ミドル級12回戦
SW級王者のポール・ウイリアムス選手(Paul Williams)がベテランの実力者ロナルド・ライト選手(Ronald Wright)とミドル級で激突した注目の一戦は、ウイリアムス選手が圧倒的な手数で終始ライト選手をコントロールし続ける予想外の一方的な内容の12回判定で勝利しています。(体格比較)
元ウェルター級王者のウイリアムス選手ですが、過去にLH級まで上げたライト選手と対峙しても体格面ではっきりとリードしていて、改めてその規格外のサイズを思い知らされます。
その長い腕を生かしたロングのジャブ・ストレート、接近戦では右フックや左右アッパーなどをとにかく精力的に出し続け、ライト選手をほぼ完璧に封じ込める完勝でした。
以前から手数は多いウイリアムス選手ですが、昔はペチペチペチペチただしつこいだけの連打だったものが、ここ最近は一発一発にある程度の力が込められている感じ。
力強いとまでは言いませんが、以前が3~4割程度の力だったものが、今日は6割ぐらいの力てな感じで、体重を上げた分そのままパワーが増している印象。
この印象は攻撃面だけではなく、ライト選手の良いパンチを食っても全然怯まない様子から、体重を上げた影響が全ての面でプラスに働いている感じ。
もともとタフでスタミナもあるウイリアムス選手ですが、以前から持つ良さはそのままに攻防両面で一回り逞しくなっているように、改めて感じさせます。
ライト選手も固いブロッキングを駆使してようやく接近を果たしても、アッパーでガードの間を抜かれるなど、とにかく休み無く出続けるウイリアムス選手の攻撃に対処するのが精一杯といった様子で最後まで持ち味を発揮する事はできませんでした。
公式のスコアは119-109が2人、120-108が1人というほぼフルマーク。
ブランク明けとは言え、ライト選手にこの内容で勝利できる選手ってのはなかなかいないのではないでしょうか。
最近は試合毎に戦うクラスを変えているウイリアムス選手なので、今後のプランがイマイチ見えないのですが、SWからSMまでどのクラスでも相当強いと見ます。
魅力的なタレントも多いこの近辺のクラスだけに、大きな試合の実現に期待したいです。
ウイリアムス選手は37勝(27KO)1敗。ライト選手は51勝(25KO)5敗1分。
試合動画(dailymotion)
ボクシング ポール・ウィリアムス vs ウィンキー・ライト
Williams punishes Wright!(Andreas Hale,Fightnews)
Williams Dominates Wright, Punishes Winky Over Twelve(Mark Vester,Boxing Scene)
Youth Prevails: Williams Dominates a Returning Wright(Cliff Rold,Boxing Scene)
Williams proves why he's avoided(Dan Rafael,ESPN)
Williams overwhelms a still-dangerous Wright(Michael Rosenthal,The Ring)
WILLIAMS DOMINATES WRIGHT(Ben Thompson,FIGHTHYPE)
Williams, Wright Speak!(Andreas Hale,fightnews)
写真
Williams Wrecks Wright(HBO)
Photos: Paul Williams Batters Winky Wright Over Twelve(Boxing Scene)
Relentless Williams pummels Wright(LAS VEGAS REVIEW-JOURNAL)
PHOTO GALLERIES(BOXINGLASVEGAS)
バーノ・フィリップス対ポール・ウイリアムス(2008/11/29)
ポール・ウイリアムス対アンディ・コリー(2008/09/25)
カルロス・キンタナ対ポール・ウイリアムス(2008/06/07)
ポール・ウイリアムス対カルロス・キンタナ(2008/02/09)
アントニオ・マルガリート対ポール・ウィリアムズ(2007/07/14)
ポール・ウイリアムス対サントス・パカウ(11/4)
バナード・ホプキンス対ロナルド・ライト(2007/07/21)
ウインキー・ライト対アイク・クォーティー(2006/12/02)
SW級王者のポール・ウイリアムス選手(Paul Williams)がベテランの実力者ロナルド・ライト選手(Ronald Wright)とミドル級で激突した注目の一戦は、ウイリアムス選手が圧倒的な手数で終始ライト選手をコントロールし続ける予想外の一方的な内容の12回判定で勝利しています。(体格比較)
元ウェルター級王者のウイリアムス選手ですが、過去にLH級まで上げたライト選手と対峙しても体格面ではっきりとリードしていて、改めてその規格外のサイズを思い知らされます。
