なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

やりました。

2010-06-24 01:12:19 | Weblog
Oどす。
さっき2年目の勉強会を終えて、Camp Lesterに戻ってきました。
メールを見ると、最終試験STEP3の結果が…。



合格でした。



興奮とともに虚脱感、そして支えてくれたみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。
よく2年間で頑張ったなと思います。
大学一年生のころには、本当に遠い、遠い、遥か彼方の星のような存在だったことが、こんなに近くに見えてきました。一歩、一歩進んできた甲斐がありました。

I have had dreams and I have had nightmares,
but I have conquered my nightmares because of my dream.

夢も悪夢も見たけれど、夢があったからこそ、悪夢を乗り越えられたのだ。
jonas salk ポリオ・ワクチンの父

飯塚病院 仲間です。

2010-06-19 14:16:25 | Weblog
一年ぶりの登場です。
皆さんお元気でしょうか?飯塚病院 消化器内科、現在5年目の仲間です。
報告が遅れましたが、私も今年から消化器内科のスタッフとなりました。

現在の私は基本的には週1回の外来と透視日以外は内視鏡三昧(昨年は約1700例(上部1000例、下部700例)症例数は昨年度は内視鏡室トップでした!!)という日々で、内視鏡おたくの私としては幸せいっぱいの日々を送っております。

扱う疾患としては消化管癌(胃癌・大腸癌)・IBD・腸閉そく・GIST・胃悪性リンパ腫・すい臓癌・・・・などなど。
うちの消化器内科は大きくERCPチームと静脈瘤治療チームに分かれていて、私は静脈瘤治療チームに所属しており、しかも現在は静脈瘤チームで私の上はボス一人という、たいへんおいしいポジションで静脈瘤治療の勉強もしています。

現在やっていることとしては通常内視鏡検査・静脈瘤治療(EVL・EIS、詳しくはまたそのうち)、EUS(超音波内視鏡)、EUS-FNA(超音波内視鏡下に粘膜下腫瘍やすい臓を穿刺)、EMR、イレウスチューブ、透視、ダブルバルーン内視鏡・・・・・そしてなんといってもESD(内視鏡的粘膜下層剥離術、早期癌に対する内視鏡治療、最近術者になることも多くなってきました)などなどと、国永先生・奥村先生・轟先生などとはちょっと路線が違いますが、マニアックに頑張っております。

とここまでは前置きです。報告が二つあります。
まず一つ目は先週日曜日の6月13日に
「第一回 若飯会(わかめし会)」
を開催しました。
これは内科の若手医師(僕の飲み仲間です(笑))6人で「あなたの科にはこんなことが聞きたい」というのをお互い出し合って、フリースタイルに教えあう勉強会です。全医師(若手としてのハートをもっていればだれでも参加可)によびかけ、今回は日曜午後にもかかわらず32人(全医師約250人中)の参加を頂き、1講座30分、全6講座(消化器・循環器・肝臓内科・腎臓内科・呼吸器・糖尿病)を行いました。
演題も「ある日の採血でCreが2になってた・・・どうする?」とか「結核・・・・そして疑え!!!」など・・ちなみに私は「使いこなしてる???院内の胃薬!!」などという感じです。おもしろそうでしょう?!

もっとも大きな目的は内科・外科問わずすべての科の医師と顔見知りになり、とかく各科のハードルが高くなりがちな大病院でコミュニケーションを良好にし、お互いの仕事をやりやすくして、そのことでよりよい医療をしていきたい!!!というものです。したがって会の本当の本番は勉強会ごの飲み会だったりして(笑)

ちなみに参加してくれた方はもちろん参加できなかった人からの反響よくて、今後も2回・3回と開催し、できれば全職員参加型にしていくこととなりました。こういうやり方は中徳時代にコミュニケーションの大事さをDrはもちろんコメディカルのみなさんから学んだことで実行に移せたとおもいますす。

みなさーん、僕もがんばってますよーーー!!!

ちなみに来月にとても楽しみなことが待っています・・・・。
なんと現在中徳の総合診療科で頑張っているDrHが飯塚病院消化器内科に研修に来てくれるとのこと・・・。
めちゃくちゃうれしいです。まってるからねH先生。
でも同時にあの激務の中徳から人を預かるということ・・・とても緊張します。1か月というとても短い時間だけれど・・・なにかをもって帰ってもらわなければ・・・。
私としては上部内視鏡の独り立ち、緊急内視鏡(上部止血・異物除去)の独り立ち、そして中徳に帰る頃には下部内視鏡のトレーニングを始められるような状態にする・・・。それが目標です。

中徳の初期研修をクリアーした逸材なのだからどんなに鍛え上げても音を上げることはないでしょう(^^)
いろいろと楽しい研修計画を考えているから楽しみにしていてね・・・H先生。とりあえず来た日の夜からはじめるよ!!

あー、一年分書いた気がするので、今回はこれで・・。


飯塚病院消化器内科 仲間 直崇

関東より

2010-06-16 23:12:54 | Weblog
はいさい!中徳OBのTです。

皆さんお元気でしょうか?初期研修1年目の先生はそろそろ夜間当直も少しずつ慣れてきた頃でしょうか?

