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りあるえすてぇいと・にゅうす

徒然なるままに更新しておりました・・・

HUNTER×HUNTER 28 (ジャンプコミックス)

2011-07-06 10:59:00 | 読んだ本あれこれ
あのろくでもない復興担当大臣、結局辞めましたね。


“暴言”はYouTubeで100万回再生 辞任表明の松本復興相


まぁ、調べれば調べるほど真っ黒なあの方が復興に本気になるとは思えないので、さっさと辞めてもらえてよかったのかもしれません。

さて、待ちに待ったあのマンガの単行本、ついに購入しました。

HUNTERHUNTER 28
HUNTER×HUNTER 28 (ジャンプコミックス)
冨樫 義博 (著)
35日間100位以内
(73)

新品: ¥ 420
10点の新品/中古品を見る: ¥ 240より

(この商品の現在のランクに関する正式な情報については、漫画・アニメ・BLのベストセラーリストをご覧ください。)



・・・なんだよ、この表紙。


思えば、連載始まった頃はまだ高校生だったなぁ。同時期に始まった漫画に、既刊数でダブルスコアくらい差をつけられても、ジャンプでの連載は度々長期休載しても、なかなか読むのをやめられないのは、私が冨樫信者なのか、HUNTER×HUNTERが面白いのか・・・


来月には29巻発売と同時に、ジャンプでの連載もスタートします。ちょっと今年の夏は暑くなりそうですねfire

今の連載に魅力を感じないのは、既に少年ジャンプを読む歳ではないからかなぁ・・・


話題作(追記有)

2010-12-22 15:00:00 | 読んだ本あれこれ
 雪、降ってきましたねsnow・・・窓の外を見ているだけで凍えるような季節到来ですyellow22



さて、昨日、齋藤智裕さんがャvラ社賞を受賞された処女作「KAGEROU」ですが、皆さんはもう読みましたでしょうか?既にAMAZONのレビューは荒れはじめているようです。


私はまだ読んでないのですが、あらすじは―

『KAGEROU』――儚く不確かなもの。廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。
「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。
そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。
命の十字路で二人は、ある契約を交わす。
肉体と魂を分かつものとは何か? 人を人たらしめているものは何か?
深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。
そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、
かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。
水嶋ヒロの処女作、哀切かつ峻烈な「命」の物語。



>>そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男
>>命の十字路で二人は、ある契約を交わす。
 
これ、なんか笑ゥせぇるすまんみたいじゃね?が私の第一印象です。あと、題名がわざわざアルファベット表記なのがEXILEの曲名みたいだなとも思いました。



まだ読んでないので、内容の批評等はすることが出来ませんが、話のネタに読んでは見たいと思いました。買った人、もしよければ貸してもらえませんか(おい)



※続きを読むにあらすじを追加しました。(文字色を白にしているので反転させてごらんください)
主人公ヤスオはバブル経済の中で就職した40歳の男。景気の低下に煽られ
立場が危うくなり、仕事を辞めざるえなくなる。
まともな再就職先も得られず、500万ほどの借金を抱えたことを苦に飛びおり自殺を試みる。
そこで黒ずくめの男キョウヤに自殺を阻止されて、「どうせ死ぬなら我々にドナーとして身体を提供しないか」と
提案されて、楽に死んで2千万以上の金を貰えるということもあってヤスオは受け入れる。
高度な技術をもった謎の裏の組織の病院につれていかれたヤスオは、身体の値段の査定を受け、
さまざまな説明を受けて、身体を売る(実質自殺する)契約をする。
高度な技術で作られた偽の死体で偽装の死亡を家族や医者に見せる中、ヤスオは茜という女の子と出会い
その子が自分の心臓を与えられる女の子であると知る。

