なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

試験の準備

2010-01-22 22:32:12 | Weblog
こんばんは。
12月に神戸から帰った時に寒いと思って、オイルヒーターを買ってしまったんですが、3週間経過し、大寒も終え、今更ながら必要がないと思ってしまいました。

そんなことはさておき、最近は引っ越しということが念頭に置いて行動しています。
今まで買いためたがらくたをすてないといけないという悲しみでいっぱいです。5年間使用したパソコン、中古で買った洗濯機、大学時代から愛用している冷蔵庫、誇りのかぶった電子レンジ、唯一沖縄で買った家具であるテーブルなどなど捨てることのできない私は、本当に困ってしまいます。
 あと本もたくさんあって困っています。捨てるのがもったいない。やっぱり整理整頓ができないと本当に困っちゃいます。でもあっても使わないものはいっぱいあるのに、どうして捨てられないのか自分でも困り果てています。私は病気なんでしょうか?

誰か悔いの残らない捨てかた教えてください。

ハイチへ…

2010-01-22 21:57:39 | Weblog

 お久しぶりです。

 臨床研修事務の木村ことキムヒロです。昨年はお世話になりありがとうございました。本年もよろしくお願い致します。 

 沖縄では旧暦での行事が多く、よくカレンダーでも旧暦のところをしばしば見ます。と、1月20日は‘ 大寒 ’ということで「一年で寒さが最も厳しくなるころ」らしいです。

 が、最近の地球温暖化か異常気象のせいか本日の最高気温が22度(那覇市では24度を記録したらしいです…) クラーもしくは扇風機が必要そうですが、「沖縄ってすごしやすな~」と思わせてくれる今日この頃です

 さて、先週末中部徳洲会病院で2日間にかけての講習会が行われました。この講習会はまさに今被災地であるハイチ大地震のような災害救援に行く為の講習で、講師陣の中にも事前に被災地に行かれた方や、講義の後行かれる方が何人かおられました。http://www.jiji.com/jc/zc?key=%a5%cf%a5%a4%a5%c1&k=201001/2010012100348

 (左:先週講義をしていただいた中部徳洲会病院の渡ヶ次先生です。)

  この講習の名前は、その名も 「 T M A T 」(NPO法人) 講習です。

講習には25名の受講者と多数のスタッフの方々に参加していただき無事修了することができました      

実際私も受講させていただきましたけど、このベーシックコースでは、その名のとおり基本的?というか被災地で最低限できなければいけないことが多かったと思いますが、かなり専門的なことが多く実際この講習を受け大変さを実感しました。

この講習には1年次、2年次の研修医の方々を含め多職種も受講されいろいろな目線からの考えなどの必要性も実感することもでき充実した2日間を過ごさせていただきました。また、徳洲会の世界に向けた活動など参加させていただき2日間ボランティアなどで手伝っていただいたスタッフに心よりお礼を申し上げます。

  http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/6c/7005e00b2205c9f45f5c4e7af7ed4846.jpg

(トリアージと呼ばれる色で重症度を識別する講習です) 

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/2c/abc0dad4f3776e9611c64b0b08d0cef8.jpg  

(被災地から帰ってきた時の記者会見の模擬講習です) 

※TMATの活動が中徳のホームページから見れます!。 (TDMAT徳洲会災害医療救援隊)                                

 講習を受講された皆様、手伝っていただいた皆様本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。 TMATを含め被災地に行かれている皆様、そして現地の皆様が無事で安全にそしてすこしでも早く平穏がおとずれますよう心より願っております。                                         

                                           キムヒロ                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              


研修の壺 ~其の九~

2010-01-22 10:38:36 | Weblog

~其の九~
 『エコー技師さんとの付き合い方』



 新しい年を向かえ心機一転 (というより、目の前の沢山のすべき事にズルズルとひっぱられながら) 頑張っている事と思います。

 私なりに思う、コメディカルさん達との付き合い方について、綴ろうと思います。
 第一弾は『エコー技師編』です。

 皆さん、エコーのオーダーをするときに気をつけていることありますか?
 まさか、「腹痛精査」とだけ記入し、オーダーしていませんよね!?

 エコー検査というのは、技師さん個人の技量の差が出てしまうものです。
 Mさんが行えば、私たちが何も言わなくても的確に病気を見つけてくれます。

 なぜか。。。?

