三角点→経塚山→お池(お虎ヶ池)
→お猿岩→汗拭峠→落合

ここのところ、毎年のように春はフクジュソウを観に行っている。
今年は、石灰岩のカルスト地形で有名な霊仙山へ。
初めて、野生のフクジュソウで白い花を見つけ、大興奮した。
この日の登山教室に参加頂いた皆さんは、本当にラッキーだった。



今畑登山口から登り始める。



廃村今畑を通る。急な山道をジグザグに登らないとアプローチできない場所だ。
行政的には1998年、実質的にはその10年ほど前から廃村状態だったらしい。
宗金寺は、今でも定期的にお手入れされているようだ。



廃村の空き地には、あちこちに背の高いフクジュソウが咲いていた。



植林の中を登っていくと、かわいいヒトリシズカに出会った。



ミヤマカタバミも今が旬。



植林が終わり、落葉広葉樹の樹林に変わるころ、霊仙山が見える。三角形に見えるのは、
近江展望台(1003m)のピークである。
距離的には近く見えるが、あそこまではなかなかの急登。



しだいに石灰岩質の山らしい地形が顕著になってくる。



登っていると汗がにじみ出てくる春の日差しの中、笹峠に到着。



笹峠では、いつもこうして遊んでいく。



ブナなどの疎林が心地いい。



そして、近江展望台への急登へ。
一週間ほど目立った降水がないので、土壌は乾燥しきっており、ところにより
地割れしているほど。この区間はドロドロでズルズル滑ることが多いので、
この日はラッキー。それでも、今度は目の細かい乾いた砂に足を取られやすい。



振り返ると、鍋尻山のお椀を伏せたような形が見下ろせる。



近江展望台に到着。霊仙山の本峰が見通せる。
逆方向には、春霞がかかっていたが、琵琶湖の雄大な風景が目に飛び込んできた。



黄色い花がついた灌木。オニシバリだ。



そうこうしているうちに、お目当てのフクジュソウ群落に到着。



綺麗に咲いていた!!
福寿草の花言葉は、「幸せを招く」。見ているだけで幸せな気分になる。



歩きにくい岩稜を、山頂をめざす。



ネコノメソウとヒロハノアマナの競演。



霊仙山最高点(1094m)に到着。北東の尾根に避難小屋が見える。



ほどなく、霊仙山三角点に到着。
かつて最高点から三角点までは背の高さを超えるネマガリダケに覆われ、
藪漕ぎに苦戦したものだ。
数年前に腰ほどの高さになったと思ったら、そこからが早かった。
シカの個体が急増し、あっという間に好展望のハゲ山になった。



経塚山分岐は左折する。
向こうに残雪が、雪渓のようにみえる。
この時期は、年によって雪の量が著しく変わる。



お池(通称・お虎ヶ池)。琵琶湖の形と同じだというが…微妙。
ここは「お虎ヶ池」ではないとおっしゃる地元の方もおられたようで、一時、
「ここはお虎ヶ池ではりあません」とする立札もあった。

672年に山頂に建立された霊仙寺で研いだ米の水が溜まって「お虎ヶ池」ができ、
それが流れ出して「漆ヶ滝」ができたという伝説があるというが、
これが正しいとすると、現在のお虎ヶ池と漆ヶ滝の位置関係は明らかに異なる。
漆ヶ滝に流れる水は、経塚山と谷山の間(谷山谷)から流れ出さないといけないはずだ。



ホオジロがいた!!(写真は、野鳥に詳しいTさんの撮影)



お猿岩を過ぎると、下降モードに一色になる。
おっ、またもヒロハノアマナが咲いている。



タチツボスミレも、春の代表選手だ。

汗拭峠で最後の休憩。あとは落合谷を下って、廃村落合へ下った。

たくさんの春の花を観て大満足だが、何と言っても白いフクジュソウのインパクトは
大きかった!


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