関東は梅雨入りしており、周囲のみなは湿気がきついとのたまわれていますが、沖縄に10年住んでいた私にとってはすずしくてまだまだすごしやすいです。

私は現在、関東のとある病院で内科をやっておりますが、なかなか充実しております。

病棟では現在アルコール性肝硬変の食道静脈瘤破裂、精神疾患の横紋筋融解症、心サルコ+低ガンマグロブリン血症の重症肺炎、血管炎、IPの細菌性肺炎合併、薬剤性パーキンソン症候群疑い、急性心筋梗塞、皮膚筋炎に小細胞癌合併、VFでCPA蘇生後脳症、不安定狭心症2人、糖尿病教育入院などなどをみております。

外来では、例をあげると一般+循環器疾患に加え多発性硬化症、悪性リンパ腫、原発性マクログロブリン血症、肝癌、肺癌、重症筋無力症、甲状腺腫、ループス腎炎、原発性胆汁性肝硬変などなど数え上げればきりがないほどの幅広い症例を見ております。

検査は心エコー(200件/年)、心カテ(200件/年)、心筋シンチ(150件/年)、ホルター心電図読影(150件/年)と循環器に特化して修行しております。

「いろいろな患者さんを見てみたい、離島僻地で都会と遜色のない医療を提供できるくらいにレベルをあげたい!」+「中徳で研修している皆に負けたくない!H先生のようになりたい!いや超えたい!」という一念で(邪念雑念も含んでいますが・・・)モチベーションをあげて頑張っております。

内科志望で特定の科を決めていない方、中徳のI先生みたいに1カ月研修とかいつでも受け入れ可能ですので興味がありましたら是非ご連絡を!

それでは~。

石畳を走る in Roma

2010-06-05 05:04:21 | Weblog
ローマは抜けるような青空で、日差しの強さは沖縄に並ぶものがあります。
夜明けとともにホテルを出て、石畳の道を楽しんできました。



ローマは広い道を除いて、ほとんど道は石畳になっています。
どこから持ってきたの?というぐらい、街中石で敷き詰められていました。
ホテルを出てまずはスペイン広場まで下ります。



スペイン広場の上部(トリニタデイモンティ教会)は高台になっているので、ローマ市街を見渡すことができます。遠くはバチカンまで見渡せます。朝陽に浮かぶ教会の塔はとても美しいですよ。



その後ポポロ広場を通り過ぎて、テヴェレ川に沿って走りました。



名所をいくつか走って回ろうと思いましたが、下調べが不十分だったのと、ローマ市街は道が入り組んでいるのとで、思うようには走って回ることができず、ちょっと準備不測でした。普段は走ることのない石畳の道を走るのは新鮮な気分でしたね。

Aloha

2010-06-04 21:23:48 | Weblog
ひとつ前の記事がパリだったので、対抗するわけではないのですが、今日はハワイからです。
5月28日からSTEP3を受験目的かつTokeshi道場で特訓中のS先生を応援?野次馬?するためにハワイにやってきました。
その当日は、オノ先生、イズツ先生とS先生と食事をして有意義な時間を過ごすことができました 。(本当は写真を載せたかったのですが、実力不足で無理そうです。)
自分が進んできた道を後輩がまた進んでくれるのは、本当にうれしいことです。S先生も3週間も道場生活をしてさぞかし大変でしたでしょう。Dr.Tokeshiは、教育という面では、私のロールモデルです。後輩が手伝ってくれて、自分が楽できた時間を利用して、自分が勉強し、それを教える。それを毎日実践しているのが、Dr,Tokeshiです。

そのあとは、時差ぼけと戦いながら、ダイヤモンドヘッドから日の出をみたり、サンセットビーチから日の入りをみたり、ワイキキに散歩に行ったり(決して泳がないところが沖縄にながいこといるんだなとしみじみと感じる。)していました。
 さっきテストを終えて、ホテルに帰ってきました。
試験は2日間あって、一日目は、48問/60分が7ブロック、二日目は36問/45分が4ブロックとCCS9問とかなりハードでした。知識の問題というよりもむしろ忍耐力を試されているようで、研修医のころを思い出しました。本当にへとへとになって、そのあとはぐっすり寝させてもらったら、すでに夜中の12時になっていて、ご飯を食べようにも食べるところがなく、現在はやく朝にならないか待ち遠しいです。 でもやっとテストを終えて、ほっとしています。ほんとうに長かった。これで、一旦英語の試験とはおさらばです。

それはそうと
5月から2年目研修医のための勉強会を始めました。いろんなところにご協力いただいているのでまずは一年間、継続していきたいと思っています。またよろしくお願いします。

また6月末には、母校奈良医大で、英語での教育カンファ?らしきものをする予定です。
いままで、積み重ねてきた経験をどううまく、伝えられるか? これが今年の課題であると思います。
それでは、Mahalo

Dr.Oより

朝のパリを走る

2010-06-01 03:59:21 | Weblog
指導医講習会で山形へ出張したときにジョギングを楽しんだことがありましたが、今回は旅行先でも試してみました。

今朝のパリは晴天で12度、ひんやりとした空気は肌に気持ちよい。
6時半にホテルを出て、まずはコンコルド広場へ。
道行く車はすでに増えている。街が動き出すのは早い。

コンコルド広場

コンコルド広場から目指すは凱旋門。
シャンゼリゼ通りを走る。
シャンゼリゼ通りは片側4車線の広~い道路で、歩道もとても広く、ジョギングにはうってつけだった。

シャンゼリゼ通り

コンコルド広場から凱旋門までは2kmほど、町並みを楽しみながら、時折写真を撮りながら走る。凱旋門からはセーヌ川の方に曲がって、なんだかんだで1時間近くのジョギングだった。気温が低いこともあり、あまり汗をかくこともなくさわやかなジョギングだった。

凱旋門

歩くと時間がかかるところでも、ジョギングだと短時間で回ることができる。旅先で少し早起きして走ってみることで、旅行の楽しみ方に幅が広がった。
次はローマを走る予定です。          今西