なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

行ってきます!

2011-09-29 23:36:34 | Weblog

國永です。

以前にも話したことがあるのですが、川島先生が9月29日から東北にある気仙沼市立本吉病院に勤務が始まりました。

それに伴い、プライマリケア連合学会が川島先生の支援に入ることが決まっています。

10月の開始時期は困難も多いかと思います。

 

そこで、10月1日から僕はプライマリケア連合学会支援プロジェクトのPCATという支援チームで東北に支援に行ってきます。倉中は休職です。

何ができるかわかりませんが、がんばってきますね☆彡

 

時々報告にきます!

ではまた。

             國永直樹


ノートパソコンのリチウムバッテリーのお話

2011-09-22 09:59:23 | Weblog

研修のこととは全く関係ないのですが、知って得するノートパソコンのバッテリーの知識をご紹介しましょう。

最初のころは電池で3~4時間利用できたノートパソコンも、1年もすれば電池の持ちは悪くなってきますね。
現在のパソコン用電池はリチウム電池が主流ですが、普通の乾電池とはことなり複雑な構造になっています。
次の写真は、パソコン用電池パックを分解したものです。

この電池パックには、緑色した電池セルが6本入っていました。このセルは18650型リチウム電池でもっとも頻用されているものです。1本当たり3.7V/2200mAです。3本並列×2の構成で、7.4V/6600mAの容量となります。電池パックは6本のセルと制御部分からなります。制御部分はセルの電流を感知して、容量を決めています。セルは使っていくと劣化しますので、セルがどの程度の電力を保持できるのかを制御部分が管理しています。新品では2200mAだった能力がどんどん低下していくのです。

電池パックの制御部分の情報を更新する
使っていくにつれてセルが劣化し、制御部分はセルの残容量を都度計算していますが、実際よりも低い値になることがあるようです。

昔のNECのノートには、この情報を更新する機能(リフレッシュ機能)がありました。Windowsが起動していない状態で、フル放電とフル充電をすることで、情報を更新できるのです。実際にはBIOS画面の状態で、放電と充電をすれば良いようです。BIOS画面は多くのパソコンで電源投入後にF2キーを押すと表示されます。新しい電池パックを買わなくても電池の持ちを良くすることができる可能性があるので、ぜひ試していただきたい。実際の電池の容量はYbInfoなどの電池用ツールを使うと、残容量を知ることができます。

  なぜ、現在のノートにはこのリフレッシュ機能がなくなったのでしょうか?制御部分の性能が改良され、わざわざリフレッシュなどしなくても良くなったのかもしれません。残念ながら私はこの件について十分な知識を持っていません。

 

今回はパソコンのリチウム電池のセルを交換してみました。
コストは3000円。交換にはハンダごてやニッパなどの工具を必要とします。上の写真は電池パックをカッターで切り開いたものです。ていねいに切り開くと電池交換後に綺麗に仕上がります。

セル交換後に新しいセルの容量を認識させるための操作が必要になります。これをしないと、交換前の「持ちの悪い」電池のままです。理由は先に述べたように、古い電池の情報を制御部分が保持しており、新しい電池セルの状態を反映できていないからです。次の写真は、電池セル交換後のYbinfoの情報です。残容量が新品の時(設計容量)の6割くらいになっています。新しい電池の性能が悪いわけではありません。制御部分に古い情報が残ったままなのです。この情報を更新する必要があります。


電池セル交換直後:設計55272mWh、フル30013mWhと表示されています。これは新品なら55272、現在の能力が30013と約6割に劣化したことを示しています。すでに電池セルを交換していますが、制御部分には古い情報が残っているのです。この後、フル放電充電を繰り返すことで情報を更新できます。
 

 

今回のようにセルを交換しても残容量情報は変わらないので、最新状態に更新する必要があるのですが、特別な作業が必要になります。その方法とは、パソコンのBIOS画面の状態で充放電を繰り返すことです。次の写真に示すように、交換直後は30013mWhだった容量が、52651mwhになりました。充電はBIOS画面を表示した状態、もしくは電源を切った状態が良いでしょう。

フル放電1回後:BIOS画面で放置して電池を使い切ります。その後に電源コードをつないで起動し、Ybinfoで見てみるとフル48065mWhと増えています。セル交換後はこの作業が必須ですが、交換していなくてもこの作業をすることにより残容量の更新ができるので、場合によってはより高い値になって電池の持ちが良くなる可能性もあります。

