Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

7月15日(土)~17日(月)中ア・霧の宝剣岳と、悪天の木曽駒ヶ岳(2)

2006年07月19日 | 山登りの記録
日曜の朝、未明から小屋が揺さぶられるほどの強風と、横殴りの雨。あ~、これはもう三ノ沢岳往復なんて行ってられない。しかし、7時40分に頂上山荘のテン場で幕営しているF田氏夫妻と合流する約束をしていたので、最少人数でF田氏夫妻を呼びに行って、その間、他のメンバーには宝剣山荘でそのまま待機してもらおうと思った。

しかし、その構想を宣言すると、なんと全員、ピークまで行きたいという。1時間もかからない距離ということもあって、木曽駒まで行く「セッカク菌」がメンバーに感染したようだ。それで、強風、大雨の中、10人全員で山荘を出ることになった。いや、それにしても凄い嵐だ。コマクサが咲いていても、風上に顔を向けらない。レインウェアのフードをバタバタと雨粒が吹きつけ、会話さえも思うようにできない。

F田氏夫妻とはすぐに合流できたが、ずっとテントが飛ばされないように押さえながら、やがてテント内に浸水してくるという中、ほとんど寝られなかったそうだ。それでも頂上小屋に逃げ込まないところは、さすが山岳部総元締めの矜持である。奥さん、おつかれさまです。

12人そろって木曽駒のピークを踏み(写真)、引き返して、そのまま千畳敷に下山する。ロープウェイもバスも乗り継ぎが非常によく、9時半過ぎには駒ヶ根高原に下りていた。こまくさの湯で、ゆっくり身体を温める。乾いた新しい服に着替え、ホッと一息。もっと歩きたかったなという気もするが、嵐の中を宝剣岳の稜線を、不慣れなメンバー連れで進むのはリスクが大きすぎるので、これで良かったのだろう。山は逃げない。また来ればいい。

午後にスポーツ公園で人工壁を見て、そのまま歩いてマルスウイスキーへ。試飲・試食を楽しみ、地ビールを6種類すべて買い込む。ワインを含め、かなりの量の酒が、この夜のうちになくなってしまうことになる。民宿・天山での夕食は、味もさることながら、量がかなり充実していて、Mr.Dashを含め食欲のピークを過ぎた年齢のメンバーには十分すぎるくらいだった。若手は満足していたようだが。これで一泊7,000円なのだから、天山さん、エライ!

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