その長い腕を生かしたロングのジャブ・ストレート、接近戦では右フックや左右アッパーなどをとにかく精力的に出し続け、ライト選手をほぼ完璧に封じ込める完勝でした。
以前から手数は多いウイリアムス選手ですが、昔はペチペチペチペチただしつこいだけの連打だったものが、ここ最近は一発一発にある程度の力が込められている感じ。
力強いとまでは言いませんが、以前が3~4割程度の力だったものが、今日は6割ぐらいの力てな感じで、体重を上げた分そのままパワーが増している印象。
この印象は攻撃面だけではなく、ライト選手の良いパンチを食っても全然怯まない様子から、体重を上げた影響が全ての面でプラスに働いている感じ。
もともとタフでスタミナもあるウイリアムス選手ですが、以前から持つ良さはそのままに攻防両面で一回り逞しくなっているように、改めて感じさせます。
ライト選手も固いブロッキングを駆使してようやく接近を果たしても、アッパーでガードの間を抜かれるなど、とにかく休み無く出続けるウイリアムス選手の攻撃に対処するのが精一杯といった様子で最後まで持ち味を発揮する事はできませんでした。
公式のスコアは119-109が2人、120-108が1人というほぼフルマーク。
ブランク明けとは言え、ライト選手にこの内容で勝利できる選手ってのはなかなかいないのではないでしょうか。
最近は試合毎に戦うクラスを変えているウイリアムス選手なので、今後のプランがイマイチ見えないのですが、SWからSMまでどのクラスでも相当強いと見ます。
魅力的なタレントも多いこの近辺のクラスだけに、大きな試合の実現に期待したいです。
ウイリアムス選手は37勝(27KO)1敗。ライト選手は51勝(25KO)5敗1分。
試合動画(dailymotion)
ボクシング ポール・ウィリアムス vs ウィンキー・ライト
Williams punishes Wright!(Andreas Hale,Fightnews)
Williams Dominates Wright, Punishes Winky Over Twelve(Mark Vester,Boxing Scene)
Youth Prevails: Williams Dominates a Returning Wright(Cliff Rold,Boxing Scene)
Williams proves why he's avoided(Dan Rafael,ESPN)
Williams overwhelms a still-dangerous Wright(Michael Rosenthal,The Ring)
WILLIAMS DOMINATES WRIGHT(Ben Thompson,FIGHTHYPE)
Williams, Wright Speak!(Andreas Hale,fightnews)
写真
Williams Wrecks Wright(HBO)
Photos: Paul Williams Batters Winky Wright Over Twelve(Boxing Scene)
Relentless Williams pummels Wright(LAS VEGAS REVIEW-JOURNAL)
PHOTO GALLERIES(BOXINGLASVEGAS)
バーノ・フィリップス対ポール・ウイリアムス(2008/11/29)
ポール・ウイリアムス対アンディ・コリー(2008/09/25)
カルロス・キンタナ対ポール・ウイリアムス(2008/06/07)
ポール・ウイリアムス対カルロス・キンタナ(2008/02/09)
アントニオ・マルガリート対ポール・ウィリアムズ(2007/07/14)
ポール・ウイリアムス対サントス・パカウ(11/4)
バナード・ホプキンス対ロナルド・ライト(2007/07/21)
ウインキー・ライト対アイク・クォーティー(2006/12/02)
ライト自身も試合後にまだやる、と言っていましたし、次は今回のように間を空けたくないとも言っていました。
ライトの戦い方を考えると相性的に最も嫌な相手がウィリアムスとも言えそうですし、まだトップで戦える力は残していると私も思います。
個人的には、今後は全然聞いたこと無い相手でいいので、ある程度コンスタントに試合をやって欲しいです。
感想としては、ライトのファンの僕としては、なんか不思議な気分でしたね。
ウィリアムスの大差の判定勝ちは間違いないんですが、ライトは良くも悪くも?相変わらずな感じで、周りは世代交代って言ってるかもしれませんが、僕としてはまだまだやれるんじゃないかと思いました。
ウィリアムスにあのボクシングをされたら、勝てる選手はなかなかいないと思うし、ライトだからこそ決定打をもらわずに判定まで持ち込めたんじゃないでしょうか。
8回くらいから、ウィリアムスがパンチをまとめて倒しにかかっても、ブロッキングとクリンチワークでしのいで、反撃のパンチも何発か入れていたように思われました。
ウィリアムス以外のトップファイターにも、まだまだ勝てる可能性があるんじゃないかと思いました。
ウィリアムスはもちろんのこと、今後のライトにも期待したいですね。
