Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

寂しくても、卑下せず生きる…ということ

2010-05-12 19:57:33 | 明川 哲也 さん
2010年も、ゴールデンウィークが終わり、沖縄と奄美地方は既に梅雨入り。

毎年のように思うけれど、年明けからゴールデンウィークまでは「長い」と感じますが、ゴールデンウィークから年末までは、本当にあっという間に過ぎてしまいます。
時が過ぎ行く早さを感じない…ということは、充実した日々を過ごしている事にはなるのでしょうけれど…。

さて、拙ブログの読者なら、ご存じの、このシリーズ

ちょっと「ご無沙汰」しましたが…そうです。明川 哲也 さんの登場です

朝日新聞の「こころ」のコーナーの『悩みのレッスン』というコラムの回答者として、4週間に一度のペースで登場されています。

2007年6月1日に紹介した「『ゆるゆる教』のすすめ」のような、素晴しい「明川ワールド」を、今回も読者の皆さんに堪能していただけるでしょうか

今回は、昨年11月22日に登場した分を紹介しますが、切なくも説得力があります。

では早速、紹介したいと思います


紹介するのは、埼玉県にお住まいの、24歳の女性の方の相談に対する回答です。

相談事は…

私には友達も恋人もいません。人付き合いが苦手なうえ、自身のこだわりでがんじがらめで、一生、恋愛も結婚もできないと思っている。不安で寂しくなると、誰にでもいいから抱かれたくなる。実際、インターネットで相手を探し、初対面の人に会いに行くこともある。たとえ体だけが目当てでも、人に求められたという経験は、私にとって生きていく上での「救い」になっている。母への罪悪感はあるが、私は間違っているのだろうか。恋愛も結婚もできない人間は、人に抱きしめてもらう資格もないのだろうか…

という内容。


これは、難しい。

決して女心を理解しているとは言えない私には、荷が重すぎる内容です。

でも、寂しい気持ちは、なんとなくですが分かる気がします。

そう、私も、結構寂しんです。こう見えても。

時々思います。

仕事が上手くいっていても、そうでなくても、埼玉に住んでいた時の人脈に頼りたい…と。あぁ、首都圏に住んでいる旧友と、潰れちゃう位まで酒を飲みたい…と。

ところが、そんな心寂しい相談者に対し、明川さんは、以下のように、優しく回答をしています

以下、記事を全文引用して紹介しましょう。

*************************************

 ナマの自分を見つめて生きていくのはしんどいですね。底なしの寂しさや、体の疼きを隠さない分だけ、あなたの痛みは沁みいるように伝わってきます。
 ボクは飢えや背徳の中にこそ人間を見るたちなので、ここでモラルを持ち出して、自分を安くするような行動はとらない方がいいですよ、などと言う気はありません。極端な話、男を千人抱けば、そこで見えてくるものもあるでしょう。女を千人抱いた男と巡り合い、独自の愛を育てないとも限らないのです。
 そう。問題は愛です。もっとも温かくもっともやっかいな感情。おそらくあなたは、世間から愛されていないという思いが強いのではないですか。それが人肌への欲求とともに爆発する夜がある。あなたが求めているのは救いではなく、質感ある愛なのではないでしょうか。
 そこからひとつ言えるのは、あなたの今の姿は、物語の始まりに似ているということ。小説の書き出しに現れそうなヒロインの姿に近い。だとすれば、物語だけではなく、あなたにもこれからたくさんの季節がやって来るはずなのです。彷徨の快楽と苦しみにもがきつつも、ストーリーは続いているということだけは忘れないで下さいね。
 あなたの季節を変える風が吹くのは、抱きしめてくれる誰かを探す夜ではなく、誰かを抱きしめられる自分に初めて気付く夜かもしれません。その夜のためにも、卑下せず、断定せずに生きて行って欲しいなあと思うのです。穏やかで温かな夜が、あなたに来ますように。

*************************************

なるほど…。

でも、やっぱり無理です。私には荷が重い。
この相談に、こんな風に助言することは、人間ができていないので、難しいです。

明川さん…一体どうやってここまでご自身を成長させてきたのでしょうか。
真似ができることならば、学びたいですけどね…それも無理なのでしょう。

でも、それでも言えることは、

「自分自身を自分が愛さない限り、夜は明けない」

ということですかね。


いやぁ~どこまでその明川さんの「世界」は、「深く」て「広く」のでしょうかね

年度が改まってから、このコーナーは火曜日に「お引越し」しましたので、今度の登場は、5月25日頃と思われます。
それまでのご登場分は、しっかりストックしていますので、順次紹介していきたいと思います。

この次も、どんな相談事に対し、どう回答して下さるのか…期待していますよ、明川さん

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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
いえいえ、私では力不足です。 (Dancho)
2010-05-23 14:27:06
yumiさん、こんにちは。

レスが遅くなりまして、申し訳ありません。

いやいや、私には、そんな力はないです。

ただ、明川さんの力量が素晴らしいので、朝日新聞を購読していない皆様にも良い記事があるので紹介したい…という気持ちで、このシリーズを続けています。

この記事、本当に難しいです。
私は、皆さんが思うほど、人間ができていないので、同じように悩む日の方が多い位です。

悩みながら成長できたら…と、期待も込めて、これからもこのシリーズを続けていきますので、宜しくお願いします。

先ずは、コメントを頂戴した事に対し御礼と、レスが遅くなった事に対して、心よりお詫びまで。
返信する
良い記事ですね (yumi )
2010-05-18 22:49:08
だんちょーさん
よくぞ取り上げて下さいました。
自分がなかなかコメントできない事を正直にお書きになって
そして爽やかにフォローするあたり、お人柄がよくわかります。
深く同意しています。

彼女とは少し似ている処がある自分としては
卑下しないようにと
身が引き締まりました。
返信する

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