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りあるえすてぇいと・にゅうす

徒然なるままに更新しておりました・・・

選挙&読書レビュー

2012-12-15 12:10:00 | 読んだ本あれこれ
今年も残すところあと半月、そしていよいよ明日は選挙!!
正直、誰(どこ)に投票しようか未だ決めかねています。


3年半前の選挙で、断片的・一方的な情報で決めるとろくな事が無いというのは、多くの国民が身にしみて分かったと思います、分かったと思いたいです。

でもなぁ、節電節電といいながらイルミネーションは煌々と灯すような忘れやすい国民だからなぁ・・・


なんにしても、20時以降の選挙速報番組が楽しみです。


この今回の選挙前まで議論の中心になっていた「消費税増税」我々不動産業界にも大きな影響があります。

土地の購入には消費税は課税されないのですが、家を建てる場合は建物の価格に消費税が課税されます。

※ 建物の価格が2000万円だとして、5%だと100万円の消費税だったのが、8%だと160万円・・・

だからといって、「増税前に無理してローンを組んで新築の家を買え!!」なんて馬鹿なことを言うつもりはありませんが、これから新築の家を建てようかという人にとっては、深刻な問題ですね。


こういう数字を見てしまうと、「増税の前にやること云々・・・」が正論のように思えてしまいますが、この本を読んだら、そんな悠長なことを言っている余裕が無いのがよーく分かります。

             

為替が動く理由を円・ドル・ユーロ・元の四つの通貨別に説明していて、今後の展望、特別会計の積立金(いわゆる埋蔵金)は本当に切り崩していいお金なのか、巷に流れる極端な経済政策の欠点も分かりやすく書いてあります。

特に、ドル・ユーロの章は必見です。


こういうことをしっかり知識として持った上で、選挙に臨むくらいしか、我々にできることって無いですからね・・・




(無題)

2012-09-13 15:17:00 | 読んだ本あれこれ
ガリガリ君コーンャ^ージュの悲劇の余韻醒めやらぬ中(?)、こちらも品薄なんだそうです。

【売れすぎ】明治の高級アイス「グラン」販売休止 生産追い付かず

え、こないだスーパーで大量に売っていたんですが、もう品薄なのか・・・そういわれると食べたくなるのが人情ってもんですよね。前から気になってたし今度買ってみよ。



さて、久々本のレビューです。今回は嫁さんが某ゲOで借りてきた少女マンガ「忘れられない」をご紹介します。
忘れられない

私は全然少女マンガに詳しくないのですが、作者の谷川史子さんって結構有名
な方なんですね。知らなかったase


折角1週間レンタルで借りてきたんだからもったいないと貧乏性な動機で読み進めると・・・



絵がきれいで面白いんですが


しんどい


胸をグサグサえぐられるようなこのせつなさ。


全て短編のオムニバス形式なんですが。特に表題作が良かったです。主人公の恋愛とお母さんの過去が綺麗に結びついていて・・・子供から大人になって、大人になってもまだまだ人生は長くて、今までの経験や思い出が足かせになったり味方になったり。。。そんな大人向けのビターな少女マンガ(矛盾してるなこの言い回し)でした。




自分が借りてきたマンガを熱く語る夫・・・嫁さんに気持ち悪がられそうだなyellow22

本のレビュー 今回はお堅い本

2012-07-07 10:55:00 | 読んだ本あれこれ
 今日は七夕(7月7日の記事では、必ずこれで始まってますね・・・進歩ないこと。。。)ですが、この天気では、雲の上で密会しているんじゃないでしょうか。織姫と彦星

さて、今話題のマイケルの本です。といっても、「ャD!!」の方のマイケルではありません。「ハーバード熱血授業」などでおなじみのマイケル・サンデル氏の著書、『それをお金で買いますか』です。

余談ですが、マイケルサンデルで変換しようとすると「マイケルさん出る」になってしまいます。


 リーマン・ショック以降、行き過ぎた市場主義の反省がなされるものと思っていましたが。その後もほぼ無批判に市場礼賛の傾向は続いているように思います。
そんな市場主義に、敬称を鳴らすのがこの本の趣獅ナす。