その後ほどなく最後の手術を受けて死ぬはずだったが、臓器を受ける側の患者が突然急死し
ヤスオは心臓だけを移植したまま意識を回復してしまう。
心臓は人工のもので無理矢理動かしていて、次の手術までの間モーターを回す必要があるものだった。
ヤスオはそれを自分の手でまわしながら病院を脱出し、その先で無事に自分の心臓を移植され
回復した茜と再開し、しばしの間楽しい時間を過ごす。

しかしすぐにヤスオたちは見つかる。
茜に「その心臓は自分の心臓なんだよ」と言うことは彼女を傷つけるし、自分がもうすぐ死ぬことを
告げるのはより酷だと思ったヤスオは、最後に嘘をつき、自分は単なる詐欺師なんだと茜をつきはなす。
看護師から「死にたい死にたいと思って死ぬ人はかわいそうだが、生きたいと思って死ぬ人は幸せ者だ」といわれて
そのことに深く共感したヤスオは、今度こそ最後となる手術を受けて死亡する。

しかしちょうどそのとき、ヤスオをドナーに誘ったエージェントのキョウヤが脳出血で唐黷驕B
最後のシーン、キョウヤはどう聞いてもヤスオのようなしゃべり方をしながら茜にあいにいき、
「心臓の音を聞かせてほしい」といって、茜の心臓が脈打つのを聞く。
終わり



うーん、下手にここに感想を書くとネタバレしてしまうのであえて書きませんが、これ、わざわざ一つの中長編にして本にせずとも短編でよくないか?と思います。AMAZONレビューに散見した、ご都合主義や、現実離れしているといった批判も分かります。

気になる方は、是非購入してそのあと私に・・・いや、なんでもありません。


(無題)

2010-10-22 16:30:00 | 読んだ本あれこれ
 最近、グルメマップが停滞気味ですが、なかなか新しい店に行く機会が無くて・・・近いうちに開発したいと思います。



 というわけで読書レビュー。今回は、近藤史恵著 『薔薇を拒む』をご紹介します。





施設で育った内気な少年・博人は、進学への援助を得るため、同い年の樋野と陸の孤島にある屋敷で働き始めた。整った容姿の樋野には壮絶な過去が。博人は令嬢の小夜に恋心を抱くが、陰惨な事件で穏やかだった生活は一変する。それは悪意が渦巻く屋敷で始まる、悲劇の序章に過ぎなかった―。 AMAZONより


 なぜ容姿の整った身寄りの無い青年を集めるのか、なぜそこには美しい一人娘とその母を置いておくのか、それがこの話の主な謎ですが、途中で気がついたと思えば、もう一つどんでん返しがある、そんな話でした。

 
 最近、近藤史恵氏の本をよく読むのですが、話の終わらせ方が上手だなと思います。この『薔薇を拒む』も、ネタ的にはそんなに珍しくないオチなのですが、そこまでの複線を短い話の中でしっかり回収しているので、読み終わった後に消化不良のもやもや感が残りません。短い時間で読みきれるので、へんな言い方ですが、マンガのような感覚で読める一冊でした。


 

読書の秋PartⅡ

2010-10-13 10:10:00 | 読んだ本あれこれ
 前回の『船に乗れ!』レビュー、完読前にフライングでアップしてしまいましたので、読了後の感想を。



 3巻まで読まないと、この本の題である『船に乗れ!』の意味が分かりません。(察しのいい人は分かってしまうかもしれませんが)私なんか、読む前までは船に乗って演奏旅行に出る新進気鋭の音楽家の話かと思っていましたから。


 主人公の身には、高校生にとっては荷が勝ちすぎるような出来事が幾度と無く起こりますが、この作者は「頑張れば乗り越えられる」などという一般論は使いません。ただ時は過ぎ、全ての事象が現在か過去に振り分けられてしまうという残酷な事実を、何かにより過ぎることなくあくまで冷静に書ききっています。
 今年読んだ本の中で、間違いなくベスト3に入る本でした。








