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なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

Good bye!

2011-06-20 02:47:33 | Weblog
とうとうこの日がやってきました。明日に、NYに旅立ちます。


思い起こせば、高校時代に南米に留学した時から、やっぱり国際人として世界で働きたいというのが、夢でした。
大学時代も何回かUSMLE(米国医師国家試験)を試してきましたが(本を買って、1ページで挫折)、この中部徳洲会に私の理想となる3人の先生(堀川先生、宮城先生、喜舎場先生)にお会いした時から、本気で米国留学をしたいと考えるようになりました。

みなさんも思っているように、中部徳洲会のような忙しい病院で、そんな勉強なんて無理でしょ?という人がいるでしょう。
ちょっと緩めの病院で、時間を作ったほうが、いいんじゃない?と。

私の持論は、周りが頑張っているからこそ、自分も一緒になって頑張れたし、みんなのバックアップしてくれる体制があったからここまで出来たんだと思います。(私が、学生時代に失敗した原因はここにあるんじゃないかと思っています。時間がありすぎて集中できなかったこと。周囲に一緒に頑張ろうという環境がなかったこと。具体的な目標がなかったこと。これは致命的だと思います。)

実は、3年目にすごく悩んでいる時期がありました。入院・外来の患者さんだけで目いっぱいで、その他の事が何にもできない状態になっていました。他の病院に行くか、アルバイトなどをした方が、いいんじゃないかと思いました。今思えば、うつ状態というものだと思いますが、後輩からの一緒に頑張りましょうの応援のお手紙、院長を含めてのみんなからのサポートがあったおかげで、仕事を続けながら、試験も無事合格しました。(生きた臨床的知識もすごく試験に役立ちました。)

というわけで、学生さんに向けての勧誘ブログですが、中部徳洲会は良いところだということを旅立つ日に書きたかったんです。
最後になりましたが、今後私と同じように、米国臨床留学を希望する方がいるなら、応援したいと思いますので、もし良ければ、下記にメールをいただければ幸いです。

okumurayoshito@hotmail.co.jp

沖縄梅雨明け。

2011-06-10 23:24:18 | Weblog
久しぶりに登場。國永です。
ついにO先生も沖縄から出向ですね。

どんなに他でがんばっても、医者を始めて5年間がんばった地なので
その思いを越えることはなかなか難しいのかと、ここ最近も思いました。
自分が沖縄を発つ時の那覇空港は、生涯忘れることはないだろうと思います。
飛行機に乗ってからは、とにかく高ぶる気持ちを抑えるのに必死だったのを覚えています。

さて皆さんいかがお過ごしでしょうか。
1年は日々ついていくことに必死で、忙しいとは聞いていたが、こんなにも忙しいとは思わなかったんじゃないんでしょうか?(笑)
2年は、1年より暇になると思いきや、当直の回数はさらに増え、責任も負わされ、さらに忙しさを感じているやつと、外病院でぬくぬくやってるやつと両方かな。

僕はプライマリケア連合学会の認定医を提出しようかと思い準備中です。
中徳で経験した患者さんのサマリーを見直して、思い出しては涙している毎日です。
亡くなった患者さんは、ほぼ頭に残っています。
外来で継続してみた患者さんも元気にしてるのかなぁなんて考えたりしています。

総診の皆は元気かな?
徳洲会にいるときに、いつも気をつけていたことは、周りにも気をかけることです。
確かに徳の理念は大好きだし、救急搬送を拒否するなんて病院なんかじゃないと思い続けてきました。
しかし、徳にいて、徳だけを学ぶのではなく、他の病院も眺めて、他の病院のいいところを
どんどん盗んでいくことで、中徳は徳洲会の中でも、どんどん上を目指していけると思います。
僕らに下を向いている時間はありません。
常に上をみて上へ進むことです。
よく中徳での仕事帰りの3時頃に、空の星を眺めたのを思い出しました☆
駐車場でorangerangeが聞こえた時、何かわからなかったけど、
翌日紅白のために空港通りで歌っていたことを後から聞きました。
1週間毎日1時間睡眠でがんばった時もありました。
帯状疱疹ができたこともありました。
当直明けに声が出なくなり、扁桃周囲膿瘍で18Gを喉に刺された時もありました。
比嘉先生を越えようと思って、月曜から土曜日まで毎日外来をした時もありました。
世界は広いと感じます。上には上がいると思います。
上を目指そうや。そのために中徳入ったんやし。