フル放電充電を数回繰り返した後:フル52651mWhとかなりいい数字になりました。電池の持ちも4時間くらいに復活し新品のころと同じになりました。

互換品メーカーの電池パックも持っていたので同じようにセルを交換したところ、そちらは設計<フルというように、元よりも高い値になりました。この違いはおそらく制御部分の性能によるのだと思います。いずれにせよフルの値が高ければ、その値まで充電してくれますので電池での稼働時間は長くなります。


ノートパソコンの電池の持ちが悪いと感じたら、まず上記のリフレッシュ作業を行ってみてください。その前にYbinfoで正確な残容量を調べてみるのがよいでしょう。少しでも長持ちするようになれば儲けものです。

電池セルの交換はそれなりの技術が要ります。セル交換サービスが商売として成り立っているぐらいですからね。しかし、わずか3000円ほどで性能が回復しますので、だめもとで試すのもいいでしょう。リチウム電池は高電流ですので、ショートさせると発火したり場合によっては破裂する危険性がありますので、慎重に行ってください。捨てるときもショートしないようにご注意を。セルの購入は、私は若松通商というパーツ店から通販で買いました。

わかる範囲でご質問にお答えしますので、このブログにコメントいただければと思います。

今西康次 元システムエンジニア


第2回 卒業生講演会 群星2期生 奥村 善人 先生 

2011-09-15 17:05:53 | Weblog
お疲れさまです。
7月よりアメリカのニューヨークにあるNorth Shore University Hospitalで救急研修医として働き始められました、奥村先生が日本に帰ってこられるということをお聞きして、失礼ながら「研修医の先生がたにお話しをしていただけないでしょうか?」とお願いしたところ快くお受けしていただき、昨日の第2回「中徳を卒業して」が開催されました。
 7月から行かれていてさほどお変わりはないとのことでしたが、ジーンズにTシャツでこんがり焼けていて何かアメリカンな感じ(個人的な意見です)を受ました。
 中徳にいるころから後輩の為に定期的に勉強会を開いたり、このブログにはコメントを残したりと、とても後輩育成にも力を入れられていて昨年中部徳洲会病院のベストチーチャー賞(研修医からの投票)にも選ばれました。
 講演の内容は奥村先生がアメリカに行かれて経験したことや、医療体制や救急のことなどざっくばらんにお話ししていただきました。依頼時は30分程度と言われていましたが伊波院長はじめ、スタッフの先生、研修医など20名以上参加があり多くの質問で1時間以上話していただき、とてもいい講演会でした。
 奥村先生本当にありがとうございました。



 

中徳に来られた学生さんでお聞きしたい方は、木村まで気軽にご連絡ください。 
                                               臨床研修事務 木村

伊波院長、厚生労働省へ

2011-09-12 18:48:48 | Weblog
お疲れさまです。
 先週の「救急の日」9月9日(金)に厚生労働省で中部徳洲会病院が表彰式に出席されました。
この賞は「平成23年度救急医療功労者厚生労働大臣表彰」というもので、多年にわたり地域の救急医療の確保、救急医療対策の推進に貢献した団体(医療機関を含む)及び個人を対象として、各都道府県知事からの推薦に基づき、厚生労働大臣が功績顕著なものを表彰するものであるという名誉なものをいただきました。
 日頃、救急に対する中部徳洲会病院の姿勢が表彰という形で評価されたものですが、伊波院長はじめ医師、看護師、コメディカルが一丸となってたらいまわしの多い昨今「救急を断らない」という信念のもと実行に移してきた賜物であると思います。
日頃、救急患者様のファーストタッチをしている研修医はじめ、スタッフはもちろんこれまでに中部徳洲会病院を卒業されていった先生方、本当にお疲れさまです。また、これは救急隊との連携のたまものでもあります。
この記事を見てくださった学生の皆様、そして卒業して行った先生方、さらに救急医療に興味のある先生!患者様の為さらに質の高い医療を目指して、一緒に働いてみませんか!中部徳洲会病院はこれまで以上に質の高い医療を患者様に提供できるよう職員一同向上してまいります。一緒に働いてみたい方見学お待ちしております! こちらから  中部徳洲会病院ホームページ


群星沖縄 臨床教育セミナー

2011-09-06 15:01:37 | Weblog
 お疲れさまです。
昨日は群星の臨床教育セミナーに研修医の先生方と参加してまいりました。
総勢55名の参加となり席も埋まって、すこし遅れていきましたが何とか先生方も座れ落ち着いて講演を聞くことができました。
先月は大浜第一病院で第二回SimHamaシミュレーションで学ぶ“バイタルサインからの臨床診断”に一年目の中島先生も参加され、「勉強になりました」とのことですし、どんどん研修医を連れて勉強に行こうと思います!
 岩野先生はじめ群星の皆様ありがとうございました。





キムラ