Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年10月16日(火) 紅葉シーズン真っ只中の大台ヶ原・西大台を歩く!

2018年10月17日 | 山登りの記録
■メイン写真
赤や黄色に色づいた西大台の広葉樹林

■今回のコース
大台ケ原駐車場→大台教会→周回道分岐→ナゴヤ谷上流部の平坦地→中ノ谷渡渉点→
七つ池→カツラ谷渡渉→コウヤ谷渡渉→開拓跡→ワサビ谷渡渉→開拓分岐→
タタラ力水→周回道分岐→大台ケ原駐車場⇒小処温泉

今年2回目の西大台。前回は新緑の美しい5月。
そして今回は紅葉シーズンと、偶然ではあるがツボを押さえた季節選定になった。

※今年5月に歩いたときの様子は、「ここをクリック」!!



西大台への入山は、事前許可制(有料)だ。
当日、大台ヶ原ビジターセンターで受付を済ませる。
この日は、イケメン若手(!?)の兄ちゃんが受付担当。



最初に簡単なレクチャーを受ける。



そしていざ、入山!
入口には監視員がいて、首から下げるネームプレートと名簿を照合。
また、外来種子を持ち込まないようにするため、マットで靴の裏をこすってから立ち入る。



いきなり新しい倒木を発見。
度重なる台風は、西大台にも爪痕を残していた。通行には支障がないよう、手入れが
なされている。



夏が暑すぎたためか、今年は葉が紅葉する前に枯れてしまっているものも多いが、
中には綺麗に色づいているのも。



西大台の秋は、キノコ全盛の季節でもある。



そして、苔の美しさを楽しめるのも魅力だ。



うーん、センボンイチメガサだろうか…



ぱっと目の前が開けたら、ナゴヤ谷の渡渉箇所だ。



こういう景色を見に来たのだ!



カエデはもう落葉が進んでいる。地面に落ちてなお、美しい。



ブナの黄葉は、もうちょっと先かな。



キノコは種類が豊富。
木はブナではないのだが、ブナシメジかなぁ。よくわからん。



ちょっと時期が遅い気がするが、ツキヨタケかなぁ。これも全然自信ない。
誰か教えて。



たまにこうしたカエデを見つけると嬉しくなる。



このハート型の葉っぱ、何? シナノキかな。



ブナハリタケだろうか。
もちろん大台ヶ原では植物等の採取はNGなので。念のため。



七つ池でランチタイム。のどかな気分にひたる。



きれいなコケのアップ写真もどうぞ。



大台ヶ原には500種を超えるコケが生育しているというが、
中でも代表選手はこのセイタカスギゴケ。



風倒木の空洞の中に生えたキノコ。
生命のはかなさと、たくましさと。



個人的には、このあたりの樹林帯の雰囲気が好きだ。



うっそうとしたコケ地帯を抜ける。古き良き大台のムード。



ヤマブシタケを見つけた。いろいろあるなぁ。



開拓跡にたどり着くには、沢を2回、渡渉しなければならない。
水量が多い時は難所となるが、この日は水量が少なく、ラクラク渡れた。



開拓跡の標識もずいぶん劣化してきた。
これは新しくする予定はあるのだろうか。この程度の解説板は必要だと思う。



開拓跡には、ブーストイレがある。
中に携帯トイレが吊り下げられてあり、使用方法が写真入りで掲示してある。



ミズナラの実(ドングリ)に、なにやら見慣れないものが…
これはミズナラミイガフシといって、ミズナラミイガフシタマバチの幼虫が
中に入ってできた虫えい(虫こぶ)である。



開拓跡は、こんな山奥に似つかわしくない平坦地。
明治時代の入植は、厳しすぎる気候の前にあえなく失敗したのだった。



開拓分岐にて。ここから小処への登山道が分かれる。



周回の後半は、駐車場まで登り返すことになる。
まずは吊橋を2つ渡る。



ガレの長い坂道を登っていく。遠くに見えるのは又剣山か。



登山道脇の樹に、古い碍子が残されていた。
これは大正時代、大台ヶ原の気象情報をいち早く麓の林業組合に伝えるために
引かれた電話線の名残。
西大台は、人の手が入らない未開の地なのではなく、開拓の失敗や、
もう1世紀近く前の通信設備跡など、人の痕跡が垣間見られる。



巨岩の下から湧き出る「たたら力水」。



甘露である。さきほどまでの渡渉箇所などの水は、上に大台ヶ原ドライブウェイが
走っているため、飲みたくないのだ。そういう意味では唯一の水場。



帰りの道は、橋もかかっており、かなり歩きやすい。



ゆるやかな上り坂を歩きながら、黄葉をめでる。



なんとも美しいナゴヤ谷の清流に沿って、最後の登りへ。



そして、快調なペースを維持したまま、本日の最高標高である駐車場に戻る。
おつかれさま~!
夕刻から雨が降る予報だったが、空もなんとか、持ちこたえてくれた。

上北山村の温泉無料券がつくキャンペーン中のため、帰りに小処温泉に立ち寄った。
この日の山は12度くらい。知らず知らずに身体が冷えていたらしく
湯船に浸かったとき、全身がジーンとしびれた。


[西大台への入山について]

西大台は、環境省が定める利用調整地区だ。
予め入山許可をとり、当日も大台ヶ原ビジターセンターで簡単なレクチャーを受ける必要が
ある。加えて、歩行中は所定のネームプレートを首から下げ、パトロールの係員に出会ったら
それを提示しなければならない。

※西大台利用調整地区に入るには、自然公園法に基づく申請手続が必要。
 手続きは、「ここをクリック」!!

また、より深く大台ヶ原の魅力に触れたい方は、「大台ヶ原登録ガイド」による
ガイドを頼むとよい。

※「大台ヶ原登録ガイド」ガイド紹介は、「ここをクリック」!!


※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!


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