どうもありがとうございました。

2011-06-02 23:06:02 | Weblog
5月いっぱいで、沖縄を去り、京都に戻ってきました。
最後の日は、ビザや引っ越しで本当にぐったりしてしまって、さびしいと思ったりする余裕もなかったのですが、いざ京都に戻って、犬と一緒に散歩していると、いろんな感情がこみあげてきました。また面白いことに、実家には、なぜか御菓子御殿のちんすこうがあり、帰ってすぐに懐かしい味だなとおもって食べてしまいました。

卒後7年が経ってしまい、自分たちの頃と比べるのは、どうかと思うのですがやっぱり初期研修医のレベルは上がっているとしか言いようがないですね。前から中徳の研修医は、正規分布で言う±2SDを超えた人しか来ないと思っていましたが、最近は上の2SDが増えていますね。私は、もちろん下の2SDでしたから(大学の授業・実習をほぼ受けなかった。)、最初の一年間は、本当に着いて行くだけで精一杯でした。今思うとよく頑張ったなと自分で自分をほめてあげたいです。

去年から2年目研修医のための勉強会を行ってきましたが、合計29回しました。なかなか大変でしたが、やりがいのある会でもありました。僕が勉強会で大切にしてきたことは、3点あります。
#1.用意に十分時間をかける。(1時間話すためには、最低10時間の用意が必要であるということ。)
#2.聴衆の立場を考えること。(僕のスタンスは、80%は知っている内容を話し、20%程度の新しいことを伝えることです。これが一番理に適っているのではと思います。難しすぎれば眠たくなるし、簡単すぎれば飽きてくる。あとテーマは、身近にあるものがいいと思います。)
#3.出来る限り短く・コンパクトにすること。(だらだらするとお互いにとって良くない。)

中徳の屋根瓦式研修文化は本当に良いと思います。
先輩から学び、それを+αにて後輩に伝える。また後輩が出来るようになって、先輩の仕事を引き継いでくれるからこそ、先輩が次のステップにいくことができる。またステップアップすればするほど、また後輩に伝え、みんなでもっと上の高みに進んでいけるということ。
だからスーパーローテーション方式が始まったこの8年間で改善してきているんだと思います。

本当にありがとう。





今日の実習生

2011-05-23 18:19:04 | Weblog
 沖縄は相変わらず梅雨でじめじめしています
が、本日は晴れ間が見えなかなかいい天気でした
さて、本日も関東方面からの実習生が来ていただいており、ダ・ヴィンチのデモ体験をしていただきましたのでご紹介いたします。


学生さんは今日は救急を研修されているW先生について一日が始まりました。が、ダ・ヴィンチのでも体験ができるということで救外を抜け出し息抜きに


覗いてみると3Dで奥行きのあるリアルな視界でオペできると皆口をそろえて言っていました。

足で視界やアームの選択ができ、腕を使って近づいたりすることができるとのことです。



その後たくさんの職員が来られてきましたが、学生さんは業者の方にアームのことなど興味津々で質問して帰る時も「楽しかったです!」と目を輝かせていました

その後、研修医がアッペのオペなどに誘ってくださり、ただ今堀川先生のCTカンファレンスに参加しております


今日始まったばかりなので、無理はしないでくださいね!

ダ・ヴィンンチ
米社が開発した手術ロボット。世界中で10000台が稼働中(2009年まで)。
臓器が立体視された画像(3D画像)を医師が見ながら操作する。前立腺ガンや子宮ガンの治療に使われている。
ダヴィンチは米ナスダック上場の米イントゥイティブ・サージカルが製造している。ロボットの腕の先に内視鏡や電気メスなどを取り付けて使う。
1990年代、戦場で傷ついた兵士を米国本土や空母から医師が遠隔操作で手術するという発想から開発を進めた。2000年に米国で承認。米国では前立腺ガンの手術の7~8割がダビンチで実施されている。
ダビンチ手術では執刀医は患者から2~3㍍離れた操作台に座り、内視鏡が映し出した3D画像を見ながら手元のコントローラーを手で操作し、足のペダルでメスに電気を流す。
前立腺は狭い骨盤内の奥深いところにあり、腹腔鏡手術の長い鉗子で扱うのは難しい。前立腺を覆う膜には神経が網目状に走っていて、手術で傷つけやすく、勃起障害や失禁などの合併症のリスクも高い。ダビンチでは合併症を防ぎながら精密な手術が容易にできる。
事務担当 木村



