感染症・リウマチ内科のメモ

静岡県浜松市の総合病院内科勤務医ブログ

リウマチ性多発筋痛症の治療が難渋したらどうするか – その5

2015-05-25 | 免疫
前回の続きで、いよいよステロイド治療のみでは難渋するPMRの治療についてです。グルココルチコイド(GC)が順調に減らせて最初の再燃時では再度GC増量でよいと思うのですが、GCが順調に減らせないときや、何度もGC漸減後に再燃する場合が、悩ましいと思います。ここでMTXや生物学的製剤なども考慮されると思いますが、難治例で最も有望なのは抗インターロイキン6受容体薬治療(トシリズマブ)のようです。日本では . . . 本文を読む