2010年9月4日(土)朝5時。。。
北海道ツーリング3日目。
2日に知床の岩尾別YHに到着し、携帯を見るとやはり圏外でした。
【岩尾別YHは写真中央辺り】
おかげで昨日の羅臼岳登山の様子がアップ出来なかったので、ちょっと記載します。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
昨日は早朝4時に起床し、5時にはYHを出発。
知床五湖へと続く道の途中の分岐から、終点の岩尾別温泉に到着する。
空きスペースに9Rを停め、ここから羅臼岳に登った。
前日の天気予報では曇りと少し安心していたが、登り出すと途中から雨...
まぁ、山の天気だから仕方ない...と、思いつつも、雨の中、登った事があるのは富士山だけだった事に気づく...
こんな時は、今まででもっと過酷な状況を思い浮かべる様にしている。
学生時代、都内で雪が降った日の新聞配達とか...
それよりも気になっているのが“クマ”
先月の8月22日に、この登山道の途中で、熊がシカを食べているとの情報があったらしい。
下山出来ない人もいたらしく、この9月2日まで自主規制が掛かっていた。
2日に管理センターの人が実際に登山道を登って確認した所、もう大丈夫と判断が付いたので、ようやく規制解除が出たばかりだった。
と、そんな話しだったんだけど、今回、対策としては“鈴”しかない。
大きめの鈴を買ったが、それだけでは不安な為、百均で2つ追加した。
3つの鈴を“シャンシャン”と鳴らし、登山道を登る。
早朝の為、また1番目の入山らしく、クモの巣が一杯絡んできた。
でも今回はストックがあるので、それを振り回し、ついでに柄の部分に鈴も付けて、更にシャンシャン度がアップ
一石二鳥って言うのか...う~ん、よく分からん...(≧ヘ≦)
登山道の途中には3つの水場がある。
最初に会うのは“弥三吉水”と言う場所。
ここで汗だくになった顔や腕に水を掛ける。
これが、冷たくてとても気持ちが良かった。(≧ε≦)
2つ目の水場は“銀冷水”。
ここは北キツネ特有のエキノコックスが混ざってあるかも知れないのでお勧めでないらしい(のでパスした)。
3つ目は羅臼岳の山頂手前にある“岩清水”。
ここは岩からポタポタと水が浸み出ている場所。
手酌のカップが置いてあったので、ちょこっと3口ぐらい飲んでみると、渇いた喉にキュンと来る冷たさがとても良かった。
最近、水の有難さが分かるようになって来たが、ほんとイイ
鉄分でも混じってそうな感じの味だが、多分、害はないだろう。
【山頂はあの先端】
水場の後は、羅臼岳頂上手前にして、最大の難所が待っていた。
ガレ場だ。
ゴツゴツした大きな岩が重なり合い、踏み外すと滑落しそうな場所。
ここは傾斜がキツいし、危険度もマックスって感じである。
今まで、あまり経験した事のない、ガレ場...
(まだまだ登山暦少ないんで)
登ったのはいいが、どうやって降りようかと気にしながら登った。
9時18分 ようやく山頂に到着。
山頂はガレ場の上に少しだけスペースがある。
10人も居ると、誰か落っこちちゃうんじゃないかって、言うような場所。
雨の中、記念にセルフで撮るが、羅臼町側から冷たい風が吹きつける。
【知床峠側を見降ろす ↓ 】
【こちらは知床連山方面 ↓ 】
それぞれの山の頂きを、雲が這うように流れて行く。
こんな天候でも、それぞれの見え方がある。
なかなか神秘的な感じだ。
ここでYHで作ってもらった弁当を食べようと思ったが、その前にこの冷気による寒さで死にそうだ。
おまけに少し端っこに行くと、崖から落ちそうだし...
こんなとこで遭難してもヤバイので、写真を撮って、すぐに下山した。
そして問題のガレ場の下山...
雨が降る中、かなり慎重に足の踏み場を考えないと滑ってダイブしそう。
腰を落とし確実に踏み込み、手で岩を掴む。
登りに時間は掛かったが、降りるのにも同じ以上に時間が掛かった。
なんとかガレ場を抜け、来た道を引き返す。
途中の開けた場所で、ようやく朝&昼食。
お楽しみの弁当タイムだ。
中身はご飯の上にシャケのフレークをまぶしてあり、おかずも何品か入っており、今まで食べた登山弁当の中では1番美味い。
食べ終えて、お腹も満足したので、下山再開
暫く下山すると、途中から本降りの雨となり、もうズブ濡れ状態となる。
そして、ようやく下山出来たのは13時頃。
下山タイムは約3時間強だ。
ちなみに登りは約4時間だった。
このあとは、9Rを停めた脇の道から、無料の岩尾別温泉に入った。
雨だからか、普段から人が少ないのか分からないが、誰も居なかった。
一人貸し切り状態で3段になった露店風呂を満喫する。
脱衣所がないので、女性がいると恥ずかしいが、近くにはシカがいるだけ。
その後は、暫く入った後、また雨具を着てYHに戻りました。
そして今日は5時からシーカヤック。。。
これから楽しんで来ます。(^∀^)ノ
‐Danke‐♪