
■メイン写真 : 岩殿山・丸山公園の展望台からみた富士山
■今回のルート: 大月駅→高月橋→丸山公園入口→分岐→丸山→ふるさとの館→岩殿山→烽火台→(往路を戻る)→分岐→
築坂峠→鎧岩の鎖場→兜岩の鎖場→天神山→稚児落とし→浅利集落→大月駅

ネットで発見して、行ってみたい思いに強くかられた岩殿山。
中央本線の大月駅から見える異様な岩肌は、一度見たら忘れられない
強烈な個性だ。
高月橋を渡り、登山口から丸山公園への遊歩道を上っていく。

ちょうど「大月さくら祭り」の真っ最中。
満開の桜の中、大月市街を見下ろす。富士山の美しい姿が間近にみえる。
いやー、絶景絶景。

「ふれあいの館」の背後に岩殿山の大岩壁が圧倒的なスケールでそびえる。
「ふれあいの館」は、大月市制40周年の記念事業により、中世の城を
イメージして建てられたそうだ。1階は大月市出身の写真家・白籏史朗氏の
写真館がある。

丸山公園に小さな丸い土盛りのようなピークがあり、これが丸山444.4mの
頂上である。
ここから岩殿山のピークへは、急な階段のつづら折りが続く。

いつの間にか右側に大岩壁が現れる。遠目にはキナバル山の岩壁を
髣髴とさせる迫力。これは、すごい!!
しかし、岩の質が全く異なり、ここは多くの丸い小石を含んだ礫岩であり、
それが脆く剥がれやすいのでクライミングには適さない。
縦走路への分岐を一旦過ごし、上へ上へと登る。

自然の地形を利用した城門「揚城戸跡」。これも迫力いっぱい。
花も富士も綺麗で、珍しい地形に城址!!
ここ岩殿山には山城があった。戦国時代、武田氏二十四将・小山田信茂が
城を築いたもので、その後、関東の3名城のひとつとされている。

ほどなく石碑が立つ岩殿山の山頂に着く。展望台となっている。
周囲は桜が植えられており、ここから見下ろす大月の街並みと
富士山の眺めは、「秀麗富嶽十二景」の名に恥じない素晴らしさ。

しかし、この山の最高点はさらに先にある。烽火台の標識がある。
標高634mは、東京スカイツリーと同じ。
無線中継、TV中継のアンテナが2つ立っており、殺風景な頂である。
縦走路への分岐に戻り、東に進む。

岩の一部は風化が進み、過去に一部爆破処理した箇所もあるが、
この写真のようにコンクリートで補強されているのもある。

公園外に出るとサクラはなくなるが、今度はミツバツツジが
咲き誇っていた。アセビも満開だった。ああ、春やなぁ。
築坂峠を過ぎると、やがて難所にさしかかる。

まず鎧岩の鎖場。慎重に登る。
(先行者の方、勝手に写真撮ってこめんなさい。解像度を落としています)

続いて兜岩のトラバース箇所と、その後再び長い鎖場を迎える。
これまたスリリングで、たいへん楽しい。
ホールド、スタンスがやや小さいが、敢えて鎖に一切触れずに
フリーで登り切ったら、面白くって仕方なかった。
ちなみに鎖場は2カ所とも、北側に安全な巻き道がある。

兜岩を北側から巻き、再び岩稜に出る。兜岩の鋭鋒を振り返る。

次のピークには天神山の標識があった。雑木に囲まれ展望はない。
少し下りたところに送電線鉄塔があり少し開けていたので、
昼にはまだ早いものの、ここで小休止しおにぎりを2つ食った。

15分ほどで「稚児落とし」と呼ばれる大岩壁に着く。
向こう側に屹立する最高点を見上げる。
馬蹄形の一枚岩で、高さは100m以上とも言われているようだが、
正しい高さは資料は、まだゲットしていない。

最高点から、ここまでたどってきたルートを振り返る。
ここからの眺めも圧倒的だ。

あとは浅利へ下山し、のどかな住宅街を通って大月駅へ戻る。
駅の改札に回り込む跨線橋から、富士急行の古い車両が見えた。
駅に到着。まだ12時半になっていなかったが、今回撮った写真は
118枚を数えていた。
短い行程ながらも見どころが多い印象的なハイキングとなった。
■今回のルート: 大月駅→高月橋→丸山公園入口→分岐→丸山→ふるさとの館→岩殿山→烽火台→(往路を戻る)→分岐→
築坂峠→鎧岩の鎖場→兜岩の鎖場→天神山→稚児落とし→浅利集落→大月駅

