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Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2019年12月22日(日) 岩稜歩きが楽しいご当地アルプス「和気アルプス」を歩く!

2019年12月24日 | 山登りの記録
■メイン写真
白岩様の直下、鷲の巣クライミングエリア上部からの和気の街並み


■今回のコース
河川敷駐車スペース→和気富士登山口→和気富士→観音山→エビ山→岩山→前ノ峰→
穂高山→涸沢峰→奥ノ峰→神ノ上山→菖蒲池→白岩様→山の学校→和気中学校→駐車地


「和気アルプス」とは、岡山県和気町にある、標高200~300mクラスの岩稜の山塊だ。
この山域を愛する方々が登山路を開拓・整備し、地名をつけ、詳細な地図を作るなど、
精力的に活動されている。地域に愛されている里山の好例である。
以前から気になっていたものの、やや遠方ということで後回しにしていた「和気アルプス」を
訪ねてみた。
今回は地元に詳しいMさん、Kさんにもご同行頂いて、最も一般的であるとされる
和気富士から神ノ上山を縦走し、白岩様を経て和気中学校へ下るルートを歩いた。



金剛川の河川敷に駐車し、まずは車道沿いにある大題目岩を見上げる。



赤い鳥居が目印の、和気富士登山口。



いきなりの急登だが、ちょっと登っただけで絶景が得られ、気分が上がる。



最初のピーク、和気富士。住吉様の小祠と電波塔がある。
ちみなに「和気」は、平城京から平安京への遷都を推進した和気清麻呂の出身地と
いうわけ。



北へ延びる岩尾根をたどる。
エボシ岩が近くに見える。涙あふれて霞んでる。



観音山の直下には、「和」の文字の火床がある。
京都の大文字送り火のように、和気でも「和文字焼きまつり」が毎年お盆に行われ、
縦65m×横75mの「和」の火文字が浮かぶ。吉井川の対岸は、屋台が出たり
アトラクションも行われ盛り上がるという。



標高は低いが、露出した岩がアルペン的イメージを醸し出す。
周辺は9月~11月はマツタケ山のため入山禁止となる。



土壌がやせているので樹木は背が低い。
アカマツ、ネズミサシ、モチツツジ、ミツバツツジなどが多い。
足元はサルトリイバラ、コシダなど、いかにも播磨の低山という典型的な植生だ。



和気鵜飼谷温泉が見えてきた。
地下1,500mから湧く40度の湯は150トン/日の量を誇る。PH9.5のアルカリ性単純温泉。
次回はぜひ寄ってみたい。



穂高山への登り。
和気アルプスでは、各ピークや尾根、岩場の名称に北アルプス(主に槍・穂高連峰)を
想起させる名前がいっぱいあって面白い。
天神尾根分岐のすぐ上が少し広くなっているので、ここでランチタイム。



竜王山(222m)はステゴザウルスの背中のようで魅惑的だ。



南側、奥の方に見えるのは小豆島だ!



涸沢峰を通過。
イノシシ形にカットされたユーモラスな表示板。
この山域を整備し、世に広めた藤本氏が作ったホームページの画面中を走り回っている
イノシシと同じ形だ。



ジャンダルムを通過。



奥ノ峰付近から見た槍ヶ峰。



奥ノ峰を過ぎてしばらくすると、これまでの岩山の雰囲気が一変し、コナラやクヌギ、
アセビなどの穏やかな雑木林になる。
最高峰、神ノ上山への分岐に着く。



そして到着した神ノ上山。北、東、西側が開けている、広い山頂だ。
標高370mにすぎないが、充実感がすごい。



和気富士に続き、この日二つ目の三角点。



下山は、先ほどの分岐に戻り、南へ延びる道を下る。
ほどなく菖蒲池、金剛寺跡に出る。
金剛寺は、室町時代の山岳仏教寺院で、備前焼、陶器、瓦の出土品があったという。
わずかな石組が、当時の様子を今に伝える。



今回のハイライトともいえる、白岩様。巨大な岩のてっぺんから見る眺めは最高。
この下部は鷲の巣のクライミングエリアだ。



すぐ隣にはチンネ上部の岩が見える。



白岩様の露岩でポーズを決めて頂く。



馬の背を下る途中で白岩様を振り返る。これはクライマーの心をくすぐるはずだ。



谷沿いに急坂を下り、獣除け柵を2回通り抜けると、和気中学校裏に出る。
中学校の正門近くにあった大木の股にシュロが生えていたのには驚き。



想定よりも早く下山できたこともあり、帰りに日生(ひなせ)のご当地グルメ、
「かきおこ」を食べに行った。
日生名産の牡蠣入りのお好み焼きは、2000年頃から徐々にその名が知られるようになり、
今ではTV番組などにもよく取り上げられる。
晩飯には微妙に早い時間だったが、全員、1人前をペロリ。確かに超絶美味だった。


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