ウイリアムスがウェルター級のホープとして台頭してきた頃、その反則な体型からハーンズの名前がよく引き合いに出されていましたが、そのスタイルは似ても似つかないものでした。
キンタナ2以降、ハーンズのように長い距離を生かした強打を打ち込むように変化して、タフさを備えたハーンズ2世になったのかも・・
とか思いましたが、今回のライト戦は昔のスタイルに戻ったようにも感じました。
ただ昔と大きく違うのがパンチにパワーが感じられる点でした。
あと、ハーンズは私の短い観戦歴の中で最も身体の硬い選手、だと思ってます
ブランク明けとはいえライトさん相手にこの内容ってのは凄いですね。
というか個人的にはライトさんの動きに特にブランクの影響はなかったように思いますし。
減量楽になったおかげでパンチにしろボディワークにしろ
上体の動きが一層かろやかになってますし、あの体格であの動きってのは本当に驚異的ですね。
ハーンズも体格のわりに異様に上体を器用に使える選手でしたが
動きの柔らかさに関してはハーンズすら上回っているように思います。
管理人さんが言ってるとおり階級上げた影響が全て+に働いてる感じですね。
ライトさんの動き自体は21ヶ月のブランク、ってのを感じさせないものだったように私には見えました。
ただライト本人が試合後に語っていたようにウイリアムスの距離と手数にお手上げ、という感じの試合でした。
マルチネスですかぁ。そうですねえ、このカードが実現すればムチャクチャ楽しみですねえ。
>いながわさん
こんばんは。こちらこそよろしくです。
私もこの試合前は、またベテランが若手を潰してしまうのかも・・?との不安がありましたがウイリアムス選手の見事な勝利に安堵しましたw
対ホプとSMで、となるとホプが少し減量してって事になるんでしょうが、SMまで一気に上げたウイリアムスのパワーが、LHで戦っているホプに通じるのかってのに不安が大きいですねぇ。
さらにホプさんにとってウイリアムスのようなタイプを攻略するのは得意中の得意のようにも思えるので、個人的にはやらないほうがいい試合だと思いますw
ホプさんの年齢が年齢だけに、実際やってみたらどうなるかわかりませんけどね・・
ブランク明けとは言えライト選手がここまで大差で負けてしまったのはショックです。
最近はベテランが活躍する試合が続いてましたけど、ウィリアムス選手は見事でしたね。
個人的には階級をまだ上げれそうなのでS・ミドルでホプキンス選手との試合が見てみたいですね。
ホプキンス選手ならウィリアムス選手をどう攻略するのか興味があります。
最近のライトがどんな状況かは知りませんでしたが、トリニダードやモズリー相手に起こした下馬評崩しをまた期待していたんですが…
ウィリアムズは、階級で頭一つ抜け出てると思いますが、シントロンに実質勝った?マルチネスとの試合も観てみたいです。
マルチネスのカウンターの当て方は、ウィリアムズに一度勝ったキンタナに似てるような気もするので。
まあでも、モズリーとの試合の方が、やっぱり楽しみですね。
失礼しました~
最近のライトがどんな状況かは知りませんでしたが、トリニダードやモズリー相手の下馬評崩しをまた期待していたんですが…
ウィリアムズは、階級で頭一つ抜け出てると思いますが、シントロンに実質勝った?マルチネスとの試合も観てみたいです。
マルチネスのカウンターの当て方は、ウィリアムズに一度勝ったキンタナに似てるような気もするので。
まあでも、モズリーとの試合の方が、やっぱり楽しみですね。
次にウェルターでモズリーとやりたいとか言ってるようなので、体重がキツいとかは無いのかもしれません。
ここ最近のウイリアムス選手のパワフルさの理由ってのは、単純に体重を上げたからという事よりも何か別の内的要因が大きいように私は感じてます。
スタイル自体は昔とそんなに変わっているようには見えないです。でもパワーアップしてる。
思い過しかも知れませんが、キンタナとのリマッチで「覚醒」したように思えてなりません。
あの体格でウェルターはきつ過ぎたんでしょうね。
今の時代は安全面から無理して減量するような時代でもないと思いますしね。
マルガリ戦では中盤以降追い上げられて、結果際どい判定になりましたが、今日の試合は終始ウイリアムス選手のペースの圧勝でした。
中盤にちょっと手数が落ちたラウンドがあって、さすがにオーバーペースだったのか・・?とか思わせた場面もあったのですが、最後まで旺盛な手数は落ちませんでした。
>WAKUさん
2年近いブランクがあるとは言えライトさんはいやらしいですからねぇw、私もちょっと心配だったのですが、ウイリアムス選手は素晴らしかったです。
パブリク選手との試合なんかが見てみたいですねぇ
ハイリスクローリターンで万が一いつものライトマジックに陥ったらと心配していましたが、まさか完封とは・・・天晴れです^^
この白星が今後の飛躍への自信に繋がって行ったらいいですね、パワーをつけたウィリアムス、恐ろしいスターになりそうです
ウイリアムスは自分より強そうな相手にはすごい力を出すような気がします。
それにしてもフルマークに近いとは。