なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

新研修医のみなさん、ようこそ

2010-03-30 16:04:54 | Weblog
5名の新研修医のみなさん、国家試験合格おめでとうございます。
一人も脱落することなく晴れて4月からは同じ仲間ですね。

今年は例年よりも人数が減りましたので、ひとりひとりの役割がこれまで以上に重要になってきます。ただでさえ症例数の豊富な中徳ですから、今年は症例の山に埋もれることのないように、頑張ってくださいね。

病院全体でも70名近い新卒者がいます。みんな同期の仲間です。
数年前から、職種の壁を取っ払って入職時研修を行い、同期のつながりを大切にするような雰囲気ができています。医療は、さまざまな職種のチームワークですので、お互いが気心の知れた関係であることはとても重要です。お互いに尊敬し合って、素晴らしいチームワークを見せていただきたいと願っています。

これからの初期研修の2年間が皆さんにとって、実り大きいものになりますよう、スタッフドクターはじめ職員一同、厳しくそしてやさしく指導していきますので、一緒にがんばりましょう!
                  副研修委員長 今西康次

やったー

2010-03-19 23:51:17 | Weblog
ベストティーチャーに選ばれました。
3年連続H先生、特別ルールが始まり、I先生そして今年は、決選投票で私に選ばれました。 最高です。 

特別ルール後からチャンスがあると野心を燃やしていましたが、取れるとは思っていませんでした。

実は今日昼間に、Kさんにメールされて初めて知りました。家で勉強していましたが、手が震えて、勉強どころではありませんでした。

僕が後輩に教えたのは、多分下記の2点だと思います。

僕はN先生(ライバル)が教えてくれた、診察時には患者さんと目線を合わせる、手技に関しては、なるべく肌がみえている時間を短く(CVやトロッカー、もちろん聴診時にはカーテンを閉める。)するということを伝えて、あとは、看護婦さんから教えてもらったことですが、患者さんと毎日握手をするといったことを後輩には、徹底しました。

看護婦さんから教えてもらった事が、勝因になったのかなと思います。
選抜していただいて、本当にありがとうございます。本当に最高の賞だと思います。

研修の壺 ~其の拾壱~

2010-03-19 09:28:58 | Weblog

~其の拾壱~
 『背中』



 あなたの背中は立派ですか?


 新2年生、後期研修で残る人。
 4月になると、新人さんが入ってきます。
 彼らは、あなた達の背中を見て育っていきます。
 あなたの背中が汚れていると、新人も汚れます。
 カンファレンスや、ベッドサイドで話して教える事も大事です。
 しかし、それ以上にあなたの背中をみせて教育してください。
 お医者さんとは、どうあるべきなのかを。

 別の病院へ旅立つ人。
 すべての病院職員があなたの背中を見ます。
 「こいつ、何者だ?」と。
 すべての立ち居振る舞いを、後ろから評価されるのです。
 中徳魂を忘れずに、常に誠実に、すべてに思いやりを。
 そうすれば自然に職員はあなたの仲間になります。


 背中に視線を感じてください。
 いまいちど初心に戻り、禊(みそぎ)をし、4月を迎えてください。  
 そして、立派な背中を見せてあげてください。

 
   Dr.Σ

こんばんは。

2010-03-18 21:26:45 | Weblog
お久しぶりです。
もう退職して2週間たちます。今はUSMLE WORLD STEP3と闘っています。
本当に一人で勉強するのは、さびしくって大変です。孤独との闘いですが、ぼちぼち応援してください。(ご飯に誘ってください。)
 それはそうと、明日は初期研修医の卒業式です。9人卒業します(できるのかな?)が、本当にみんな成長しましたね。一人ひとりにいろんな思い出があって、寂しい限りです。
でも皆さん(私も含め)それぞれの夢がありますからね、全力で夢に向かって進んでいきましょう。またいつかみんなで一緒に仕事ができたらいいですね。

ではでは、2年目の研修医の先生 最後まで力を抜かずに仕事してください。

指導医講習会 大阪八尾

2010-03-13 22:12:03 | Weblog
今週末は指導者養成講習会にタスクフォースとして参加しています。
今回は第16回で、大阪の八尾徳洲会を会場にしています。
八尾病院は昨年新築移転しましたが、9階建てで、とってもきれい。
広くてゆとりがあります。

ただ、9階建てだとCPRコールがかかったときが大変だと言ってました。
階段を駆け上がるだけで、ばててしまうと。

エレベーターに緊急モードをつけておかないといけないですね。
聖路加国際病院のエレベーターは緊急モードがあって、暗証番号を入力すると、
最優先で使用できるような機能があります。帝王切開のあとNICUまでの搬送時などで私も何度か使った経験があります。
中徳の新病院はもっと高層の計画なので、CPRコールに対応しやすいようにエレベーターも検討しないといけないですね。

