G.W明け息子は、登校途中、自転車で接触事故を起こしました。
相手の車のサイドミラーに引っかかったようです。
知らない携帯番号が電話に表示され、いつもなら出たりしないのですが何か嫌な予感があり、息子でした。
「事故した。○○にいる、相手の人の携帯借りて電話してる。」
「えっ、大丈夫、直ぐ行くからそこにいてね。」
飛んで行きました。最初息子は大丈夫と言っていたのですが、警察の方といろいろ話しをしているうちに顔が青ざめ「気分が悪い吐きそう」と。
慌てて救急車を呼び、病院へ。検査もしましたが、軽い打撲で済みました。きっと事故のショックから気分が悪くなったのですね。
この日から3日連続休みました。G.Wから8連休です。 自転車では行けなくなり駅まで車で送ることになりました。
連休明けからクラブに正式に入部できるようになります。
息子は、体験期間中もサッカー部でした。受験前までクラブチームに入っていたので中学に入ったらサッカー部に入ると決めていたようです。
でも私に「クラブどうしようかなぁ~、美術部か化学部にしようかな。」「えっ、サッカーに入るんと違うの?中学の間は体作るためにも運動部に入り」
またも母が決めてそれに息子は従いました。これは、子の問題です。当然息子が決めることです。
サッカー部に入り、嫌な思いをしたようです。帰宅しては文句を言っていました。
「弱すぎておもしろない」「基本練習ばっかりや、クラブチームでしてた事ばっかり」
「なんでA君は2年と練習してるのに俺はできひんねん。」「お母さんが言うから入ったのに毎日学校まで2kmも歩いてるんやから充分運動できてるわ」
自分はクラブチームでやってたから上手いA君と変わらないと思っているようでした。
しかし息子は小4までです。A君は、小6までずっと続けていました。 違いは歴然です。
プライドの高い息子は、A君と何かあったようで、いつからか一緒に通学しなくなりました。
「あいつは、うっとしいから一緒におらへん、帰りも違う車両に乗ってる。」
私は、聞き流していました。学生の時はよくある事だと。
始めての中間テスト、思うように点が取れませんでした。本人は勉強したつもりです。どの科目も平均点の高いこと
かろうじて、理科は天体の問題でしたので100点でした。しかも学年でひとりだけ。
解答用紙に「君は天才だ!」と赤で書かれてありました。息子も得意そうに母に見せていました。息子のプライドも保たれたようです。
しかし成績表が返ってきて、ランクが中にもなれずガッカリしていました。
小学生の時とは雲泥の差です。レベルが上がれば当然のことですが、ショックだったようです。
母は「勉強の仕方が悪かったのかな、次頑張ろうね。」
元々切り替えの早い子でしたのでそんなに気にしていませんでした。慣れればある程度のランクに入れると母は、思っていました。
まだ、息子を思うとおりにコントロールしたい気持ちが強かったのです。
この時は、まだ前向きな息子でした。
まさか、この数日後、息子が学校に行けなくなるなんて夢にも思いませんでした。
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入学式を無事終え、親の心配をよそに通学で同じ方向の友達ができ、帰宅後は学校の話を色々としていました。
同じクラスの東向きに帰る友達4人といつも一緒でした。4人は塾が同じで出席番号も近く、その中に息子は出席番号後ろのA君と話すようになったそうです。
(のちに、この中のA君と何かトラブルが起こり、息子はこのグループから離れていきます。)
帰宅途中の電車の中で、どんな話で盛り上がっていたのでしょうか?
通学中、定期を落としてしまいました。でもラッキーな事に落としたその日に友達が拾ってくれていて電話をくれました。
帰宅後、息子に『電話A君のお母さんからあったよ、定期拾ってくれてんて、明日貰ったらお礼言っときよ。それで落とした時どうしたん?』
(この電話がきっかけで母も友達になりランチに行くようになりましたが、息子が完全不登校になると離れていきました。しかたのないことです。)
『駅、出る時に気がついて、駅員さんに言ったら再発行できるっていってたよ、名前と住所と電話番号と学校名書いてきたわ。』
『そう、でも見つかったからよかったね、気をつけてね。』
それから3日間、息子は定期が通らず切符を買っていました。何故判ったのかというと、A君のお母さんから電話があり、『定期が通らなくて、○○君駅員さんに切符買うように言われたそうよ。
理由もなにも聞かないなんて理不尽な駅員さんね。』 『えっ、そうなんですか、息子に聞いてみます。ありがとうございます。』そんな電話でした。
私も定期なんてOL時代の話、今とは随分変わっています。直ぐ駅に電話してどうすれば定期が使用できるようになるのか聞きました。
息子が帰宅後『なんで、定期使えなかった事を言わないの、切符代もったいないでしょ。駅員さんになんて言われたの。』いきなり怒り口調で言ってしまいました。
息子『3日も通らへんから今日は、言おうと思っててん。駅員さんに何も言われてないで、自分で定期通らへんから切符買いに行っただけや。』
母『今やったら、再発行(1000円かかります。)しなくても大丈夫やから緑の窓口行って手続きしてもらっといで』
夜、主人に付き添ってもらい定期の停止を解除してもらいました。この時なんですぐに親に話さないのだろうと不思議な気持ちでした。
今、思えるのは又お母さんにぐちゃぐちゃ言われるのが嫌だったのでしょう。なにしろ口うるさい母ですから。
定期も拾ってくれた友達に「ありがとう」というのは当たり前のことです。そんなことまで親に言われるなんて息子も呆れていたのではないでしょうか。
いつまでたっても小学生の扱いになっています。もう中学生だと言うのに。
まだ電車通学を始めて10日程の息子にこんな言い方しかできなかった母です。
学校まで1時間程かかります。小学校の時は5分もあれば登校できる距離です。
たくさん環境も変わりましたが、腹痛も言わなくなり楽しく学校生活を送っているようでした。
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大変だった受験を終え、親の希望通りに合格を勝ち取った息子。
合格通知が届いた時とても喜びその夜はお祝いをして親、子ともにホッとしました。肩の荷が降りたというのでしょうか。
入学式までに数回、学校に足を運び制服の採寸や説明などなど、買い物を一緒し入学を心待ちにしていました。
息子よりも親がワクワクしていたのかも
いよいよ入学式、緊張しているのか笑顔がありません。キョロ、キョロ。
校門の前でお決まりの写真を取ろうとすると『はよ、して~なぁ』ちっとも嬉しそうでありません。
周りを見ると嬉しそうに親子で写真を撮っています。お友達同士でわいわいしている人など。
私はつい羨ましそうに見ていました。
息子の出身の小学校の子は誰もいません。塾では、友達を作っては駄目といわれていました。
ですから塾では友達といえる子はいませんでした。入塾した時期が遅かったこともあり、声を掛け合う程度だったようです。
そんなこともあり息子の不安は大きかったのでしょう。
でも友達は、すぐできると心配はしていませんでした。
入学式が終わるとサッサと帰ってしまいました。
私は、記念に桜の下で校長と一緒に写真を取って欲しかったのですが、残念でした。
親の為の入学式ではないのにバカですね。