川上先生の教育回診

2011-05-21 14:21:35 | Weblog
 今日は上部消化管出血の救急室での対応から予防法までレクチャーしていただきました。
 実際に自分たちが経験したケースを、NEJMでのレビューを使ってまとめられたことはとても勉強になりました。

コモンディズィーズの吐血でやるべきことを教えてもらって、講義もしてもらってすごくためになりました。今後活かしていきたいと思います。 
                                                一年次研修医U


患者さんに感謝。

2011-05-18 17:42:10 | Weblog
 今日も沖縄は梅雨の影響で雨が降ったりやんだり
午前中内科の平良先生から「学生さんに勉強になるから、連れてきてください」とお電話をいただき、救外で実習中のTさんに電話をかけたら心良く返事をいただき、別館外来へ。
 とそこには以前も実習生が来たときにご協力いただいた、患者さんが診察を受けられていました。
私としては同じ患者さんに実習生に診察していただくのは気が引ける感じがしましたが、その患者さんは顔色変えず聴診器を当てさせてくださいました。
 また、実習生Tさんも一生懸命聴診器をあて心音を聞いていたのでその姿勢が患者さんに伝わったことと思います。
 実習生、頑張れ!

いつも研修育成にご協力いただいております平良先生、ご協力してくださいました患者さん、2週間体調崩し?ながらも笑顔の絶えない実習生Tさん。ありがとうございます。


最初は座っていましたが…


真剣さが伝わってきました


その場で紙に書いて確認。

慣れない環境の中で、体調を崩しやすい時期ですがあと二日頑張ってください!
ちなみに懇親会をほぼ毎日参加している?むしろ積極的?なTさん…かなりタフかと
 
 

スタンフォード大学教員を迎えて

2011-05-16 20:42:05 | Weblog
今日は雨ですね。どしゃぶり。低気圧眠いです。書記だったので起きていられました。
気がついたら5月半ばになっていて中だるみ真っ最中です。
今日は当直ですが,お家に帰りたい感が…
先週は1回だったのに今週は当直3回。この差は一体
今日の教育回診は宮城先生と一緒にDr.LarsOsterbergも来てくださいました。
英語なのに,みんな活発に意見を出し合っていてすごいです。学ぶことはまだまだ沢山で気が遠くなりますが,ゆっくり頑張っていこうかと思います。


                                                  一年次研修医K

一年次研修医 友利です!

2011-05-16 14:38:17 | Weblog
ども。研修医一年次友利 at中徳です。
昨日は40時間働きました。限界に挑戦です笑。でも夜はうまいビールとワイン飲んだんで今日は全開っすね、ごきげんin da中徳です
同期のみんな、5月の半ば、中だるみとか梅雨とか吹き飛ばしていきましょう。

さて、今日は城所先生の教育回診でした。プレゼンターはかわみつしぇんしぇー(一年次研修医 川満先生)でした。筑波大学からの学生さんT、三年次研修医の長田兄さんも交え、活発な意見交換のある二時間の回診となりました。
特に、終盤の、このひと月半でみんなが学んだちょっとしたヒヤリや学び・経験を報告しあい、城所先生からのアドバイスをいただく時間はとても為になりました。
なかなかみんな忙しく、ゆっくりおしゃべりする余裕もないので、こういった時間がとても大切なんすね~♪
城所先生、ありがとうございました!!

さて、それじゃ、スメア染めてきます!
やべ、おれ、研修医っぽい~笑。
今日は土曜、夜は当然、party peopleといきたいとこですが、どうなることやら・・・(苦笑)。
ではでは~。

感染症…

2011-05-13 17:41:17 | Weblog
 今救急内科を回っています。昨日は夜10時まで勉強会がありそれから1時まで先生方との飲み会で思いっきり睡眠不足でした。ウトウトしながらも、喜捨場ワールドに徐々に引き込まれ、いつのまにかオメメばっちりでノートを取りまくっていました(^^ゞ。
 