 道徳と市場は、この本を読む限り、相容れず無い水と油のような存在にしか思えません。
 レアな演劇の無料チケットを取る為に、行列に並んで手に入れたチケットを転売する並び屋、教育至近のために、額に刺青広告を入れる権利を売る母親、生命保険の受取り権を買い取り、投機のネタにするアメリカの会社・・・


日常に転がるネタから、常軌を逸しているといわざるを得ないネタまで、様々ですが、とにかく売ればいい、儲かればいい、というのを、アイデアが斬新だとか、誰もやらなかったことをしている、という言葉で美化してしまうのは恐ろしいなと思いました。


 生活する為にお金を稼ぐ、それ自体は消して卑しい行為ではないのに、結局誰かが道徳上逸脱した行為で稼ぎ、なし崩し的にそれが認められていくのは、これからも続くのでしょうかねぇ。。。



政治と「芥川賞もらっといてやる」の人

2012-06-27 11:42:00 | 読んだ本あれこれ
昨日は消費税関連法案の可決&某一平卒さんの新党がどうのの話題で持ちきりでしたね。

完全なる茶番茶番&茶番ですけど。

もともと寄せ集め集団だったのが、トロイカとかいう三バカ接着剤が乾いて使い物にならなくなっただけですから、何も不思議なことはありません、さっさとバラバラになればいいのに。そして二度と政権など握らないことです。


もう(次の選挙、選択肢が)ないじゃん・・・


あと、ネット上で見つけた、原口一博議員に対する「小者界の大物」のフレーズにワラタ。




さて、最近読んだ田中 慎弥氏(あの芥川賞授賞式のひとです)のエッセイ

「これからも、そうだ」
のなかに選挙の話が出てくるのですが、田中 慎弥氏は、選挙は一度も棄権したことがないそうです。なぜなら、政治に期待をしていないから。

一見矛盾しているようにも見えますが、氏曰く、

棄権する人は、どうせ自分が投票してもしなくても変わらないからと投票しないのだから、投票したら変わる状況になれば投票するのではないか。

それは、政治に対して何か良くなることを期待していることの表れである。

しかし、いくら以前ほどではないとはいえ、世界的には恵まれた日本で、独裁者打唐フ為の革命だの、内戦だのが起きることは先ずないでしょうから、大きな変化を求めての投票とはなりにくいだろうというのです。


こういう考えに賛否はあるでしょうが、私は結構その通りだろうなと思います。改革者っぽい人が出てくると異常なほどに支持率が上がるのはそのためでしょう。


他にもいろんなことがエッセイで触れられているのですが、野球好きというのが意外でした(たしかに著書の中に『神様のいない日本シリーズ』ってありますね)

そして清原・桑田より年下という事実にさらに驚愕。。。私と年そんなに変わらないんだなぁ・・・



※ この田中慎弥氏の小説は、純文学の部類で一人称が多い上クセのある文章ですので、好みが分かれるのですが、エッセイは分量も多くありませんので、興味のある方はご一読を。
個人的には平野啓一郎氏を面白いと思っている風な話題が出てくるところが、くすっときました。




ブックレビュー『エアコンのいらない家』

2011-11-08 15:59:00 | 読んだ本あれこれ
立冬も過ぎ、段々寒くなってきましたね。あーやだやだ。


さて、久々にブックレビューを。今回は、家を建てようと思っている方必見の本をご紹介します。

 
山田浩幸著『エアコンのいらない家』


 ここ数年、各メーカーはいかに機密性と断熱性を上げるかを競っていた嫌いがありますが、それだと冷暖房の機器がないと暮らせない家になってしまいます。この著者は、自然の風の動きを最大限に活かすにはどうしたらいいかを一番に考え、できるだけ冷暖房を使わない窓の配置、家の向きを紹介しております。

 カンタンな文章とイラストで、設計に詳しくない私でも楽しく読むことが出来ました。窓の位置一つでこんなに風通しが違うとはびっくりしました。(以外にも北窓の配置が重要だったのが一番の驚きでした)

 
 先の震災で、大量生産大量消費の生活習慣に疑問を持った方は多いと思います。オール電化で全室エアコンもいいですが、先人の知恵や風の通り道を十二分に活かした「エアコンの要らない家」もものすごく魅力的だなと思います。