続投です。
昨年、ペアレンツキャンプの秋の親の会に参加できず、先生方にもお会いして息子の成長ぶりをお話したいと思っていましたからモーニングセミナーの連絡を頂いた時は嬉しかったです。
今回はペアレンツキャンプのモーニングセミナーと翌日に家庭教育推進協会の講演会と2日続けて参加してきました。
ペアレンツキャンプ サマーモーニングセミナー2017
日時 7月29日(土) 9:30~11:30
場所 大阪府教育会館 たかつガーデン
内容 ① 親子の価値観の相違から考える家庭教育支援
講師 鈴木博美先生
② PCM実践講座~共感力の必要性とは~
講師 山下真理子先生
鈴木先生の講演では
「学習性無力感」は長期にわたるストレスの回避困難な環境に置かれることで、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象です「何をやっても無駄だ」一時期、息子もよく口にしていた言葉でした。
「アンガーマネジメント」なかなか難しい言葉ですが説明を聞いていると 怒りを回避するための7つの即効テクニックでした。 1 スケールテクニック 2 カウントバック 3 コーピングマントラ 4 ストップシンキング 5 タイムアウト 6 グラウンディング 7 呼吸リラクゼーション この中で私がよく使う方法は5番目の「タイムアウト」の怒りを感じた場所から離れて時間を稼ぐ7番目の「呼吸リラクゼーション」つまり深呼吸をしてリラックスすることです。息子が不登校時、私はとても不安で辛く、イライラも増し怒りを覚えるそんな日々の繰り返しで とても苦しかったです。今では当時の事が嘘のように穏やかな日々を送っていますのでイライラ度チェクテストはどの項目も低い点でした。これって職場や夫婦間など色んなケースで使えますので是非試してみてください。
親子の価値観の相違は当然である。怒りを上手にコントロールし楽しい子育てをしましょう!!
山下先生の講演では
1 家庭教育ってなんだろう? 親がこどもに家庭内で、言葉や生活習慣、コミュニケーシなどで生きていく上で必要なソーシャルスキルを身につける援助をすることです。共感力、学力、社会性、行動力 年相応の自立心をはぐくむこと
2 PCMを学ぼう 11本の柱の中からアクティブリスニング(傾聴)を学ぶ ①子どもの言ったことを繰り返す ②タイミングに応じて要約する ③子どもの気持ちを汲む この3点により、共感的に理解する
3 女性のほうが共感が得意 男性は結論を求める、女性は共感を求める
4 アクティブリスニングを行う上で必要な共感力とは 『気持ち』を聴くことが大切 、共感姿勢を欠くと…ロボット化に
5 ストロークとディスカウント ストロークとは、存在を認めるため言動や働きかけ、人に対する行為すべてを指す。 心の栄養素である ディスカウントとは相手に「人として軽視された」「人として尊重されていない」と感じさせてしまうような行為
上記を踏まえて2人1組で実践しました。 話す内容は自由で1分間、最初聞き手は相手の話をうなづいたり共感しながら聞きます。 2回目は聞き手は相手の話を聞いていないような冷たい反応をするように指示されていますが、それを知らずに相手は話をします。 結果は皆さんもお分かりだと思いますが、最初のように聞き手が話を真剣に聞いてくれていると分かる共感やうなづきがあると話す方も楽しい気分になりましたしもっと話したい、聴いてほしいと思いました。一方では真反対の聞き手になると話す方も辛くなり話すのをやめたくなりました。実践してみてアクティブリスニングの重要性を再認識しました。
私にとってセミナーは学んだことを再認識できる場であり新しいことを学べる場でもあります。 難しい専門用語がでてきますが、それを分かり易く説明して下さっている先生方に感謝致しております。 息子が不登校でこれからどうすればいいのか先が全く見えなかった時に出会えたペアレンツキャンプの先生方。 その時の辛い気持ちを真剣に受け止めて耳を傾けて聞いて下さった先生方だから信頼してお任せできました。息子がこうして自立へと前に進めているのは諦めずに頑張る、できることをやる、何度もこけたけど支えて下さったおかげです。ありがとうございました。 また親の会等でお会いできる日を楽しみに致しております。 まだまだ暑さ厳しいですが皆様、お体ご自愛下さい。
家庭教育推進協会の講演会の報告は後日させて頂きます。