さて、前置きが長くなりましたが、今回も音楽がらみ、しかも山形県出身の作家の本です。奥泉 光 著の『シューマンの指』をご紹介します。




 AMAZONの内容紹介より

 シューマンの音楽は、甘美で、鮮烈で、豊かで、そして、血なまぐさい――。

シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「わたし」。卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。現場に居合わせた修人はその後、ピアニストとして致命的な怪我を指に負い、事件は未解決のまま30余年の年月が流れる。そんなある日「わたし」の元に、修人が外国でシューマンを弾いていたいう「ありえない」噂が伝わる。修人の指にいったいなにが起きたのか――。

野間文学賞受賞後初の鮮やかな手さばきで奏でる書き下ろし長編小説。



 おりしも今年は、シューマン生誕200周年。実は私もシューマンについて殆ど知識が無く、出てくる曲がどのようなものなのかを味わうことが出来ませんでした。それでもページをめくる手が止まらず、あっという間に読了してしまいました。
 音楽をメインにしながら、ミステリーを上手く絡めて、最後の最後のあのどんでん返し・・・完全にやられました。


 永峰修人が作中で語る音楽論は、音楽論よりもむしろ哲学的で、主人公だけではなく、読者まで引き込んでしまうように感じました。(特にショパンやグールドといった、不滅の人気を誇るピアニストに対しても辛らつな評価をするあたり)


ピアノを弾いていたことのある方のほうが、専門的な用語の意味がわかるでしょうから、より楽しめると思います。

読み終わった後、シューマンのピアノ音楽を効きたくなること請け合いです。

読書レビュー

2010-10-08 09:31:00 | 読んだ本あれこれ
 食欲の秋、スメ[ツの秋とくれば読書の秋
ということで、久々に読書レビューをしようと思います。

今回は藤谷 治氏著の 『船に乗れ!』です






 ・・・実は三部作のうち、まだ二部までしか読んでいないんですが、非常に面白いのでフライングでレビューを書いてしまいました。

AMAZONのレビューはこんな感じです
 
 音楽一家に生まれた僕・津島サトルは、チェロを学び訣bアしたものの、あえなく失敗。不本意ながらも新生学園大学附属高校音楽科に進むが、そこで、フルート専攻の伊藤慧と友情を育み、ヴァイオリン専攻の南枝里子に恋をする。夏休みのオーケストラ合宿、市民オケのエキストラとしての初舞台、南とピアノの北島先生とのトリオ結成、文化祭、オーケストラ発表会と、一年は慌しく過ぎていく。書き下ろし、純度100パーセント超の青春音楽小説。 (1巻)

続巻待望の青春音楽小説、「光と影」のさらに色濃い第2楽章へ。 (2巻)

最終学年になった津島、鮎川、伊藤らのアンサンブル。伊藤は津島に言った。「僕たちはこれからの方が大変だ。甘くない」。それぞれの心がぶつかり合い、再びふれ合った果てに訪れる、感涙の最終楽章――。
エンターテイメント性と奥深さを兼ね備え、各紙誌で熱狂をもって紹介された青春音楽小説三部作が、ここに堂々完結! 胸に沁みるフィナーレは、人生を変える、かもしれない。(3巻)



 大人になった主人公。津島サトルが、高校時代を思い出すモノローグ形式で話は進んでいきます。
 
 あらすじだけ見れば第一志望の高校に落ち、失意のまま三流音楽高校に入学した主人公が、クラスメイト、先生、家族との係わり合いの仲で成長していく、いわゆる青春小説で、主人公もやたら内省的で、物事を深く考えすぎるようなタイプなのに、物語自体はさらっと進んでいく(かなり重大でヘビーな出来事も起こるのですが)この分量の作品を面白く読ませるのは、ひとえに筆者の物語作りの妙によるものでしょう。



1巻を読み終わった時点で、2巻があのように展開するとは夢にも思わなかった・・・3巻がどうなるのか、非常に楽しみです。