 Mさんがエコーを行っている場面を見たことがありますか?彼はエコー中、患者さん本人から問診を取り、触診をし、症状の経過を聞きながら検査に望んでいます。つまり、我々が外来診療で行っているのと同じことをしながら、彼なりの鑑別診断を頭に思い描き、検査を進めていくのです。だから、的確なエコー診断をしてくれるのです。I院長が彼をORまで呼び出し術中所見を確認させるなどしながら、彼を教育し、育て上げた成果だと聞いています。
 だから、Mさんの部下である当院のエコー技師さんたちはとても優秀です。我々医師の怠慢オーダーを彼らが補ってくれているからです。

 研修医であるあなた達が行うべきことは、
  ①簡単に症状・病歴を記入すること。
  ②鑑別診断を列挙すること。
  ③重点的に見て欲しい部分を記入すること。


 たとえば、、、
  「昨日心窩部痛・本日右下腹部痛・下痢」
  「Appe?Dive?Entelitis?」
  「糞石・腹水・膿瘍ありますか?精査お願いします。」

 あるいは、、、
  「呼吸困難・胸痛。拡張期雑音」
  「MIによる乳頭筋断裂?中隔穿孔?解離?」
  「精査お願いします。」

 このようにオーダーすることで、エコー技師さんは『何を』重点的に見ればよいのかがわかり、正確なエコー診断をすることができるのです。

 また、気になる症例は、
  「検査時、私をCallして下さい。」
 と記載しておくと、呼んでくれます。
 エコー室で実際のエコー画像を見ながら、エコー所見を教えてもらい、あるいは臨床医からの意見を言いながら重点的に検査を進めてもらうのが、お互いにとって非常に良いことです。

 研修医 「背中が痛いとのことです。尿管結石ですかね?」
 技師  「うーん、水腎症も無し、石見えないですよ。」
 研修医 「じゃぁ、膵炎は?」
 技師  「膵臓も腫れていないですよ。」
 研修医 「昨日野球していたので、筋肉痛ですかね。。。」
 技師  「あ、Flapがありますよ!!」
 研修医 「・・・解離ですね!心エコーも追加でお願いします!」
 技師  「上行にも解離があります。ARもSeverですね。」
 研修医 「このまま造影CT行きましょう。心臓外科連絡します!」

 このような会話をしながら、検査の場に立ち会うことはとても有意義な時間となります。


 当院ではエコー検査を断られることはありません。すぐ施行してくれるので、とてもありがたいですよね。
 この為、最近は、コメントの無いオーダーが多いと聞きます。
 腹部エコーのついでの心エコーなど。。。つまり、『スクリーニング』です。
 研修医は、『スクリーニング』として『無言のオーダー』をしているようですが、これは技師さんにとってかなりのストレスになるようです。
 膨大な件数の検査を行い、其の中に、『無言のオーダー』が紛れ込んでくるのです。
 あなたたちが、何のコメントもつけずに検査オーダーをしたらどうなるのか考えてみましょう。技師さんはコメントのないオーダーを見て、カルテを開き病状を把握、しかし、カルテ記載がなかったりすると何を見たらよいかわからなくなりますよね。
 ただひとこと、『スクリーニングお願いします』とオーダーするだけで、技師さんのストレスは激減します!


 皆さん、エコー室に通っていますか?
 エコー技師さんたちと仲良くなりましょう。
 エコー室で会話をすることで、診察室・病棟では得られない知識が増えていきます。

 日々、我々の支えになってくれているエコー技師さんたちに大感謝!


   Dr.Σ

あけましておめでとうございます。

2010-01-10 22:44:50 | Weblog
こんばんわ。日直上がりのOさんです。
 今年も宜しくお願いします。今日もたくさんの患者さんを診察して満足しています。年末に帰ってきて、やっとサマリーなども書き終え、去年の仕事を終えることが出来ました。
 試験勉強から帰ってくると、やはり目の前には、患者さんがいっぱいで、机上よりも楽しいですね。 一人で勉強していると、文字ばかりであまり楽しみがないのですが、臨床をすると患者さんが笑ってくれる、患者さんの家族が笑ってくれる、スタッフが笑ってくれる。頑張っているといろんな人が、微笑んでくれる。幸せな気分になってしまいます。これが臨床の醍醐味なんだろうなと思います。