なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

おきなわマラソン 医局メンバーは全員完走!!

2008-02-25 21:51:50 | Weblog

天候に恵まれたおきなわマラソン。
医局からは10名ほど参加しました。
今回は脱落者なく全員完走です。

トップは轟先生で、なんと3時間台!
我らが具志堅研修委員長も自己最高の4時間7分!
病院全体での最速ランナーは、放射線科の前田技師で
3時間14分ぐらいだったと聞いています。凄いのひとこと。

皆さんのタイムは、後ほどレポートします。
ロボットのような歩き方になった.... 今西康次

さあ、おきなわマラソン

2008-02-24 07:36:32 | Weblog

ついに、おきなわマラソン当日です。

朝7時から病棟回診して仕事終了、準備万端です。
これから会場へ向かいます。

医局からも10名以上の参加を予定しています。
会場の医務室には4名詰めて、病院のERでは当直医が待機、
参加者~裏方さんまで病院全体でおきなわマラソンに参加しています。

後日、大会のレポートをします。乞うご期待。    今西康次

救急部勉強会

2008-02-15 23:54:26 | Weblog
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時の経つのは早いもので。。
救急総合診療科もそろそろ1年になります。

さて、昨日行われたのは救急部勉強会なるもので。
ERを担当している研修医と救急部team leaderの杉本先生が
月に1回行っているものです。休みもありましたが
ほぼ年間を通して行われてきたものです。

・t-PA
・ハブ咬傷
・心不全  等etc..

昨日は脳梗塞(cerebral infarction)についてでした。
研修医のまとめてきたものもなかなかだったのですが
脳外科医:嶺井先生の講義がめちゃめちゃ面白かったです。
19:30から始めたのですが、あれよあれよと21:00くらいまで
ぶっつづけで聞いてめっちゃ勉強になりました。
最初は少ない人数だったのですが、徐々に人が増えていき
最後には研修医含め20人弱は参加していました。
その様子を一枚。ではまた。
次回は喜舎場先生のカンファをアップします。

                          今日も当直K

仕事してるなあ!

2008-02-15 09:52:15 | Weblog
2日くらい前から聴診器から聞こえる呼吸音が妙に小さく感じるようになってきました。おかしいなあと思って聴診器の膜部分を触ると、ゴツゴツいう音がちゃんと聞こえます。そういえば、なんとなく耳がボーンとした感じがするから、そのせいで聞こえにくいのかなあ?と思い込んでいたのですが、やっぱり呼吸音や心音が聞こえにくい。

納得できなくて、何度も首をひねりながら、聴診器をコツコツたたくと、ちゃんとビンビン聞こえる。やっぱり聴診器は正常か???

ふと、机に置いた聴診器を見ると、チューブの曲がり方がちょっと変ではないか!
なんと、チューブが劣化して割れていたのです。
この小児用は使い始めて5年目ですが、やっぱり悪くなるのですね。
さっそく新しい交換チューブを注文しました。

チューブが劣化するのは知っていましたが、実際に経験してみると、なかなか気付かないものです。患者さんに使うときはチューブが伸びているので割れ目が生じ、自分でコンコンたたいてテストしている時はチューブが曲がっているので割れ目が生じず、わかりにくかったのでしょう。

まじめに仕事しているなって感じた瞬間でした。     小児科 今西康次

たまには

2008-02-12 23:42:36 | Weblog


息抜きも必要です。
知念城付近で。

ここcafeなんですよ
すげぇいい眺め。
外気温20度でした。

そろそろ桜が満開かなぁ。
日が早くなってきたなぁと感じるこの頃です。

                           今日も当直K

Smile!Smile! is freedom

2008-02-09 20:59:10 | Weblog
先月から始まった『Smile!Smile!』の話やけど

前回の原稿は総長・院長・研修委員長・センター長などなどの挨拶やったなー
Smile!Smile!は2ヶ月に1回やから、次は3月に出るはずなんよね

とするとそろそろ原稿の準備とかあるはず。。


って考えてた時のことやけど。


いやまてよ・・・?! ひょっとするとー
次くらいオレにまわってくるかもしれんなー
それやったらいいネタ考えなあかんからそろそろ準備せなあかんし。。
いや、でもオレの前にはー
あの人とあの人と・・・いや!?でも可能性としてなくはないなー
とか考えながらー

ホンマにさりげなく何でもない振りして話しかけて
『Smile!Smile!ってー、次3月に出るんですよねー
        準備とか忙しいんですかー?ふーん。。』
って話しかけたらー
『あっ!K。原稿書いてくれへん?お願いしようと思ってたー』
って言われてー
『マジですか?!オレなんかでいいんですか?』
って言いながらー、【よっしゃー!オレに来たー!】って思って原稿の準備するかー


何でもない振りして話しかけてみるもののー
『準備とか急がしいんよー』
って言われるだけで終わってー、でさらに
【あー、もしかしてKって原稿書く気でおったんかなー、まさかなー】
って心の中で思われるかもしれへん。。
あー危ないからやめとこー
って考えて話しかけることすらやめてしまうのはーーーーー


自由だー!!!


Smile!Smile! is freedom!
Smile!Smile! is freedom!  (o゜◇゜)ノはぃ一緒に☆
Smile!Smile! is freedom!
Smile!Smile! is freedom!
Smile!Smile! is freedom!
Smile!Smile! is freedom!

(ギター演奏中♪)

でも、話かけんかったらー
この原稿・・・無駄になるで!?


