Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

塀内夏子の「おれたちの頂」を読みました

2006年07月20日 | 山に関する本やマンガ
「復刊ドットコム」(http://www.fukkan.com/)で、塀内夏子の「おれたちの頂」が復活刊行された。作者が弟さんの名前:塀内真人を使って少年マガジンに掲載されたという山マンガだ。講談社から単行本が1984年に出たらしいが、まだ読んでいなかった。

そこで、ともちゃんが「復刊ドットコム」を見たら、リクエストが受付中だった。さっそく一票を投じたら、しばらくして復刊されたとのメールが届いたのだ。すぐに注文し、届いた本(1巻、2巻)は、その日のうちに一気に読み終えた。

とにかく作者自身が、山をかじったことがあるというだけに、迫力が違う!例えば土合駅の暗く長い階段を描いたカットがあるが、あの階段が、いかに山男の夢と憧れの象徴であったか、山を知らない作家ならば、思いつかない、描けないひとコマだ。

ストーリーは、「硬派そのもの」の典型的スポコンである。当時、男性の名で発表したのもうなずける。あれこれストーリーを拡げず、純粋に、山に挑戦する2人の男を描いているのがいい。

それにしても、主人公ほど登攀能力があったら、どんなにいいだろうか。「ないものねだり」ではあるが、羨ましくて仕方ない。でも、もし自分が卓抜したクライマーだったとしても、この調子ノリの性格だから、やっぱりもうとっくに墜死しているのかな。

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