 胸部XP上では左下肺野だけが肺炎におかされている患者さんが、今回ここまで極端に呼吸状態が悪くなった原因に、脳出血後の右片麻痺があるという先生の分析にはハッとさせられました。右の肺はキレイに見えていても、片麻痺がある人は右肺ではまともに呼吸できていないんですね。しかも今回の症例では、脳梗塞後の人といえばすぐに誤嚥性肺炎と思い込んでしまいがちなところ、救急対応をした仲間の1年目研修医がきちんと痰のグラム染色をして肺炎球菌を見つけたことが適切な治療につながったということで、臨床の面白さも実感することができました。
喜捨場先生が、「君たちいつも睡眠不足でウトウトするほどこの病院で仕事をしているんだから、こうした適切な治療ができて治っていく患者さんを見てこそ楽しみなさい!」と言われた言葉に、自分たちも人の命を少しでも助けることのできる医者の端くれになりつつあるのだなーと感慨ひとしおでした。
 今夜も当直で30時間以上連続勤務で明日フラフラになっているだろうけれど、眠いくらいで人は死なない、眠さに耐えればこそ人が救えるのだと思いがんばりまっす!!

                                            1年次研修医O

今回はがんばって準備しました!準備をすればするほど喜捨場先生も答えてくださって、本当に勉強になりました。
                                            1年次研修医N

教育回診 

2011-05-12 14:44:18 | Weblog
 本日は茅ケ崎徳洲会病院の院長である亀井徹正先生に来ていただきました。
教育回診のコメントですが、完全な手探り状態で何を書けばいいのかわからないですが。。。
中徳での教育回診は、自分の受け持ちの患者さんをプレゼンし、症例に対しどんな診察、鑑別診断が必要かなど復習していく形式です。これから8期生のスタイルを確立し、楽しく学べるカンファレンスを作っていきます!!

                                                  1年次研修医U

徳洲会の長編ドキュメント放映 『巨大病院の挑戦~いのちある限り』

2011-05-10 19:22:58 | Weblog
 お疲れさまです。
卒業生の皆様昨日、今年度初の研修医通信「SMILE SMILE」を郵送致しました。
もし届かない方、住所がかわった方、私も無料購読したいという方がおられましたら 
→ h.kimura@cyutoku.or.jp

さて、4月24日にBSで徳洲会グループのドキュメントが放映されました。

「日本最大の民間医療グループへと成長した徳洲会にとって、この数年間はまさに激動の時期だった。
 修復腎移植問題では患者さんの立場に立ち続けて戦っている。疲弊する自治体病院の指定管理者にもなった。一方、ブルガリアのソフィア徳田病院では、多発性硬化症や自閉症などの治療に果敢に取り組み、アフリカ各国では透析センターを順次立ち上げている。あるいはまた、文部科学省の「オーダーメイド医療実現化プロジェクト」への参加をきっかけに、大規模治験ネットワークを構築し、対がん戦略でも目覚ましい成果をあげつつある。
 しかし、こうした急成長の原動力となる理念や精神はなかなか理解されにくい。今回放映が決定した長編ドキュメント『巨大病院の挑戦~いのちある限り』は、制作に4年もの期間をかけ、膨大な映像資料と丹念な取材で、徳洲会という医療グループの実像に迫っている。」

こちらから →  『巨大病院の挑戦~いのちある限り』



中部徳洲会病院 臨床研修事務担当 木村

徳洲会 臨床研修メールマガジン 第8号

2011-05-10 09:48:28 | Weblog
臨床研修メールマガジン第8号が発行されました。
目次は以下の通りです。

今回の記事、バックナンバーや購読申し込みはこちらから。


第8号 目次

■TMATに参加された他院医師からのメッセージ

1.日本人PAが気仙沼、南三陸で医療支援-TMATに参加
 2011年4月22日 gooニュースより

2.東日本大震災における医療活動に参加して
 2011年4月25日 週刊医学界新聞 第2926号より


■研修医手記

3.神戸徳洲会病院

              研修委員長 今西康次

奄美の離島に行っててみて。 by 実習生 F

2011-05-09 10:15:57 | Weblog
まず入ったことのないフェンスのゲートから滑走路に入り、
乗ったことのないセスナに乗って奄美大島へ。
ものすごいスピードで移動し、ものすごいスピードで病院を回る先生に付いて島を回り,一日の総移動距離が1000km弱とそのことだけでも圧倒されました
なんだかよくわからないうちに終わったような気がしますが、病院の印象としてはやはり人が少ないと感じる一方で、島内移動の道中では思った以上に途切れなく人が住んでおり、患者の数はそれなりにいるのだろうなと思いました。
どこかのんびりとした雰囲気でしたが、人がいるところならばどこにでも医療が必要とされるという当たり前を感じさせられました。