Thank you!!!


                        犬○ヒロシじゃなくK

七難八苦から四苦八苦へ

2008-02-07 23:37:26 | Weblog
カンファが少ない!勉強会も少ない!委員会が活気がない!患者様を救え!救急車を断るな!離島僻地へ!コメディカルとの飲み会も!学生の勧誘も!もっと気合いを!

と思っていたらこーなりました。

【2月】
1日 喜舎場先生(県立中部病院感染症)カンファ
4日 病棟飲み会 朝6時まで
5日 当直
6日 病棟で急変に対応 帰宅できず
7日 4日から家に帰ってないことに気付く   ←いまココ★
8日 伊良部当直
9日 伊良部当直
10日 当直明けで沖縄に帰る
12日 嫁が実家に帰る と同時に当直
13日 教育委員会(2ヶ月前から委員長就任) 救急部飲み会(次年度方針について)
15日 喜舎場先生カンファ 当直
16日 感染症勉強会
17日 日直
18日 宮城征四郎先生&Johnston先生カンファ(Pittsburgh内科教授)
19日 高血圧症勉強会
21日 Duker先生講義(Pittsburgh大学生化学教授)
22日 川上先生(岸和田徳洲会病院:米国内科・呼吸器科専門)カンファ&食事会
23日 川上先生カンファ後 徳島帰省 徳島学生説明会
24日 沖縄帰省後 当直  内科認定医提出締め切り
26日 抗生剤勉強会
27日 リウマチ勉強会
28日 稲福先生(琉大総合診療科)カンファ 当直
29日 寺沢先生(福井医科大学救急部教授)カンファ&食事会


じゃ。

【P.S】
四苦八苦(しくはっく)とは、仏教における苦しみの分類。

根本的な苦しみを生・老・病・死の四苦とし、四苦に加え、愛別離苦(あいべつりく、愛するものと分かれなければならない苦しみ)、怨憎会苦(おんぞうえく、憎んでいる対象に出会う苦しみ)、求不得苦(ぐふとくく、欲しいものが得られない苦しみ)、五蘊盛苦(ごうんじょうく、心身の機能が活発なため起こる苦しみ)の四つを加えて八苦という。

人間の煩悩が百八有るといわれるのも、この世が苦しみで満ちているから、という説もある。四九で36、八九で72、合せて108になるという。


                              研修医K

ブルガリア ソフィア病院研修報告

2008-02-05 10:50:18 | Weblog

約1年前に開業したブルガリアのソフィア病院での研修がスタートしました。初期研修医と後期研修医を対象とした研修会の第1回目に参加してきました。第1回は全国の徳洲会から11名が、当院からは仲間、柴原、今西の3名が参加してきました。写真は病院の前でのもの。現在500床がオープンし、4月から1000床となります。手術は毎日40件以上。開心術が4件/day、大血管手術が150件/month。心カテ15件/day、PTCA5件/day。平均在院日数が4~5日と、日本の大病院をしのぐパフォーマンスです。すでにブルガリアを含め旧東欧圏ではトップの地位に。


昼食は最上階にある職員食堂を利用しました。品数は多くはありませんが、明るいレストランで、遠くにスキー場を眺めることができます。写真の右手前はブルガリアの冷製スープです。ブルガリアのヨーグルトは酸っぱいと聞いていたのですが、現地で食べたヨーグルトは酸っぱいことは一度もありませんでした。明治のブルガリアヨーグルトは酸っぱすぎるような気がします。


小児科病棟での一こま。小児病棟は32床。スタッフは10名と大所帯です。腫瘍と循環器以外は総てのサブスペシャリティーが揃っていました。部長は腎臓がご専門で、専門外来では国立こども病院からも紹介患者が来ていました。WEST症候群の子どもや、糖尿病など内分泌疾患のお子さんも入院していました。規模的には大学病院クラスです。毎朝の病棟回診は2時間くらいかけてじっくり回っていました。ブルガリア語が中心ですが、ラウンド中は半分ぐらい英語で解説してくれました。


新生児科チーフと。新生児科は診療を始めたばかりですが、すでにNICUには1000gクラスの低出生体重児が3名入院していました。一人は挿管されていました。産科の分娩数が70人/月と比較的多く、今後ますます需要は増大しそうです。


ロシア正教寺院(聖ニコライ・ロシア教会、1913年)。他の宗派の寺院に比べて金が多く使われていて華やかな外観。もちろん内部も自由に見学できました。ソフィア市の中心部にはいくつかのキリスト教寺院が点在しており、歴史の重厚さを感じさせてくれます。


アレキサンダル・ネフスキー寺院、1922年。建設に40年を費やしたというバルカン半島最大の寺院。内部には巨大なシャンデリアがあり、モザイク壁画が美しい。


聖ゲオルギ教会。4世紀にローマ帝国によて建立された寺院。シンプルゆえに長い歴史を感じる。

現在の日本はアメリカの影響を強く受けているが、ヨーロッパに病院を建設したことで、生のヨーロッパ文化に触れるチャンスを得ることができた。歴史的な重厚感は比較するまでもなく、軽薄短小化が進む私たち日本人にとって、とてもいい刺激であった。外国に病院を建設することは想像を絶する困難を伴っているが、開業当初から順調に運営されていることは、まさしく奇跡的なことであるといえる。新病院に対するブルガリア国民の期待の大きさはもちろん、国を挙げて支えていただいているということを強く感じた研修であった。
                       小児科 今西康次