息子が塾を変わりたいと言ってきたのはお盆前でした。
塾に対して不満、不安を感じていたようです。
私も同じ思いでしたが息子が決めた塾を親から変わればとは言えませんでした。
「なぁ、塾変わる。」
「どうしたん?」
「塾にうるさい奴がおって、落ち着いて勉強できひん、それに塾のレベル低すぎや!」
まぁ、自分の成績先においてよく言うわと思いましたが、
「なんでレベル低いって思うの?」
「だってな、こないだの模試で国語俺の点で塾で一番やってんで、変と思わへん」
「えっ~そうやったん」
確かに初めて受けた模試はボロボロの結果でしたが唯一国語は65点取っていました。
「先生はいいねんけど、塾が嫌や」
「そう、お母さんも変わった方がいいと思う、○○が志望する学校に合格できるように導いてくれる塾がいいと思うよ。」
塾を変わるにしても限られてきます。以前は「進学塾は嫌」と言っていた息子ですが「それでもいい」と言ってきました。
この時、息子の中で今までのようにしていては志望する学校はどこにも行けないと思っていたのだと思います。
受験に対する意識が大分変わってきたようです。
これも訪問カウンセリングの先生方によるお力でここまで変えて頂いたのだと思います。
進学塾は3件あります。どこも低学年から大学受験まである地元では大手です。
その中のどれを選ぶかは息子が決めること、母としては提案してみました。
「以前、中学受験でお世話になっていた塾に聞いてみようか?」
「うん、どこでもいい。」
以前ならプライドが邪魔して外部受験しなくてはいけない自分を知られたくない気持ちが強く、極力知った子に会わない所を選んでいました。
いい意味で開き直ってくれているようです。
さっそく、進学塾の個別担当に電話しましたがタイミング悪く合宿中の上、お盆休みも入り1週間程連絡を待つことになりました。
連絡を頂き、直ぐ面談に、進学塾らしく大学のことまで考えて高校を選ぼうと言われました。
受験までの5ヶ月間の戦略を考えて頂き、とにかく英数をしっかり点の取れる状態にしていかなくてはいけません。
以前の塾のワークを使いながら入塾前になんと3日間2コマずつノートの取り方から教えていただきました
おそらく、この3日間に息子のやる気を確認されていたのだと思います。
学校のノートも今まできちんと取れておらず、今までの塾ノートも詰め詰めに書かれ直しなんて何処にするのだろうと言うノートでした。
ノートもきちんと整理して書かれ久しぶりに勉強している子のノートを見せてもらいました
担当の先生はとても熱血漢溢れる先生です。
親としては嬉しい限りの印象のとても良い先生ですがあまりに最初からガンガン来られると
せっかく、やる気になってきた息子の気持ちが折れてしまわないか、とても心配になり配慮頂だけるようお願いしました。
担当の先生もプロですから3日間息子と接してタイプは見極められたようでした。
心配していた通りに息子の反発は出ました。
「なんで毎日いかなあかんねん!あんなん体験と違うやろ」
「先生は残り少ない夏休みを有効に使えるように○○の遅れている所を確認してくれているのでしょ、まだ入会していないのだからありがたいと思わなくてわ。
嫌なら辞める?どうするの」
「いや、毎日行くのは嫌やけど明後日は行く。この塾でやっていく。」
こんなやり取りもありましたが入会の面談(2回目の面談)でもう一度担当の先生から意思の確認をされ9月からの通塾を決めてきました。
担当の先生から言われた「なりたいなぁ~、こうしたいなぁ~では実行できない、しっかり意思をもってやろう」
勉強をやらせれているのではなく、自ら進んでする。
この夏休みは息子にとって人生初の自らした勉強ではなかったかと思います。
ほんと、良くがんばったよね
母が息子に出来ることは、おいしいご飯を用意してあげるだけかもしれませんね