指導医講習会とは関係ない話題になってしまいました。
毎回感じますが、この講習会はスケジュールがタイトなのでぐったりです。
                副研修委員長 今西康次

研修の壺 ~其の拾~

2010-03-11 22:49:08 | Weblog

~其の拾~
 『seeding』


 おひさしぶりです。

 沖縄マラソンおつかれさまでした。
 翌日、真っ赤に日焼け(酒焼け?)した皆さんを見て、内心感動しました。
 すごいっすね、完走。私には無理です。
 若干一名、松葉杖でしたが・・・がんばりすぎだよぉぉぉorz

さて。。。
 卒業シーズンですね。

 中徳からも沢山の研修医が卒業していきます。
 寂しくなります。。。

 でも、私は毎年思います。
 日本中へ、「種まき」しているんだと。

 中徳では、お医者さんの、「種」を作っています。
 外に埋めても恥ずかしくないが咲くような、、作りをしているつもりです。
 外の空気で育つと、沖縄とは別のが咲くでしょう。
 咲いたが、中徳へ帰り、色んな種類のが咲いている病院になればと思います。

 DrKの同期、DrM・DrTが帰ってきてくれたときは、病院中で喜びました。
 二人とも、また別のを咲かすべく、新天地へ飛び立っていったわけですが。。。

  DrKがどんなを咲かせて帰ってくるのか。。。
  東京のDrTやDrM。
  千葉のDrI。
  福岡のDrN。
  名古屋のDrF。
  グスクのDrK&H。
  USAのDrO。
  その他数え切れない、中徳の種をまいてきました。

 どんな色のが咲くのか、とても楽しみです。
 立派なを咲かせて、帰ってきてくれるのを待っています。


 しかし、、、、作りってとっても難しいです。
 どこで道を間違え、Nsを敵に回すような反面Drになってしまうのか。。。
 未だにわかりません。
 研修の2年間で、私たちが何か間違いをしてしまっているのでしょうが。。。
 お医者さんの素養と言うか、根っこと言うか、Baseと言うか、、、
 これらの良し悪しは、最初の研修にかかっていると思っています。
 我々指導する立場の人間も、色々考えないといけませんね。
 研修医を守ったり、導いたり、時には厳しく、褒め称え。。。
 いずれにせよ、研修医は先輩医師の背中を見て育つはず。
 立派な背中でしょうか?私自身。。。
 壺は私に言い聞かせているようなものです。
 大きな背中であり続けよう と。


 大輪の花を咲かせるよう、遠く沖縄から見守っていますよ。
 そして、帰ってきてくださいね。


   Dr.Σ

第1回!

2010-03-11 18:59:57 | Weblog

~第1回 中徳ER 小児BLS講習会~

子供が急変した時…  皆さんならどうしますか?

まず何をすれば命を救えるでしょうか…

ということで、先週の3月6日(土)午後から中部徳洲会病院で講習会が行われました。

 8歳未満の小児の急変への対応は、方法、技術の点で成人と異なる部分が数多くあるということを皆さんご存じでしょうか?

 小児BLS(一次救急処置法) 気道確保、心臓マッサージ、乳児と幼児の違い、一人法、二人法の違いなど90分にわたり講義が総勢30名弱で行われました。

また、今回は基地内にある保育所の方々の参加ということで英語を交えながら和気あいあいと講習を無事終えることができたとのことです。

 講師として参加されました 新里先生、今西先生、杉本先生、多賀先生、奥村先生、柴原先生、仲田先生、新開先生、直海先生、手登根先生、山中先生その他スタッフの方々(書ききれずすみません)、また受講された方々も含めお疲れ様でした。

     キムヒロ

 


おきなわマラソン その3  結果

2010-03-08 10:35:58 | Weblog
スタートのころには雨も上がり、まずまずのコンディションで始まりました。
途中から晴れ間も広がり、湿度も高くて、ちょっと暑かったですね。
かなり汗もかきました。
内地の徳洲会病院からのランナーも含めて、上位陣の結果です。
2時間台のランナーも暑さとコースの起伏に難渋したそうです。

69位 3:02:25 奥田澄夫 鹿児島大隅鹿屋病院外科医師
82位 3:06:23 前田靖  中部徳洲会病院放射線科技師
110位 3:12:42 太田孝志 湘南鎌倉総合病院救急部医師
239位 3:26:31 佐藤雄生 湘南鎌倉総合病院研修医
575位 3:49:02 具志堅益一中部徳洲会病院放射線科医師
652位 3:53:09 川島実  山形庄内余目病院内科医師(中徳OB)

そのほか私の知る限りでは
4時間17分 手登根勇人 中部徳洲会病院研修医
4時間27分 今西康次  中部徳洲会病院小児科医師

女医研修医3名も無事に完走しました。
そのほかのメンバーも大勢完走し、多くの笑顔につつまれました。
救護班担当の医師、看護師の皆さんも、お疲れさまでした。
                 今西康次