ネットで発見して、行ってみたい思いに強くかられた岩殿山。
中央本線の大月駅から見える異様な岩肌は、一度見たら忘れられない
強烈な個性だ。
高月橋を渡り、登山口から丸山公園への遊歩道を上っていく。

ちょうど「大月さくら祭り」の真っ最中。
満開の桜の中、大月市街を見下ろす。富士山の美しい姿が間近にみえる。
いやー、絶景絶景。

「ふれあいの館」の背後に岩殿山の大岩壁が圧倒的なスケールでそびえる。
「ふれあいの館」は、大月市制40周年の記念事業により、中世の城を
イメージして建てられたそうだ。1階は大月市出身の写真家・白籏史朗氏の
写真館がある。

丸山公園に小さな丸い土盛りのようなピークがあり、これが丸山444.4mの
頂上である。
ここから岩殿山のピークへは、急な階段のつづら折りが続く。

いつの間にか右側に大岩壁が現れる。遠目にはキナバル山の岩壁を
髣髴とさせる迫力。これは、すごい!!
しかし、岩の質が全く異なり、ここは多くの丸い小石を含んだ礫岩であり、
それが脆く剥がれやすいのでクライミングには適さない。
縦走路への分岐を一旦過ごし、上へ上へと登る。

自然の地形を利用した城門「揚城戸跡」。これも迫力いっぱい。
花も富士も綺麗で、珍しい地形に城址!!
ここ岩殿山には山城があった。戦国時代、武田氏二十四将・小山田信茂が
城を築いたもので、その後、関東の3名城のひとつとされている。

ほどなく石碑が立つ岩殿山の山頂に着く。展望台となっている。
周囲は桜が植えられており、ここから見下ろす大月の街並みと
富士山の眺めは、「秀麗富嶽十二景」の名に恥じない素晴らしさ。

しかし、この山の最高点はさらに先にある。烽火台の標識がある。
標高634mは、東京スカイツリーと同じ。
無線中継、TV中継のアンテナが2つ立っており、殺風景な頂である。
縦走路への分岐に戻り、東に進む。

岩の一部は風化が進み、過去に一部爆破処理した箇所もあるが、
この写真のようにコンクリートで補強されているのもある。

公園外に出るとサクラはなくなるが、今度はミツバツツジが
咲き誇っていた。アセビも満開だった。ああ、春やなぁ。
築坂峠を過ぎると、やがて難所にさしかかる。

まず鎧岩の鎖場。慎重に登る。
(先行者の方、勝手に写真撮ってこめんなさい。解像度を落としています)

続いて兜岩のトラバース箇所と、その後再び長い鎖場を迎える。
これまたスリリングで、たいへん楽しい。
ホールド、スタンスがやや小さいが、敢えて鎖に一切触れずに
フリーで登り切ったら、面白くって仕方なかった。
ちなみに鎖場は2カ所とも、北側に安全な巻き道がある。

兜岩を北側から巻き、再び岩稜に出る。兜岩の鋭鋒を振り返る。

次のピークには天神山の標識があった。雑木に囲まれ展望はない。
少し下りたところに送電線鉄塔があり少し開けていたので、
昼にはまだ早いものの、ここで小休止しおにぎりを2つ食った。

15分ほどで「稚児落とし」と呼ばれる大岩壁に着く。
向こう側に屹立する最高点を見上げる。
馬蹄形の一枚岩で、高さは100m以上とも言われているようだが、
正しい高さは資料は、まだゲットしていない。

最高点から、ここまでたどってきたルートを振り返る。
ここからの眺めも圧倒的だ。

あとは浅利へ下山し、のどかな住宅街を通って大月駅へ戻る。
駅の改札に回り込む跨線橋から、富士急行の古い車両が見えた。
駅に到着。まだ12時半になっていなかったが、今回撮った写真は
118枚を数えていた。
短い行程ながらも見どころが多い印象的なハイキングとなった。