一ヶ月間の実習で合間を見つけて一日スタッフに同行していただきました。お疲れさまでした。
当院における離島研修は2年次に2ヶ月間ございます。昨年は宮古島、石垣島に9名の研修医が行き成長して帰ってこられました。 
さて実習生Fさんの感想にも書かれていますが、私も今回の震災で日常の有りがたさを再認識させられましたが、離島におきましては病院や設備が当たり前に有るということの当たり前がないところも沢山ございます。そのような環境での研修をして立派に成長して帰って来られます。来月から2年次のY先生が宮古島、伊良部島がスタート致します。ちばりよ~


                                              臨床研修事務担当 木村

東海より

2011-04-26 13:51:27 | Weblog
はいさい!中徳研修医OBのTです。

4月から病院移動しましたんでちょっと報告です。
4月以前は関東のとある病院で内科医をやっておりましたが、都会の世知辛さにすっかり疲れはててしまい、都落ちしました・・・って暗いな~、暗い!!そんなわけはありません!

やはり医者としては沖縄生まれ中徳育ちなので総合的に患者さんを診ることができ、かつ自分で完結できる専門分野を持った内科医になりたい!(どこぞのH先生みたいにね)しかもどうせなら専門分野は1つじゃなく2つ持てんかな?となんとも無謀な夢を持ってしまいまして、私の夢に付き合ってくれる懐のふかーい病院でお世話になることになりました。(もちろん総合診療やりながら循環器の勉強をさせていただいた前の病院には感謝の気持ちでいっぱいです!)
ということで現在東海地方のとある病院で内科医をやっております。専門分野は循環器科と血液リウマチ科です。しかし、専門を2つも勉強するなんてできるのか、
「なーに、人の2倍3倍働くことは苦にならんし、60歳まで病棟も含めて臨床頑張り続ければ、45歳くらいで病棟引退する人と比べて病棟での勉強は15年分余計にできるじゃないか!」
と意味のわからない理論を振りかざしてやってみることにしました。みなさんやさしく応援してください。

また、久しぶりに救急車を診るようになりました。こちらの救急部長からは、私が沖縄生まれ中徳育ちと知るや否や「中徳の研修システムは知ってるで。1,2年目で完結する救急やろ。それだと我流が身についてしまうからあかんで!うちは○△□※~・・・!」と言われ、中徳を知ってることにもびっくりでしたし、意外とライバル視されてんのか!?とワクワクしました。「そうです、そのとおりなんです!こっちはすごいっすね~!」と中徳のみんなには申し訳ありませんが、しっかりゴマをすらせていただきました。(研修医時代にくらべてエアーは読めるようになってきました。)
確かに初期研修医の先生と当直する機会がありますが、研修医の先生方は優秀です。なんと2年目はみんな心エコー・腹部エコーできます!ただ、中徳の2年目研修医の先生には自信を持ってもらいたい。君たちは我流ではありません。各科専門医の先生はローテ中や救急コンサルトの機会にその分野の肝だけを知らんうちにきっちりと教えており、ピンチの時にはいつでも駆けつけてきてくれます。また、せいしろう先生から、臨床推論の考え方や身体所見の取り方を学び、かつそれを救外患者さんの数だけ実践しています。疲れてても診断つけるまで結構やりきってますよね。(なぜならばスタッフのほうがもっと疲れてるからやりきらないといかんもんね)ちゃんとやりきってあの数まわせる研修医はなかなかいません。(もちろんコメディカルのみなさんには感謝です。)この積み重ねはものすごいもんがあるので、初期研修医1年目の先生、2年目の先生のようになれるよう一歩一歩頑張ってください!

また面白いことあれば報告したいと思います。それでは~。

TV番組紹介  巨大病院の挑戦~いのちある限り~

2011-04-19 12:58:02 | Weblog
BS11
巨大病院の挑戦~いのちある限り~

4月24日(日)20時~ BS放送11チャンネルにて放映されます。


今や日本で1位、世界で3位の医療グループに成長した医療法人徳洲会のドキュメントです。
徳洲会病院ができた歴史や、現在のテーマを90分にわたって特集します。

徳田虎雄理事長と親交の深い石原慎太郎東京都知事や小泉元首相が出演。
ナレーションは竹脇無我さん。
番組プロデューサーは元NHKの岡崎泰さんで、制作には4年の歳月を費やしている。

ぜひご覧ください。           研修委員長 今西康次