なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

医学部 実習生 感想文。

2013-04-02 20:58:16 | Weblog
 ご無沙汰しております。
 先日は前記事の中部徳洲会病院2期生の奥村先生、その後一週間後6期生の江角先生の講演本当にありがとうございました。
医局の先生方の参加人数も医局員の約半数ほど集まり、とてもいい環境であることを改めて感じることができました。
今後とも卒業生の先生の講演も活発的に行ってまいりますので、卒業生の皆様ご協力よろしくお願いいたします。

さて、今回のブログは実習生に来ていただいたときに当院の研修を医学生さんの立場から皆様にお伝えできたらと思い感想文を書いていただきましたのでご紹介いたします。
一週間ならない前ですので学年が1年次は現2年次となっておりますのでよろしくお願いいたします。



木村様

遅くなりましたが、実習の感想をお送りいたします。4日間、本当にお世話になりました。こちらはは寒さが尋常ではありません。早く沖縄に戻りたいです。暑い夏にまたお会いできることを楽しみにしております。


中部徳洲会でお世話になった皆様

A大学新6年生のTと申します。3月25日から27日まで実習させていただきました。加えて28日には中部徳洲会OBの先生の講演会を聴かせていただき、さらにはバスケットボールの練習にまで参加させていただきました。一般的な病院見学とは思えないほど、本当に楽しい4日間となりました。

<1日目>
総合内科の朝回診から参加しました。ありとあらゆる疾患を扱っていることにまず驚きました。H先生の下、研修医の先生はじめ、若い先生方が多くの患者さんを担当して入院から退院まで管理されていることが印象に残っています。研修医の先生の多くがスタッフとして総合内科に残られるということは、やはり学ぶのに最適な場所だということですから、初期研修医としてまずはジェネラルな力をつけたいと考えている私にとってはとても魅力的に思えました。

ご自身もお忙しいなか、研修医のY先生はある患者さんの病態について「一緒に考えてみよう」という形でレクチャーをしていただきました。先生のお人柄と合わせ、不勉強な学生を持ち上げつつ教えていただき、とても楽しい時間でした。

お昼前から2件の手術を見学させていただきました。午後には病棟でのCPA患者への対応の場に居合わせることになりました。先生方と看護師さんたちとが必死にCPRを行う様子をただ見守るだけでしたが、現場の緊張感を肌で感じて「来年は自分が対応するのだ」とリアルに考えることになりました。

<2日目>
外科の手術が少なかったため、救急を見学させていただきました。この体験は本当に衝撃的でした。これまでにいくつかの病院を見学させていただきましたが、中部徳洲会の初期研修医ほど、多くの救急車を一人でみている医師はいないのではないでしょうか。実際には「スーパー看護師」の皆さんが非常に重要な役割を果たしていることがすぐにわかりましたが、それでも患者さんへの処置を素早く決断しなければならない現場を見て、恐怖を感じてしまいました。「輸液や抗生剤など、現場の知識もまったくないまま、初期研修医になった自分が果たしてここで働けるだろうか」。6年生になって国家試験の勉強をするなかでも、自分なりに勉強しようと決意するに足る経験でした。

<3日目>
1年目のK先生が虫垂炎の手術を執刀する場を見学させていただきました。消化器外科に進むことも考えている私には、1年目から、多いときで10例も虫垂炎の手術を執刀できるのは魅力的でした。T先生の丁寧なご指導方法からも教育熱心な風土を感じることができました。

実習を終えて、ほかの実習生とともに南部徳洲会まで車で送っていただいてしまい、本当に至れり尽くせりの見学となりました。Kさんはいつも気さくに対応していただき、さわやかな笑顔と時折でる関西弁とからとても心地よくサポートしていただきました。

看護師さんやスタッフの皆さんにも優しい言葉をかけていただき、病院全体の雰囲気が温かく感じることができました。



今回の体験をふまえ、研修する環境が充実していることはもちろん、受け身にならず自分自身で積極的に学んでいくために中部徳洲会は最適な場所だと感じました。先生方と一緒に働く機会をいただいた際には必死に学んでいい医師になるべく命をかけて2年間働きたいと思います。その際はなにとぞよろしくお願いいたします。

4日間、本当にありがとうございました!