おきなわマラソン その2 琉球新報の記事より

2010-03-07 17:19:54 | Weblog
50人以上のエントリーをうけて、新聞の取材がありました。
前研修委員長でTeam tokushukaiのリーダーである具志堅先生が熱く語っていました。詳しくは記事を読んでみてください。記事の写真は医局のメンバーですが、ランナーとして参加しているのは、薬剤師、検査技師、看護師などあらゆる職種の皆さんです。

次はランナー女医の番組をレポートしますね

                 今西康次

おきなわマラソン 大勢完走 エントリーも50人

2010-03-07 16:58:29 | Weblog
中徳からは50人以上がランナーとしてエントリーしました。
そのほか、大会本部の医療班も担当していますので、おきなわマラソンに関係する職員は80人近くになります。今朝の琉球新報朝刊でも大きくとりあげてくれました。

スタート前は大雨でしたが、スタートのころにはほぼ雨も上がり、コンディションはまずまず、でも走り始めると陽がさしたりしてちょっと暑い大会でした。研修医一年目の女医3名がチーム登録していたのを沖縄テレビの目にとまり、3名はレース中もしばしば取材されていたようです。20日のおきなわマラソン総集編の番組の中で取り上げられるそうです。3人とも無事完走しています。

当院では研修医に、ランナーとして走る、医療班としてランナーを助ける、病院で当直してランナーを診る、のいずれかを課しています。病院あげておきなわマラソンをサポートし、おきなわの心に触れてもらうのが狙いです。

今回は、内地の徳洲会病院からも2時間台レーサーが4名やってきました。沖縄のコースは起伏が激しく、思い通りのタイムを出せなかったようで、来年リベンジするとのことです。次回はもっと多くのランナーを呼び寄せようと思っています。
               副研修委員長 今西康次

明日はマラソン☆

2010-03-06 00:45:48 | Weblog
Kです。

いやー思い起こせば、5年前、Mとオレが沖縄マラソンに出始めて
研修医が出ることが恒例のようになってしまいました。
今年はいけないけど、またがんばって行きたいなー。
ビーチパーティーに続いて第二のOB&OGの同窓会の場になりそうですね。

そういや先週は、土曜日の午後からなのに
比嘉先生や外科の先生方が多く出席して下さりありがとうございました。

僕なりに何を伝えることがいいのか考えた結果、ああいうPPになりました。
看護師さん向けでもあり、簡単に作りすぎましたが、
こんなにもeasyに文献検索ができること、
そして常に変わりゆく医療に対していつでも情報を得るシステムを学ぶことを伝えることが
2年生の今後や、中徳の発展に繋がるのではないかと考えた結果です。

O、S、Tがしっかりと後輩たちに伝えてくれたらなぁと思う今日この頃です。
僕がいまのボスから教えられたことは論文を読むことではなく、
CASP japanにもあるように

1) 見つける
2) 吟味する
3) 行動する

なんです。最終的には患者さんに対してどう行動していくかが問題で、
患者さんのために、見つけ、吟味するのだと教えてもらいました。
常に患者さんのためってのは、本当徳洲会のときと同じだなぁと思いました。

そうそう、PPの内容はうちのボスが、守るものを守ってたら
どんどん広めてもらって構わないとのことでしたので。
HPのアドレス載せときますね。
そろそろ群星のオリエンテーションも近いのでI先生。また頑張って下さい。
陰ながらめっちゃ応援しています☆

CASP japan:http://caspjp.umin.ac.jp/

お疲れ様です。

2010-03-04 01:34:25 | Weblog
こんばんは、Dr.Oです。ただ今CTカンファを勉強中。お疲れモードになっています。
ひさびさに急性腹症のCTは難しいですね。となりでは、H先生が、うとうとしながら、ようやく100門目にたどりついたようです。
こんな風にして、毎年重ねて5年間が経ったんだなと改めて感激しています。

小児T&A in Okinawa 第2回

2010-03-02 23:20:00 | Weblog
OBのみなさん、あつーい書き込みありがとうございます。
話題のI先生はチリへ飛び立ちましたよ。TMATで地震の災害医療支援です。

先月、南部医療センターにて小児T&Aセミナーがありました。
飯塚病院の総合診療部の先生方が中心になって立ち上げた、
非小児科医のためにトリアージをテーマにした初療セミナーです。

私もお手伝いしましたが、実によく練られた実習中心のセミナーでした。
そして、沖縄での第2回を5月の中旬に行う方向で準備を進めています。
日本救急医学会の九州地方会が沖縄で開かれますが、
これにあわせて、3時間程度に圧縮した小児T&Aコースを開く予定です。

前回のセミナーに参加したメンバーに声をかけて、運営しようと思っています。
飯塚の先生方にもすでに協力のお願いをしております。
これを機に、病院横断的に協力し合える体制ができるといいなあと思っております。
中徳からは手登根、江角の二人に中心になってもらう予定です。よろしく。
                                   今西