なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

岩手県からの視察の皆さん

2008-06-25 10:31:22 | Weblog

研修医不足で困っておられる岩手県から視察チームがおいでになりました。
本年の岩手県全体の新研修医は60余名、沖縄は150余名。
視察チームの皆さんは、県立病院や赤十字病院の副院長で研修担当の責任者の方々。
沖縄では、群星(むりぶし)、県立病院、大学と3つの臨床研修グループがありますが、全国的に注目されている群星を徹底的に研究しようということで、1週間かけて群星の病院群をご覧になっています。

本日は午前中浦添総合で宮城先生の教育回診をご覧になり、午後は当院の見学です。
若い研修医たちの生の声を聞いていただこうと勢ぞろいしました。
研修医たちが皆、それぞれに熱い思いを話して、視察チームの皆さんから「大いに勇気をもらいました」と評価してくださいました。
傍らで聞いていて、一人ひとりの研修医たちが、研修のこと、仕事のことを真剣に考えてくれている様子を見て、頼もしく感じました。
                                 副研修委員長 今西康次

今週の学生さん 千葉大、筑波大

2008-06-15 11:26:50 | Weblog

blogでの紹介が遅れましたが、昨日まで研修されていた6年生を紹介します。
千葉大の金子さんは3週間、筑波大の塚本さんは1週間の研修でした。
3週間も飽きないですか?と聞きましたが、面白くて満足できましたと
いってくれたのでほっとしました。
塚本さんは、当院で研修した坂元先生の勧めでやってきたそうです。
ラグビー部のガッツある学生さんでした。
お二人とも、ぜひ、来年は当院で研修してくださいね。待ってます。

研修委員会 今西康次

伊良部島診療所

2008-06-08 11:51:32 | Weblog
5年目(もうそんなに経ってしまったか。。)Kです。

月に1回は伊良部島診療所に応援に来るようにしています。
というのも、やっぱり医療の原点はここにある気がします。
採血も血ガスもないこの場所で、どうやって医療を行っていくか。
『理学所見命!』みたいなこの場所での医療は半端ないです。
2年目の時にここに来たときはこなすことでやっとでしたが、
この学年になってやっぱりここには内科的な治療が必要だと思います。
月に1回だけでもいいから僕の外来に来る人1人1人を
マネージメントして、研修医がみてもわかるようにしていくこと☆
これが当面の目標です。

また自分としても褥瘡の処置であったり、整形外科的処置であったり
眼科・小児科・皮膚科疾患などに直接接することができるため、
中徳では怠けてしないようなことを実践できる場所でもあり
毎度毎度改心させられる場所でもあります。

さてここにはレントゲン技師兼エコー技師のMさんがいて、
40歳台くらいでしょうか。。とにかくこの人が凄い!
なんたって、島じゅうの人のレントゲンとエコーはこのMさんにかかっているわけで。
研修医がcallしたときは24時間365日休みなしで来てくれるし、
これをもう開院当時からずっとやってるわけですねー。
SSAより休みなしでやってるわけですから半端ないですm(__)m
頭上がりません。。スーパーマンだと思います。

と色々書きましたが、先日後輩から一言もらった言葉が印象的で、
僕はずーっと臨床のみを追い続けてきたわけで、それにそろそろ肉付けを
していく必要があるかなーと思うこの頃です。
また↓の輩から、僕がみる疾患を少し後輩にわけるようにと釘をさされてしまい、
確かになーと思っていたのですが、だったらやっぱりオレからどんどん疾患を
盗むぐらい後輩達にはがんばって頂きたいです☆
やっぱりまだまだ臨床屋としてフル回転でいきます!
よろしく!

                     もう5年目K。

今年初のプログ

2008-06-01 13:14:36 | Weblog
今年もそろそろ半年たちました。
いつか書こう書こうと思っているのですが、ID,パスワードがない、書くだけの気持ち的な余裕が無いとの事で、ないない尽くしで、伸ばし伸ばしになっています。
初めての与論島の応援に来ました。伊良部島や、宮古島が僕にとっての離島なので、与論というのは、新たな気持ちにさせてくれます。さっき病院の敷地を散歩したら、田んぼがありました。”田んぼ”っていう人がいるかも知れませんが、私は、久しぶりに見ました。そしてそのとなりにはサトウキビ畑がありました。何気ない景色ですが、いつもと違って、癒された感じがしました。そしてまた言葉も違うみたいで、2年前に伊良部島に行ったときのような初々しさをまた感じました。
離島医療というけれど、やっぱり一筋縄ではいかないものだなと思いました。
今日で一年目研修医が、第一ローテ終了ですが、予想と現実はすごく違っていたと思います。一般人と医師の両方との視点の狭間であり、貴重な時期であると思います。これからもっと難所があると思いますが、一緒にがんばっていきましょう。

心はいつも研修医でありたい4年目の医師。

新刊の案内 小児科研修の素朴な疑問に答えます

2008-06-01 13:07:19 | Weblog
新刊のご案内です。

「小児科研修の素朴な疑問に答えます」
編集:真部淳(聖路加国際)、上村克徳(成育医療)
出版:メディカル・サイエンス・インターナショナル(MEDSi)
http://medsi.co.jp/

2年ぐらい前に麻酔科版が出版され、好評だったため、今回小児科と内科(まだ編集作業中?)が出版されます。

研修医の素朴な疑問に答えるというテーマで、従来のルーチン的な医療行為に対する疑問点などに答えようと努力した本です。

私も1ページだけ書かせていただきました。ユニークな本ですので、ぜひご覧ください。
                         小児科 今西康次